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士魂商才/第13回ディスラプティブ・イノベーション研究会

今回の収録動画を通しても、ご視聴くださる皆さんからも私たちとその場にご一緒いただいているような感覚で、「自分だったらどう感じるかな、考えるかな、どう行動するかな」と日常や未来を想う気づきや行動へのささやかなきっかけ、ワクワク感につながると嬉しいです。

【前半】わたしの小さな感動シェア
【後半】オンライン読書会:現代語訳 論語と算盤  第一章・第二章読み深め

ディスラプティブ・イノベーション研究会とは

これまで2年間のブロックチェーン研究会(*)から一歩進め、昨秋9月よりディスラプティブ・イノベーションと範囲を広げて探究を深めています。どんな未来を描き、今とこれからをどのように生きてみたいか、発想や行動していくきっかけとなる時間を共有しています。

(*)シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会(2018年6月〜2020年8月まで毎月開催)では、ブロックチェーンを1つのディスラプティブ・イノベーション(Disruptive Innovation/分岐的イノベーション)として探究してきました。 私たちは、Disruptive innovationを破壊的イノベーションではなく、分岐的イノベーションという表現を使っています。

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藤原直哉より

“移りゆく自然であり、日常生活の中でふと気づきがあることは、当たり前の日常に感動があって、また新しい生命のエネルギーが湧いてきますからね”

“武士が担うべきだと。この辺りが非常に興味深いところでですね。資本主義だから商人がやればいいんじゃないかというと商人はダメなんですね。要するに目の前の損得だけになっちゃうので”

“武士の魂を持った人が商人の才覚を持ちなさい。実にいい話ですよね”

“黒い煙がたくさん立ち上ることこそ日本経済成長の証みたいなことを大真面目に教科書で言っていた時代。そういう時代もつい半世紀前まであったということですから”

“渋沢さんが見抜いたのはですね、道徳がないとやっぱり経済もやがて失敗するということですね。道徳なき企業は当然つぶれていくわけですよね。道徳だけ言ってても経済にはならない。だから2つの柱がいるんだと。融合したものが大事だということを言っているわけですよね。実に真理をついているんだろうなと思いますね”

“タイミングをしっかり見極めることは、重要な経営のポイントなんですよね”

“たまにブレーキをかけた方がいいものもあるんですよね。でもね、普通はそういうものはあんまりなくてね。パッとしないかもしれないけれど、コツコツやったらいいよというのが、だいたいタイミングが合わないときの姿ですよね”

“逆に、ぴったりタイミングが合いすぎちゃうのも困ったものでね。ブレーキかけながら行った方がいいよということもあってね”

“英語の世界であれば、ギリシャ・ローマがわかれば全部わかる世界。漢字の世界であれば、論語からはじめて儒教が中心と。だから、共通の論理の基礎みたいなものを皆さんが持っていると。でも、それが今ないんですよね。だからチグハグなことばっかりになっちゃってる状況ですよね”

“天命を自分の中で気にしながら生きることは大事ですよね”

“日々努力する、その積み重ね。それにつきちゃうんだよね、はっきり言って”

“今みたいに価値観がめちゃくちゃになっちゃうとですね、何を大事にするかで合意がとれないわけですよ。これは悲劇のもとになるわけですよ”

経済アナリスト・藤原直哉

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【第13回前半】 わたしの小さな感動シェア

気づきは誰でもできることだけど、言われて始めて気がつくこと。意外な盲点の発見から、いろいろな疑問を持ってみようと5月から「わたしの小さな違和感シェア」を毎月共有してきました。

「どう思う?」の違和感から少し視点を変えて、今月からは感動をシェアしてみることにしました。(もしかすると、感動の前に、実は違和感から気づいたことが感動につながることもあるかもしれない!?)私たちが暮らしの中で感じるちょっとした感動を毎月共有してみることで、また新たな展開へつながるかなと思っています。

・ラベンダーの挿し穂
・すごい!根が出た感動
・閉園してしまった花もまだ生きる
・メンバーの新たな一面が
・秋の野球観戦
・応援団の変化と新鮮な驚き
・古いものと新しいものの良さ
・おじさん姿の幸せ
・直感と手巻き寿司の不思議な体験
・ふと思うことへの敏感さと意識
・細かいふと湧き上がることの大事さ
・普段の何気ないことから
・俳句の心
・その年最初の秋の気配
・今日から秋だの清々しさ

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【第13回前半】 オンライン読書会

気になる書籍を一人で読み深める学びと愉しさ(ときには、なかなか難しく)とともに、毎月1回みんなで共有し合うことで、学びと愉しさの裾野を広げてみることを継続中です。

