見出し画像

【体験記】証券マン時代のエピソード④

皆さんお疲れ様です。
中村です。


今回は約1カ月ぶりに証券マン時代のエピソードPart4です。

以外にも証券マン時代のエピソードを他にも書いてほしいと言ってくださる方が周りにいたのでご紹介します。

前作をまだ見ていない方はこちら


1.2年目クリスマス

www.franz.jp


私が社会人2年目の12月のエピソードです。


当時、私はお付き合いしている女性がいました。


その方は3つ年上で付き合って半年ほどの仲でした。


証券マン時代は地方の支店にいたので主に車を使った営業で、プライベートでもマツダのアクセラスポーツを乗っていました。


当時の彼女とは車で40分程の距離で、私は土日休みで彼女は水曜日と木曜日が休みでしたので、お互いの休みを合わせるのが中々できず半年がたちました。


きたる2019年の12月。


25日は水曜日でした。


私はその日、思い切って有給休暇を取って休みを合わせようと12月月初に上司にも伝え、スケジューラに有給休暇(仮)と入れました。


なぜ、(仮)なのかこの後分かります。。。笑


2.販売目標(ノルマ)

うるらぼ


営業職の方は切っても切れない目標という名のノルマ。


日々のデイリー目標と月次の目標があり、普段は株式手数料、投資信託販売手数料、新規資金導入、ファンドラップetc...


様々な項目の目標が個人に与えられます。


〇〇さんは株のお客様、〇〇さんは投資信託のお客様といった担当しているお客さんごとに好みの取引があるため、リスト化をしていました。


そこで、いつものように目標が与えられたと思いきや。


たまに期間限定で販売される債券などがあり、12月に通常の目標とは別でEB債がそれぞれの支店に販売目標として振って来ました。


11月に手堅い見込みの方に商品を購入していただいていたので、お得意様の持ち札は無い状況。


そんな中、休眠客の掘り起こしを目的にEB債を他の社員よりも多く販売して新たな資金導入に繋げるように指示がありました。


目標は●●万円。


12月は年末にかけてお客さんも中々会える状況でないので、25日くらいをめどに目標を終わらせて、残りは年の挨拶に行く予定でした。


通常のノルマは進めていたものの、EB債の進捗が滞っていました。


刻々と日が経ち、気付けば12月20日。


見込み客を掘り起こすとしても金額が金額なので、信頼関係があるお客さんでないとやはりリスクもあると考えました。


そして、私がたどり着いた先は1年目のころに自分で開拓して取引を始めて下さった方でした。


電話をすると「今月は25日の夕方しか空いていないけど、その時間なら良いですよ」


アポが取れると思った私は咄嗟に「喜んでお伺いさせていただきます!」とその場でアポを取りました。


・・・何か忘れているような?!


そう、当時付き合っていた彼女とデートに行く約束をしていたのです。


当時、必死だった私はそこまで頭が回っていなかったのもあり、当時の彼女に謝罪と埋め合わせの約束の連絡をしましたが、しばらく無視。


私の都合の話なので私が悪いのですが。。。

3.成果の裏側で



そして、25日当日になりました。


最初の方でお話しした(仮)の有休休暇を取り下げ、お客さんとのアポを優先し、ご自宅にお伺いすると。


親身になって話を聞いて下さり、予定していた金額で購入していただけました。


心の中で「きたきたきたー!」と叫びつつもなぜかソワソワする。


そして、仕事が終わると急いで車で当時の彼女のもとに行きました。


すると、家の外まで出てきて開口一番


「別れよう。」



今回の事を謝り、なぜなのか聞いてみると、そこからひたすら怒りをぶつけられ結果的に別れることに。


別れるまでは想定していなかったので驚きましたが、何を優先したか私の選択が生んだ結果です。


しかし、その経験があったからこそ気付いたことがあります。

・決めたことを何が何でも達成すること

・できない理由を言わない

・計画的に段取りを組めば予定通りに進められる

・自分の都合のために選択したことが、相手を思った以上に不快にさせてしまう


その後、人生を変えるきっかけになる方との出会いもあり、東京へ再び出る事にも繋がったので、これからの人生はもっとよくしていくことを決めて、求めている理想の人生を手にする行動と計画をしていきます。

今となってはネタになっていますが、こうした経験からも気付けることや改善できることがたくさんあったことに感謝です。

皆さんもプラス思考で物事を考える習慣を今から作ってみてはいかがでしょうか。

以上、中村のブログでした。

中村尚渡



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?