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#10 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年3月9日~3月17日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(20:11)は購入後に視聴可能。

#10 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年3月9日~3月17日)

東京大空襲の直前の様々な人間模様、そして運命が大きく動いた3月9日~10日、インドシナにてフランスを攻撃、いよいよ本土空襲が激しくなってまいります。

どこでどんな形で終戦に持っていくのか目処が立っていない中、国が緊張する中、実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録第33巻(上)昭和20年3月9日~3月17日について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(20:11 mp3版:ダウンロード可)いたします。

当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、一緒に学びましょう。

<第10回目>
<3月9日金曜日>
・内大臣木戸幸一
・陸海軍の統帥一元化の問題
・戦争終結等を考慮した場合
・国内体勢
・側近の陣容
・外務大臣重光葵との会談内容
・万一の場合の御覚悟
・陸軍大将田中静壹
・第12方面軍司令部官兼東部軍管区司令官
・陸軍中将川俣雄人
・第58師団長

<3月10日土曜日>
・空襲警報発令
・仏印に対する武力発動につき上聞
・米軍B29戦略爆撃機の攻撃
・帝都各地甚大な被害発生
・賀陽宮廷全焼
・宮廷離宮被害
・侍医塚原伊勢松
・宮城内火災発生
・満州国皇帝溥儀より御見舞電報
・参謀総長梅津美治郎
・仏印当局の不信
・印度支那における共同防衛不可能
・敵性勢力
・内閣総理大臣小磯国昭
・臨時閣議
・帝国政府声明
・東亜侵略の勢力
・郷土の防衛
・印度支那住民
・盛厚王妃成子内親王
・内務大臣大達茂雄
・東京の被害状況
・B29約130機来襲

<3月11日日曜日>
・無条件降伏
・戦争責任者の処罰
・戦争終結の条件

<3月12日月曜日>
・前第5艦隊司令長官志摩清英
・軍状の奏上
・大本営発表
・B29約130機名古屋市来襲
・熱田神宮灰燼
・満州国皇帝溥儀より御見舞電報

<3月13日火曜日>
・戦況の奏上
・軍令部総長及川古志郎
・参謀総長梅津美治郎
・本土作戦に関する奏上
・東京陸軍幼年学校卒業式

<3月14日水曜日>
・昨13日夜の大阪付近空襲被害状況の奏上
・大本営発表
・B29約90機大阪地区に来襲
・雲上より盲爆
・前第2方面軍司令官阿南惟幾

<3月15日木曜日>
・陸軍航空士官学校生徒
・引率の陸軍大佐立山武雄以下1,166名

<3月16日金曜日>
・内親王傳育掛長藤井種太郎
・教育方針
・思召しにより内閣総理大臣が大本営会議に列する
・最高戦争指導会議
・統帥と外交との協調
・日満支鉄道強化

<3月17日土曜日>
・参謀総長梅津美治郎
・内閣総理大臣小磯国昭
・最高戦争指導会議
・第二次大東亜会議延期決定

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

◎葬送行進曲『哀之極(かなしみのきわみ)』◎
昭和天皇大喪の時に使われた曲(F・エッケルト)です。
https://www.youtube.com/watch?v=cuh1JMyPx3k

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の3月と、私たちが生きている2017年(平成29年)の3月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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