今月から奇数回は「現代語訳 論語と算盤(ちくま新書20140110)」、偶数回は「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる(技術評論社20200311)」を読み深めていくことにしました。

<これまでの読み深め書籍>
日本経済再生論:ディスラプティブ・イノベーションの道
  全7章を毎月1章ずつ(これまでの研究会 第3回第9回

先生、イノベーションって何ですか?
 全12章を前半(1章〜6章)と後半(7章〜12章)にて
 (これまでの研究会 第11回第12回

お互い事前に読んで感じたことや印象に残ったこと、疑問に思ったこと、気になったことなど聴き語り合いながら、より身近なところから引き続きディスラプティブ・イノベーションについての探究を深め、実生活への発想と行動に活かす機会としています。

現代語訳 論語と算盤(ちくま新書20140110)の読み深め

【今回の特集】
第一章 処世と信条
第二章 立志と学問

・士魂商才
・今まで持っていた魂と新しいディスラプティブの世界
・融合してきた結果と対処の仕方として
・時代の象徴と精神性
・和魂漢才
・精神文明の中心としての日本
・損得だけの感覚
・理念に基づくブレない経営
・近世の商人たちの呼ばれ方
・近江泥棒_伊勢乞食_上方贅六
・商人と屏風は真っ直ぐには立たない
・明治17年興業意見_詐欺こそ商業の本質と見なされるようになった
・幕末から明治にかけての多くの破産と多くの新興商人の誕生
・幕末の混乱期と経済界の激動期
・大きなところを見ていないと成功しないよ
・幕末のインド商人のたくましさ
・想像力の大切さ
・1970年代までの日本公害問題
・時代背景と想像をしていないと間違えてしまう
・公害問題の前の炭鉱問題
・東洋のマンチェスターと経済成長の証の発想
・衛生という言葉の概念の違い
・道徳感は民衆の間で話をしましょう
・道徳の対象外
・内なる規律としての道徳
・社会が進化してきた日本
・時期を待つ必要がある
・原因と結果の関係
・状況を変えたいけど変えられないとき
・明治時代の定期的な恐慌
・腐らず待つ
・天命を待つ心持ち_本分として
・流行らなくても自分がいいと思うものをやりましょう
・タイミングが合わなくても大いにやりましょうといえること
・いろいろとやってみてからの話
・忠恕
・誠実な渋沢栄一の人物像と志
・精神的なバックボーン
・社内での共通の論理
・志の立て方
・慌てることはないですよ
・いつも意識することの大事さ
・武士の魂といわれる由縁
・焦ることなく怠ることなく続けていけば、やがて道が拓ける
・2000年前の寿命
・年齢の秘密と経験
・GIRIGO_義利合一
・資本経済を回す根底のところの精神のあり方
・共通の意識の世界
・渋沢栄一が説く日々の経営の方針とSDGsの考え方の違い
・新自由主義で消えちゃったもの
・日本がつくった独特の世界_漢文
・自ら箸をとれ
・気がついたら実力がついていない
・人間性を尊重してくれているという安心感
・3つ魔_吸収魔と建白魔と結合魔
・吸収魔とフランスの下水道
・小さいことを疎かにしない
・いつの時代も好奇心とイノベーション
・医療関係者の博愛
・ある程度の合意と次への発展
・多様性の中での水臭さ
・みんなに共通した素養
・乱世に学ぶ価値あること

今回からの新たな試み

私たちのオンライン読書会(収録)にご興味・ご関心をお持ちくださる方とテキストを通しての対話の機会をつくって大切にしていきたいという想いから、オンライン読書会へのご感想・ご質問・メッセージフォーム(動画視聴者限定)を開設しました。

毎回でなくても興味ある内容の回のみお寄せいただくなど、お好みに合わせてご一緒いただけたら嬉しいです。お寄せいただいたメッセージは、次回以降の収録時に参考・共有、ご紹介させていただく予定です。

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動画販売

第13回ディスラプティブ・イノベーション研究会の動画とオンライン読書会へのご感想・ご質問・メッセージフォームは、下記よりご視聴・投稿いただけます。

【前半】
 わたしの小さな感動シェア(15:26)

【後半】
 オンライン読書会:現代語訳 論語と算盤 
 第一章・第二章の読み深め(01:18:35)

*通常の研究会動画の長さ(2時間半〜3時間弱)よりも今回は半分程度になっているため、価格も半分としました。

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1,326字

¥ 1,500

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