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未来づくりのプラットフォーム/第11回ディスラプティブ・イノベーション研究会

今回の収録模様を通しても、ご視聴くださる皆さんからもその場にご一緒いただいているような感覚で、「自分だったらどう感じるかな、考えるかな」と日常や未来を想う気づきや行動へのささやかなきっかけ、ワクワク感につながると嬉しいです。

【前半】
 わたしの小さな違和感シェア
 オンライン読書会 先生、イノベーションって何ですか? 読み深め

【後半】
 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

ディスラプティブ・イノベーション研究会とは

これまで2年間のブロックチェーン研究会(*)から一歩進め、昨秋9月よりディスラプティブ・イノベーションと範囲を広げて探究を深めています。どんな未来を描き、今とこれからをどのように生きてみたいか、発想や行動していくきっかけとなる時間を共有しています。

(*)シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会(2018年6月〜2020年8月まで毎月開催)では、ブロックチェーンを1つのディスラプティブ・イノベーション(Disruptive Innovation/分岐的イノベーション)として探究してきました。 私たちは、Disruptive innovationを破壊的イノベーションではなく、分岐的イノベーションという表現を使っています。

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藤原直哉より

“瓢箪から駒みたいな話。ものすごい技術をねらうものと、ふとしたきっかけで生まれるものと、2つあると思いますね。両方それなりに意味のあること”

“地層から出ることは、すごく大事なことなんですよね”

“あるところまで技術進歩すると、全然違うことが見えてくるわけですよ。今まで問題にしていたところではないところが、ふと問題になってきて。今までが一瞬で飛んじゃうようなこともありますから。ですから、大きな展望をみながら技術開発はやっていかないと、取り残されちゃったみたいになりかねませんから”

“例えば、生物学者は歴史学のことをわからないとか、石油化学の人が金物のことをわからないとかね。タテの壁を突破しなければいけないことは多いから。多くの人が理解していないとタテの壁は突破できませんからね。内に篭っちゃうとまずいなぁと思うことが多いですよね”

“何気ない変化が世の中の構造を変えていることって、すごく多いと思いますよ”

“次どうなるかぁと常に意識を持っていることは、すごく大事なことですよね”

“ひとつの時代に安心しきることはマズいですよね”

“業界の常識こそ怖いものはないですよね。物事をそのまま見ないで、半分遊び心が重要ですよね”

“テクノロジーの上にそのまま乗っかっていてもダメっていうことですよね。自分たちで動かないと。人間性の部分をやらないと、テクノロジーに波乗りしていても難しいよということですよね”

“先端技術を入れればうまくいくと思っている地域は多いよね。テクノロジーだけ入れてもうまくはいかないよね。街って不思議なもの”

“ボトムアップでやらないと街って衰退するよね”

“メンバーにお金が落ちればいいという発想と地元の未来も創ろうという発想は、だいぶ違うんですよね。リーダーの発想の違いですよね”

“文化はやっぱり人が集える重要な要素だと思いますね”

“時はどんどん進んでいく中でも、原点を見失わないことは大事なことですよね”

“ディスラプティブ・イノベーション以外にも、テクノロジー主導のイノベーションも当然あるわけです”

“イノベーションとは何かを学ばなきゃいけないくらい最近の日本はイノベーションの感覚が薄れちゃったというところがすごいことで......平成の30年で薄まっちゃったような感じですね”

“イノベーションは組織の問題。イノベーションを起こしたい人が、イノベーションを愉しくできる場をつくらないとね”

“戻るべき原点をもう一度確かめていかないと疎外感はとまらない。これからは地域が主体になってやることは大事ですよね”

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【第11回前半】わたしの小さな違和感シェア・オンライン読書会

▷私の小さな違和感
第7回ディスラプティブ・イノベーション事例紹介(長野編前半:現代の鉱山であり、ロハスの鉱山)をきっかけに、小さな違和感の大切さを改めて感じ、私たちが暮らしの中で感じるちょっとした違和感、「どう思う?」を毎月共有中です。

