研究授業100回

定期購読100円、1記事でも100円

私は心配性だ。
記事を一つだけ購入できるようにしたら、数名の方が購入してくださった。しかも、複数の記事を購入してくださった方もいらっしゃる。ありがたいけれど、ふと心配になった。
定期購読(読み放題)でも100円なのに、200円、300円を払ってくださっている方がいる。もしかして、1記事100円にしたから、定期購読と間違えたのかもしれない。どうすれば良いだろうか。1記事50円の設定ができればいいのに。

研究授業は無駄だ!?

さて。「最近聞かなくなった言葉」シリーズの3回目は、
研究授業100回
である。
「研究授業なんて役に立たない」
そんな言葉がSNS上で頻繁に登場する最近では、「研究授業100回を達成しました!」なんて発言したら、荒れそうですね。
この言葉は言わずと知れた教育技術の法則化運動の創設者であり、TOSSの主催者でもある向山洋一氏のものである。
もしかして、若い方は聞いたこともないかもしれないな。
向山氏や近しい方々は『学び合い』なんて大嫌いだろう。でも、『学び合い』実践者の中には向山氏や法則化・TOSSに敬意を抱いている人は多いと思う。
それはさておき、若き日の私は、向山氏の著書を読み「そうか。研究授業を100回やってやっとセミプロか。頑張らないと!」と燃えていた。結局、100回には遠く及ばないまま管理職になってしまったけれど、でも、積極的に研究授業に取り組んできた経験は、私の中では非常に役に立っている。ただ、
「あなたも研究授業、がんばってみませんか?」
なんてことを言ったら、多くの人に嫌われちゃうよね。
15年くらい前までは、大半の人が「研究授業=煩わしいし大変だけれど、価値がある」と捉えていたように思うけれど、今では「研究授業=時間の無駄で価値がない」という声が、SNS上には溢れている。そうじゃないと思っている教員も当然いると思うんだけれど、ネット上では言いにくいよね。

100回に意味があるのか、レトリックか

そもそも、なぜ100回なのだろう。

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