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ただ、「そこ」にある 2

私は社会の底辺だ
他者が何を思い、どう感じようとそれはゆるぎない事実だ
私は私がどこにいるのか、よく知っている
狭い狭い井戸の底のような場所だ
手を伸ばすだけで端から端まで触れてしまうくらい
狭い世界の中に私は存在している
それが私の自己の限界だ

私は何事にも失敗して当然の生物だ
仕事がうまくいったこと等一度もない
勉学に秀でていたことも無い
運動が出来るわけでも無い
何一つ私は成功することは無かったし
これからも成功することは無い
私の未来に期待や希望などは存在しない

むしろ私に何かを任せる方がおかしいとすら感じる
もちろん誠心誠意努力はするが、完璧とは程遠いだろう
私は完璧に、何かを出来たことが無いのだから
私が成功する理由もまた同時にありえない

どこまで何を努力しようと
私は底にいるしかないのだ
何を願い、何を想い、何を憂い、何を感じたところで
私には何も出来ることは無い
せいぜい眺めることしか

とかく、この世界は私にとって難しすぎる
なんて難易度の高さだろうか
乗り越えようとすら思えない
対人コミュニケーション
誰も教えてくれない「常識」などという偏見の塊
感情への理解
どれも大変に難易度が高いものだと思う
そんな世界で生きているのだから
それだけでものすごいことだと私は感じている

底からの景色

さて、それではそんな底辺から見える景色を語っていこうと思う

・仕事を依頼されるととてつもなく嬉しい
・失敗して当たり前だから、さっさと次に行く
・何も期待していないから、あまり怒ることも無い

ざっとこんなところか

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