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アロマテラピー検定1級「香りテスト」の攻略法

こんにちは。なおぞうです。

アロマテラピー検定1級では全70問。このうち、アロマの知識を問われる「筆記テスト」と実技試験である「香りテスト」に大別されます。

今日は実技試験=香りテストに挑戦します。

アロマテラピー検定の実技試験=香りテスト


アロマテラピー検定では1級・2級とも実技試験があります。「香りテスト」です。1級の「香りテスト」出題数は、公式問題集に合わせて「2問から4問に増えるかも!」という噂がありましたが今のところオンライン検定も含めて2問です(変わる可能性があります)。

アロマテラピー検定の配点は公開されていませんが、香りテストは配点が高いという噂です。(そりゃまあそうですよね)

世の中には「実技(香りテスト)は準備しなくても筆記試験(アロマの知識)だけで合格できる」という強者もいるようです。すごいですね!

・・・いや、すごくないです。

実際、実技試験(香りテスト)の対策をスルーしても暗記力・記憶力に長けた人は合格できるかもしれません。でも、アロマの資格を目指すのに香りテストの学習を省略するというのはちょっとなんか違いますよね。

香りテストの対象となる17種類の精油をしっかりマスターしてから受験したいです。アロマを楽しみながら精油の香りをマスターしていきましょう。

香りテストの対象となる精油

1級も2級も出題数は2問ですが対象となる精油が違います。1級は17種類あります。2級で対象となる9つの精油は、1級にも全て含まれています。

検定1級「香りテスト」の対象精油:17種
(☆は検定2級「香りテスト」の対象精油:9種)
イランイラン
クラリセージ
グレープフルーツ
ジュニパーベリー
スイートオレンジ☆
スイートマージョラム
ゼラニウム☆
ティートリー☆
フランキンセンス☆
ペパーミント☆
ベルガモット
ユーカリ☆
ラベンダー☆
レモン☆
レモングラス
ローズマリー☆
ローマンカモミール

出典:AEAJホームページより

アロマテラピー検定1級「香りテスト」に出題される精油の入手方法


香りテストの試験対策は、実際に精油の匂いを嗅いで身につけることが必要です。おすすめは「生活の木」の「エッセンシャルオイル入門セット」です。多くのインストラクターさんが最初に勧めるアロマテラピー検定のスタンダードなセットです。

香りテストに使用されている精油は「生活の木」から調達しているという噂がありますが、あくまで「噂」です。NAGOMI AROMAさんやease-aromaさん、インセントさんからも同様にアロマテラピー検定対策の香りテスト対象17精油セットが販売されています。同じ精油でも精油ブランドにより微妙に異なります。検定対策の精油セットとして老舗だから高いのか、調達元だから高いのかは知りません。以上の状況を踏まえてご自身にとって最良のものをご購入ください。

アロマテラピー検定試験に対応しているので、試験対策に必要な精油が無駄なく含まれています。(精油の量はそれなりですが必要な精油が無駄なく揃うので便利です)

検定1級「香りテスト」の試験対策で必要な17種類の精油は、下記で入手することができます。(下記はAEAJの公式テキストがセットになっています。エッセンシャルオイルセットだけ別個で購入することも可能です)

・2級対応セット(10種類)

・1級対応セットA(10種類)

※あわせて20精油あります。香りテストで必要なのはこのうち17種。

こちら↓のセットは香りテストの対象ではないけど検定1級の知識として求められる精油(セットB)が含まれています。


アロマテラピー検定の試験対策(香りテストの練習)のためだけに使うだけでなく、日常生活の中で精油を使って楽しみながら覚えてください。


アロマ検定「香りテスト」対象17精油セット

Amazonでは、精油ブランド3社から香りテスト対象精油のセットが販売されています。検定1級の香りテストでは17精油が対象です。

▼ NAGOMI AROMA
アロマ検定1級・2級対応精油 17種
各精油1.2ml(ローマンカモミールだけ0.3ml)です。単四電池よりも小さい精油瓶です。Amazonから届いた箱を開封したら「ちっちゃ!笑」とつぶやきましょう。検定受験者のお約束です。

▼ ease-aroma(イーズアロマ)

アロマテラピー検定香りテスト対象精油セット 
NAGOMI AROMAよりさらに2割ほど量が少なく、各精油1.0ml(ローマンカモミールだけ0.2ml)です。箱を開封したら「うわ、ちっちゃ!笑」と言いましょう。検定受験者のお約束です。


