異質なものが出会うとき - 島地保武×環ROY | 「ありか」ツアー2018

島地保武×環ROY | 「ありか」ツアー2018 

昨年末のYCAMでのAI DJの際にはじめてあって意気投合した環ROYくんに誘われて、彼とダンサーの島地さんのパフォーマンス作品を名古屋まで見に言ってきた。ダンスパフォーマンスのことなど全くわからないのに、終演後アフタートークとしてお二人とともに登壇することに。

ダンサーとラッパーという全く異なるバックグラウンドを持つ二人のコラボレーションに、自分がAI DJでやっていることを重ねてみていた。二人に質問しようと思っていたことはたくさんあったのだが、見終わった直後は自分が今見たものを言語化しようとして頭が??? 状態。聞きたいことは半分くらいしか聞けなかった。

ただひとついえるのは、自分がいかに言語化できる狭い意味での「意味」にとらわれているかということ。

環くん「徳井さんの言ってる舞台作品って演劇の意識が強すぎるんじゃないですか。パフォーマンス作品って、もっと音楽みたいなものですよ。」
自分「でも音楽だったら、もっと構造があるよね。」
環くん「それは徳井さんが西洋的な音楽とかコマーシャルな音楽にどっぷり浸かってるからですよ」

といった会話をして、なんだかしっくり来たのを覚えている。はっきりとした起承転結もなく、なにかできごとが起きるわけではなく... ただそこで生身の身体と言葉がぶつかりあう。そのさまを感じればいい。今期YCAMで取り組んでいるパフォーマンス作品を作る上でもいい刺激をうけた。

もう一つ面白かったのは、島地さんも環くんもあえて自分から遠い人とやるのが楽しいという話をしていたこと. ホームグラウンドから離れて、他の人の世界に「旅」に出る。いったんそれに慣れると、今度は自分のホームグラウンドの見え方も変わって、ホームも悪くないなと思う...。自分がAI DJをはじめてから、自分一人でやる普通の? DJが楽しくなったのと同じ.

お二人ともおつかれさまでした。次は東京でやってください!

終演後、僕は友人がやっている名古屋駅前の自然派ワインとクラフトビールのお店 7days craft kitchenへ。お酒、ごはん、音楽、スタッフ...すべて最高。名古屋に行くときはぜひまた立ち寄りたい。


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