最近、ぼくは友人の女性ミュージシャンに誘われて、二人でよく路上ライブをやっています。

週末になると人が多くなる深夜の繁華街のど真ん中で。

そこでアコギ1本だけ持って、飲んで気分が良くなった通行人の皆さんのリクエストに応えたりしています。

ぼくはと言えば、最近は「ネット路上ミュージシャン」としての音楽活動がメインだったのですが、その人は「リアル路上ミュージシャン」の大先輩なわけです。

その人は毎週週末に路上ライブに繰り出しているのですが、路上ライブへの向き合い方がぼくとは圧倒的に違い衝撃を受けることになります。

「生活費を稼ぎに来てる」

正直、ぼくは路上をやる意義としては新規ファンを増やしたいとかＬＩＶＥする時、来てほしいなくらいしか思っていませんでした。

でも、その人は違った。

明確に、目の前の人にお金を出させることに特化した路上ライブをしていた。

目の前で、飛ぶように入るお札を見てぼくは本当にびっくりしたのを覚えています。

100円、500円、1,000円、そして10,000円。

その夜だけでその全てがギターケースに入ってきました。

これって、すごいことなんじゃないか。

もちろんぼくよりもその相方の方が稼いでいたのは言うまでもないですが、自分もやっているうちに投げ銭をもらえるようになってきました。

これは絶対、すごい！

そう思って自分の備忘録的に、その人の横にいて自分なりに学んだ路上ＬＩＶＥで投げ銭を貰うための心得として書きたいと思う。