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プログラミング思考

・アイデアを表出する思考体系
・思考を細分化するプロセス
・目的と手段のロジックツリーを組み立てる
・タイムスケジュールを追う
・デバックを楽しむバリデーション

 小学生を対象にプログラム教室を夏休みなどに開催しています。
始まったばかりでもあるのですが、パソコンを持っている学童が増え続けています。結果、ITスキルに親しんだ人がどんどん社会へ巣立っていく訳ですが、ここで新しい課題が生まれたのではないかと思います。

 大きなデーターの塊から意味理解をしようとする作業は、もっぱら人が担っていたのですが、勘所・経験・度量などの怪しげなKKD理論だったところでも仮説検証型のAI思考が、着々と侵攻してきています。

 数理シミュレーターの目覚ましい進化によって、発点と着点を定義すればその遷移にまつわる数理は、人が考えなくても組み立ててきます。最も進展している分野は、汎用相場のある取引で顕著に現れています。

 AIによって人が介在する作業(業務)は確実に強化学習型の仕事で応用され。経験を重ね習熟するコトで業務が構成されている仕事は、世界で一つの解決点に達した思考マクロがあれば良く、大勢の人が多様に解く必要は全くなくなってきています。演算はARM、インターフェースはUSB、ビジネスにはoffice、スマホはiphoneなどに集約されてきました。

 では人は何をすべきなのか、何が出来るのか、の問いになる。
世界はエントロピーで満ちており、人はモノコトを壊しては組み立てるコトで生きてきており、続きをまだ歩んでいくのだと思っています。

 小学生への問い掛けがあるとすると、エントロピーのように答えの無いジャンルへの興味が湧いてくる事案が良いですね。過去問題を解くでは、過去事象の記憶を辿っていきますが、明らかにデジタルプロセスに則していますのでシステムマシンが圧倒的に有利です。

 生命工学、量子力学、天文学など、解明されたとは言えない未領域がまだまだたくさんあります。このように答えが確定できない世界では、その解答がシンプルで美しいかという基点で理解していこうとします。この判断基点は ”ひと” だけが有していると私は理解しています。

 ITスキルのニュースに触れ、書きたくなって傍論を記してしまいました。お読みいただきありがとうございました。

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