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ストレスゼロ。心地よく成長を楽しめる2歳の「ゆるトイトレ」

幼い子を育てる親の難関と言ってもいい「トイトレ」。私たち夫婦も、子が2歳になった頃から、そのことを考えるだけで、ほんのり気が重くなり、うーんどうしよう…と思っていました。

でもね、いざ始めたら"大変"ラベルを貼られがちなトイトレを、ぜんぜん無理なく、一緒に楽しめています。成長する過程も興味深くて。

今日はそんなリアルな体験談を書いてみます。

家ではパンツ!

今、息子は2歳6ヶ月。家はほぼパンツ(寝る時はおむつ)、短い外出もパンツ。完全に取れているわけではないけれど、そもそも「いつまでに取りたい」なという焦りもない。

唯一大事にしているのは「心地よさ」。大人も子どもも心地よく。心地よさを一番にしているから、無理がなくイライラも募らないのかも。

互いのペースに合わせつつ、私が良いと思う道も取り入れつつ、取り組んでいる今だから書けることがあるはず、と思い切って筆を執ってみました。

(私たちはトイレを学ぶ「トイレットラーニング」という言葉を普段使っていますが、記事内では分かりやすくするために「トイレトレーニング(トイトレ)」という言葉を使います😌)


紙おむつへの違和感、0歳からパンツ

紙おむつに、どうしても違和感があった

もともと紙おむつに違和感がありました。きっと、生理中の紙ナプキンを布ナプキンに変えたことで、生理痛が激減し、嫌なムレや匂いともおさらばできて、心地よく過ごせている実感があるから。

もちろん現代において助かる存在であることは承知。なので「布おむつにしなきゃ!」ということもなく、0歳の頃から基本は紙おむつで「おむつなし育児」の本を読んで、たまにおむつを外してみるなど、ゆるーく「排泄はおむつではなく、外で」という意識付けをしていました。

おむつなし育児については、ぜひ調べてみてくださいね)

保育園が「0歳からパンツ」🩲✨

ゆるトイトレ(と勝手に呼んでみる)にあたって、保育園の存在はとても大きいです。

子が通っている保育園はちょっぴりユニーク。美しい建築、モンテッソーリ教育を軸に、個性をのびのびと育ててくれる。中でも見学時に聞いて良い!と思ったのが「0歳から布パンツを履く」こと。

それは、排泄の自立を大切にしているから。

今の紙おむつは優秀で、おしっこで濡れた不快感に気づきにくいことも。でも、子どもたちもいずれトイレでおしっこをする必要がある。

だから乳児の頃から大人と同じようにパンツを履いて、おしっこが出る→気持ち悪い→着替えるを繰り返すことで「おしっこが出ると濡れるから気持ち悪い」→「トイレでしよう」という意識付けにつながる。

そして何より「気持ち悪さ」を感じた時、周りの大人がパンツを替えてくれる→信頼関係が結ばれていく。という話を聞かせてもらいました。

保育者の数が基準より多いので叶えられることだと思うけれど、その本質的なあり方がすごく良いなあと思って。

洗濯物は大量!パンツは健やかさの証

実際、我が子も0歳児クラスの夏頃から、園で過ごす時はパンツでした。

もちろんおしっこはたくさん出るので、洗濯物も大量!(笑)でもたっぽんたっぽんにたわんだ紙おむつをつけ続けるより、健やか。経済的でもあります。夏はおむつより涼しいね。

パンツで過ごす時間が単純に長いので、子どもにとってもパンツを履くことがスタンダードになっていて、それはいざ、トイトレを始めたときの大事な土台になっていたと思います。

ストレスゼロ、心地よい「ゆるトイトレ」経過

気は重いけど、お家でパンツスタート

布ナプキン経験や、園でのパンツ生活がありながらも、家でトイトレに取りかかるまでは、正直気が重かったです。なんかイライラしそうだし、子とぶつかったら嫌だなあとか。

でもはじめて4ヶ月。日に日に成長を感じられて、すごく楽しいし、子への信頼に繋がっている気がします。

冒頭に書いた通り、今、子は家にいる時はほぼパンツ。気が向いた時に自分から「おしっこ!」と言って、トイレに駆け込み、おしっこをします。成功率は6-7割くらいでしょうか。もちろん間に合わないときもあります。

でも、私たちにとって成功率はどうでもよく、いつまでに外したいという目標もありません。ただ、子どものペースに寄り添う…もっというと、子どものペースを大人都合で邪魔しないことで、自然と自立していくだろう。

