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バイゴマ=ベーゴマ(ベーゴマ考23)

「ベーゴマ=バイゴマ」
久しぶりに
オークションに
バイゴマがでた。


私にとっては実に感慨深い。
江戸時代のこれを再現してほしいと
テレビにでたからだ。
(大変だからもう二度とやらない)

ベーゴマは
バイ貝の独楽
「バイゴマ」
が語源で
大阪では今も
「バイ」と呼ばれる。
第二次世界大戦より前は
大阪の方がベーゴマをつくっていたとおもわれる。


江戸時代の武家屋敷の跡から
加工途中のバイガイが発掘されているが、商品になるまえに割れたものなど、失敗したものや、加工する際に出た欠片などが発見されている。
江戸時代と言っても
明治の前は江戸時代なわけで
明治の頃も当初は
このバイガイを切って
砂や蝋をつめたものと金属製のものが混在していたとおもわれる。

表面はタールかな?


前回に手に入れたものと比べても完全に同じ製造方法だ。
表面はわからないが、タールで蓋をしているかもしれない(中身が知りたいが、勿体なくて破壊できない。)

写真でベーゴマの進化を並べてみた

ならべてみた


写真左・バイ貝
写真奥・バイゴマ(江戸~明治)
写真中・おちょこべー(大正~昭和)
写真下・現行品のベーゴマ(中高残るバイガイの切り口模様)

こうしてみると、
ベーゴマがバイガイの形を今も模しているのが分かる。
後ろのうずうずは決して紐を巻きやすくする物ではなく、
貝殻の渦の名残である。

世界をみても、木製のブチゴマからの派生はあれど、ベーゴマは日本独自の進化といえる。

江戸時代には
10月の季語として「ばいまわし」が使われるが、
一説によると平安時代から京都にあったとされる。

しかし、その裏付けの資料はどこをみてもわからない。
どこが根拠なんだろう。

今一度資料をさがさねばならない。
とりあえず
日本で一番のプレイヤーにはなれないから
ベーゴマの日本一の研究者になるぞ!

 #ベーゴマ
#昔遊び研究  
#バイごま  
#江戸時代の遊び  
#江戸時代の遊び道具  

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