▼インセント

アロマテラピー検定香りテスト対応17種セット
インセントはお値段が倍以上しますが、各精油5ml(ローマンカモミールだけ3ml)と4~5倍の量が入っています。検定の香りテスト対策としての利用だけでなく、普段使いで香りを楽しみたい方にお勧めです。


▼生活の木 検定1級対応Aセット+検定2級セット

「生活の木」からは香りテスト対象の17精油だけをパッケージしたものがなく、下記の「検定1級対応Aセット(10精油)」と「検定2級対応セット(10精油)」の2つを購入する必要があります。

※あわせて20精油あります。香りテストで必要なのはこのうち17種。



香りテスト対策シート

AEAJが作成している「香りのパレットシート」というものがあるのですが、これは会員専用ページでしか入手できません。会員さんなら会員専用ページでダウンロードできるのですが、検定1級をこれから受ける人は会員になれません。


香りテストの問題はこんな感じです(見本)


香りテストは、実際に香りを嗅いで精油名を答える問題です。精油がはいった瓶が受験者全員に配られます。中身はみんな同じです。

他の問題同様に「香りテスト」も四択のマークシート方式です。正しいと思う精油の名前を解答します。

(例題)香りサンプル①の精油名を次の中から1つ選びなさい。
 A ラベンダー
 B グレープフルーツ
 C ローズマリー
 D ペパーミント

ん?
ラベンダー、グレープフルーツ、ローズマリー、ペパーミント?
わかる!わかるぞ!ほら、元気がでてきましたね!笑

香りテストの攻略法(精油の香りの覚え方)


この世界にはもともと甚だしく嗅覚が鋭敏だという方も多いのですが、一方で「香りの経験値を積むとだんだんと嗅覚が目覚めてくる」という方もいれば「数をこなせば研ぎ澄まされた感覚になってきますよ」という方もいました。(ぼく調べ)

精油の匂いを記憶するためには一も二もなく嗅いでください。
数をこなして覚えるのは知識も匂いも同じです。

①香りから感じるイメージを言葉にする

香りを言語化することが大切です。とにかく言葉にして表現する練習が大切です。できるだけメモしてください。紙のメモでなくてもスマホのメモ帳でOKです。ぼくは知人のインストラクターさんにLINEで送るようにしています(迷惑)。

・まず精油のボトル(小瓶)で名前を確認します。
・(目を閉じて)嗅覚を研ぎ澄ます。
・精油の香りを鼻腔から脳に吸い込みます。ゆっくりと。

リラックスしてください。くんくん。くんくん。
さあ、どんな香りですか?言葉で表現してみてください。
あなたが感じたことを素直に表現することが大切です。


②精油のグループごとに違いを比較しながら覚える

香りテストに出てくる精油で関連性のあるものをグループにまとめます。
丸暗記のところでも述べますが記憶に定着させるために上手にグルーピングすることが大切です。

例えばミカン科の4つ
・グレープフルーツ
・スイートオレンジ
・ベルガモット
・レモン
を比較しながら香りテスト対策シートに記録していきましょう。
※ミカン科だけどネロリは香りテストの対象外です
(Tomokoさん曰く「対象外の精油はたぶん高価だから」らしい)

おなじミカン科なので似た香り(柑橘系・シトラス系の香調)ですよね。でも、ひとつひとつ比較すると香りの違いが感じられると思います。(がんばって)

同じようにシソ科の7種(香りテストではうち4種)を比較してみましょう
・クラリセージ
・ペパーミント
・ラベンダー
・ローズマリー
共通項のあるグループで比較していくとより個々の特徴がより感じられるようにと思います。精油のグループごとに違いを比較しながら覚えることが大切です。試してみてください!


③最後にブラインドテスト(精油の名前を隠して記憶します)

試験対策として精油を当てるテストをして覚えていきます。精油の名前がわからないようにラベルを向こう(反対側)に向けて置きます。

さあ、どのくらい正解できましたか?


