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【日記】現場に立つことの必要性

少なくはなりましたが、今でも週に1日半臨床に立っています。
医療保険ではないので、プライベートレッスンという形ですが、腰痛や膝痛などの悩みに寄り添う時間を作っています。

また週に3コマはヨガやピラティスのグループレッスンも持っています。

商品開発やコンテンツ開発、執筆に講師業、そして経営など自分の活動は多岐に渡りますが、セラピストとして決して臨床の時間を辞めたことはこの24年間ありません。

たまに経営に集中した方がいいと助言をもらうこともあります。
確かに、経営者ですから限られた時間ですので、優先順位を考えれば会社経営なのです。
しかし、商品やコンテンツは現場の感覚から生まれてくるものなので、僕自身が開発するのであれば現場は抜かすことのできない場なのです。

僕にとっての臨床は研究開発の場でもあるといえます。
また市場調査の場でもあります。
そういう意味でも、抜かすことはできないのです。

役職がついて、管理職になると現場は若い者に任せるという人も多いでしょう。
経営者はもっとそうでしょう。
でも、セラピストは舵取りも自ら行う、船の船長のような感じだと思っています。
部屋にこもって指示出しをしても外の環境を適時把握していないと適切な判断もできないでしょう。

セラピストの教員の方も、講師業をしている人も現場に立っていないと知識の羅列や論文の引用だけでは、現場のリアリティは出せないでしょう。

よく、参考書や論文を読んでいても、この著者は現場を知らないんだなと感じることがあります。
セラピストとしては臨床です。

臨床で使えない理論や技術をいくら論文から導き出したとしてもそれは、空論です。
論文の読み方は、現場で起こっている現象や結果に関しての根拠を論文で探すくらいでいいのです。
死ぬまで臨床家であったら嬉しいなぁと思う今日この頃です。

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