気づきは誰でもできることだけど、言われて始めて気がつくこと。意外な盲点の発見から、いろいろな疑問を持ってみよう。

・土石流災害からの違和感
・強度加工と価格
・各地域での側溝問題
・土石流と浸水_水災保険

▷オンライン読書会
藤原直哉おすすめの書籍:三輪晴治さんの「日本経済再生論:ディスラプティブ・イノベーションの道」全7章を毎月1章ずつ(これまでの研究会 第3回第9回)読み深めてきました。

気になる書籍を一人で読み深める愉しさ(ときには、なかなか難しく)とともに、毎月1回みんなで共有し合うことで、愉しさの裾野を広げてみることを今後も継続していきます。

それぞれが、事前に読んで感じたことや印象に残ったこと、疑問に思ったこと、気になったことなど聴き語り合いながら、より身近なところから引き続きディスラプティブ・イノベーションについての探究を深め、実生活への発想と行動に活かす機会としています。

【今月・来月の書籍】

・もしドラのような
・入門的な本も読んでみると意外と難しい
・イノベーションの定義
・社会が変わるほどの変化を起こす
・ちょっとではダメ_単なる技術革新ではなし
・新結合のプロセス
・社会が動くまでに至らなかった例
・臨界点を超える必要性
・100匹目の猿の逸話
・寿司はなぜ回るようになったのか
・イノベーションのプロセスを回転寿司に当てはめてみると
・インスタントラーメンのバトンタッチ
・単体の技術とバトンタッチの違い
・イノベーションの地層がおもしろい
・イノベーションの進化系_時間軸が長い連鎖
・イノベーションの発射台
・イノベーションと文化の関係
・キリスト教と八百万の神
・人型ロボットと鉄腕アトム
・生卵を食べる文化か_卵の検品
・過去からの繋がりの中で萌芽が生まれ弾ける
・ちょっとしたヒントとイノベーションの違い
・ちょっとしたヒントとイノベーションのつながり
・新結合での新しい変化
・必要は発明の母
・ワクチンとイノベーション
・弾道ミサイルの技術応用と旅客機の技術応用
・未知の世界を知るテクノロジー
・ディスラプティブイノベーションのすごい姿
・既存の技術の組み合わせのブロックチェーン
・天才肌かわかりやすさか
・どうなるかわからないこそやってみる
・興味深くおもしろ半分でも使ってみることの大切さ
・発展のときに阻害要因になること
・教養の大切さ
・大きな価値転換と社会をある程度理解していること
・時代の変化の先読み
・指先器用でないと使えなかったiモード
・市場に出すこと社会を動かすことの難しさと大切さ
・新しい常識の大事さ
・社会の運営の仕方が変わる
・雇用は後からついてくる_自然界の変化そのもの
・世の中の繰り返し
・謙虚に謙虚にいくこと
・イノベーションを脅威と思うか愉しく思うか
・保守か革新か_リベラルアーツの大切さ
・走り高跳び_奇想天外の重要性
・動きながら考える
・うまくいかないときのタイミング
・目指しているものが違う超越した世界
・嘘みたいな本当の話
・社会構造のイノベーション
・大きなトラブルの前に変えていくこと

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【第11回後半】ディスラプティブ・イノベーション事例紹介:社会構造のイノベーション

樋口からの紹介・藤原の解説・参加メンバーの皆さんからのコメント

・デジタルというテクノロジーを手にしたこと
・火というテクノロジーを手にしたこと
・イノベーションの地層と人間くさい話
・Conviviality_Ivan Illich
・イノベーションの原動力
・近代の疎外と物質文明の課題
・社会的文化的なイノベーション
・時代の変化を予測して未来を見据えたプロジェクト
・世界に対する拡がり
・掘り下げ方の違い_哲学の違い
・個人が確立した社会でない日本
・未来の変化に対してオープンな生き方
・未来づくりのプラットフォーム
・ArtとDesignの棲み分け

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動画販売

第11回ディスラプティブ・イノベーション研究会の動画(前半12:58 + 01:08:19、後半 01:00:34)は、下記よりご覧いただけます。

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