香りの表現をするために「香りの表現力」をつける

感じたままに「香りを言葉にしてね」と言われても表現する言葉を知らないと無理ですよね。いきなりハードルが高いです。

まずは、香りを表現する言葉を増やしましょう。

ぼくは「香りの表現力」(あるいは「香りの語彙力」)と言っています。「香りの表現力」が増すと急にアロマに詳しい人に見えてくるから不思議。

香りの印象(香調)

シトラス=柑橘系の香調、新鮮、さわやかな香り
レモン、オレンジ・スイート、ベルガモット、グレープフルーツ、レモングラス、メリッサ

フローラル=甘く、華やかな、花の香り
ローズオットー、ローズアブソリュート、ジャスミン、ネロリ、イランイラン、ラベンダー、カモミール・ローマン

グリーン=葉や茎などをイメージする、トップノートにアクセント付けをする香り
ユーカリ、ティートリー、ジュニパーベリー

ミンティー=新鮮なイメージを与える、ミント系の香り
ペパーミント

ハーバル=ハーブ、薬草のような香り
スイートマージョラム、クラリセージ、ローズマリー、ゼラニウム、カモミール・ジャーマン

スパイシー=ピリッとしたスパイス系の香り
ブラックペッパー

ウッディー=木のにおいを思わせる香調
サンダルウッド、サイプレス、フランキンセンス

アーシィー=土くささを思わせる深みのある香り
バチュリ、ベチバー

アンバー=甘く重厚な香り
ベンゾイン、ミルラ

※参考文献:1回で受かる!アロマテラピー検定1級・2級テキスト&問題集 (日本語) 単行本


ブレンドにより、シプレー系、オリエンタル系、スイート系などの香調、香りの表現もあります。

「うんうんシトラス系の香り♪」「ウッディーな感じですね!」「ちょっとスパイシー」「ワォ、ミンティー!!!」などと香りの印象を表現してみるだけで、とたんにアロマに詳しい人の感じを醸し出すことができるでしょう。(なんのために醸し出す必要があるかは知らんけど)


香りの表現力を充実させるには、とにかく「嗅いで書く」「嗅いで書く」の繰り返しです。

また、AEAJ「香りのパレットシート」の表現(下記)を参考にしたり、他の素敵な香りの表現、心に残る香りの表現があったら積極的にメモして自分の中に取り入れていきましょう。

香りの表現力・香りの語彙力を磨くことは、アロマテラピーの実務の上でもとても大切になります。

香りの表現(印象・イメージにもとづく表現)
・さわやかな(香り) ・やさしい ・ナチュラルな ・パワフルな ・デリケートな ・シンプルな ・若々しい ・個性的な ・エレガントな ・セクシーな ・シックな ・リフレッシュする ・リラックスする ・クリーンな ・ダーティな ・女性的な ・男性的な ・チープな ・リッチな ・ダイナミックな ・静かな

香りの表現(五感にもとづく表現)
・シャープな ・丸みのある ・明るい ・暗い ・〇〇色のような ・重い ・軽い ・ソフトな ・ハードな ・温かい ・冷たい ・鋭い ・鈍い ・湿った ・乾いた ・サラサラな ・ザラザラな ・パウダリーな ・甘い ・苦い ・酸っぱい


+++ 以下は告知です +++

アロマテラピー検定のタイプ別学習法

アロマの仕事をしたい人が最初に目指す資格が「アロマテラピー検定1級」です。無駄なく最短で合格するための学習法を書きました。

アロマテラピー検定1級・タイプ別学習法3選
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①公式テキストで勉強する
 →合理的な人向け
②公式テキスト+ワンポイント講座への参加
 →楽しみながらアロマを学びたい人向け
③通信講座でまるっと揃えて受講する
 →割高だけど楽したいズボラな人向け

ぼくの周りはアロマテラピー検定1級は公式テキストと公式問題集だけで勉強して合格したという人がほとんどです。(ぼく調べ)

アロマテラピー検定を主催するAEAJから公式テキストと公式問題集が出版されています。この公式テキストと公式問題集をきちんと勉強すれば普通に合格します。

アロマテラピー検定 公式テキスト 1級・2級 2020年6月改訂

アロマテラピー検定 公式問題集 1級・2級 2020年6月改訂


たくさんあって迷う方にはこちらがオススメ。公式テキスト、公式問題集、NAGOMI AROMAの1級検定17精油の3点がセットになった1発合格セット。ぜんぶそろって便利です。

アロマテラピー検定 1発合格 セット 2020年6月改訂版

詳しくはこちらの記事をご覧ください ↓


執筆:なおぞう

監修:Tomoe Okajima
五感リラクゼーションサロン Natural state主宰
アロマセラピスト・アロマ講師




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