ここからはトイトレの経過をご紹介し、最後に心がけたことを書いて締めますね。

[2歳3ヶ月]おしっこでバチャバチャ遊ぶ

パンツデビュー1ヶ月目。はじめはおしっこが出たら、水遊び的にバチャバチャ遊んでいました(笑)足元に水たまりができるんだから、2歳児はそりゃ楽しいですよね。

「バチャバチャしないよ」

と諭しつつも怒ることはなく、淡々と雑巾で拭きました。あと、お風呂前にトイレに誘うことも始めました。「トイレに座ったら1枚シールを貼る」というルールを作ったことで、便座に座る動機づけになったと思います。

あとトイレ関連の絵本を置いて、おしっこが出る待ちの時間に、一緒に読んだりしています。この本が息子はお気に入り。

[2歳4-5ヶ月]止まっておしっこ成功

1ヶ月経った頃、水たまりで遊ぶことはなくなり、おしっこが出た時に「止まれ」と自分に言い聞かせながら、止まってするようになりました。親がおしっこをせき止めるように雑巾を足元に置くと、雑巾の上にするように。

「決められた場所にするって、これはトイレと同じでは…?」すごいですよね、自ら学んでくれました。

お風呂前のトイレの成功率も少しずつ上がってきました。2日に1回成功するくらいだったでしょうか。

ちなみに我が家はおまるは導入せず、大人のトイレに補助便座をつけています。「なんでも大人と同じがいい!」の息子に合わせて。

[2歳6ヶ月]トイレが日常。シールもいらない

4ヶ月目、子の中に「おしっこはトイレで」「パンツがいい」という意識付けが固まってきた感があります。

お風呂前以外でも「おしっこ!」と言って、トイレに駆け込んだり「おむつとパンツ、どっちはく?」と聞くと、大体「パンツ」と言います。

面白かったのが、ご褒美シールを「いらない」と言いはじめたことです。本意は分からないのですが「トイレでおしっこすることが当たり前」になったのかな。そうだとしたらすごく興味深い。

洗濯物は増えますね、仕方ない!

トイトレは育児の醍醐味かも

大人の都合を押し付けない

こんな感じで、完全パンツ移行したわけではないのですが、それでも今、書きたいと思った理由に「トイトレって楽しい」という気持ちが、私たちの中にあるから。

子のトイレについて、私たちは無理をしていません。怒ったり嘆いたりイライラもありません。散歩したり、ご飯食べたり、そんな日常の延長線上。

それは大人の都合を押し付けることなく、子のペースに合わせていることで、子が自ら理解し、成長しているから。私たちは環境を整えて、排泄はすばらしいよ、と伝えているくらい。

本当に、子の内側に眠る力は計りしれません。親がどんなに言って聞かせることではなく、自然と気づいていく。

大変、めんどう、どうしよう…そんな想いを抱えている方も多いと思うのですが、こんな心の持ちようでいれば、そこまで負担ではないかも?ということを最後に書いてみます。

イライラしないために大事にした3つ

①排泄はすばらしいというスタンス
排泄は健やかに生きていく上で欠かせないもの。だから、それを嫌いにならないように…というのは本当に大事にしています。

パンツの時におしっこが出ても全然OK!本当に何も気にしていません。だって拭けばいいんだもの。子がトイレに間に合わなくても「そっかそっか」で終わりです。むしろ「出たことが素晴らしいね」と伝えています。

「おもらし」というネガティブなイメージのある言葉も使っていません。「出た」と事実のみを言葉にしています。

②こちらの装備は手厚く
とはいえ、一日に何回も繰り返されるおしっこ、おしっこ、おしっこ。イライラしないために、装備は手厚くいきましょう。

吸水性のいい雑巾と、大量のパンツとズボンは必須です。とくに雑巾の吸水性…!大事…!ぺらっぺらではなく、ふっかふかの雑巾を用意しましょう。あとは乾燥機付き洗濯機があればなおよし。

③子どものペースを信じる
色々な記事にも書いていますが、やっぱりそれに尽きるなあと思います。「いつまでに外そう」とか「パンツじゃないと!」という親の焦りはダイレクトに子に伝わります。いずれ取れるよね、大丈夫大丈夫、と大らかにいること。


大人も心地よく、子どもも心地よく。それは何歳までに外す、というスピード重視とは異なる、私たちなりの正解。心地よさを一番にしているから、無理がない。ストレスもない。

そして心地よさの基準は、親や子によってそれぞれです。だから難しくて面白いのでしょうね。

少しでも私たちの記録が皆さんの「ゆるトイトレ」の参考になったらうれしいです。

Instagram:@naotadachi
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