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動画編集メモ|素人動画を卒業する3大テクニック

YouTubeの動画を作成する人が急に増えてきました。

緊急事態宣言以降、毎日のように「動画を作ったので見て」というLINEが届きます。いよいよ猫も杓子も動画作成する時代が来ました。

しかし、ただただつまらない「素人動画」に時間を消費する/消費させるのはお互いつらいですね。早く卒業したいです。

最短で素人動画を卒業するためのごくごく基本的な動画編集テクニックをまとめます。たった3つのポイントで改善します。

ぼくは動画編集のプロではありません。むしろ素人です。この文章はYouTubeの投稿をはじめて間もない一般の方を対象とした記事です。本気のユーチューバーを目指す人や動画編集が本職の方に役立つことはまったく書いてありません。

・動画編集がメインの仕事ではない
・スマホだけで手軽に動画編集をしたい
・はやく素人クオリティから卒業したい
・あまり時間やお金をかけずにやりたい

という方に読んでいただたくと参考になるかもしれないことを願っています。

ぼくは2019年の大晦日からYouTubeの動画編集を必死で実践してきました。動画編集に使える時間は限られています。「無駄な時間を消費した」とガッカリさせる動画にはしたくない。見てよかった、面白かった、役に立った、と感じてほしい。

繰り返しますが、一般の人が動画編集に使える時間とコストは限られています。その限られた中でできる最初にやるべき基本的なポイントをまとめています。

撮影した動画がいまいちでも、基本的な動画編集スキルがあればなんとかなります。視聴してくれる人を飽きさせない、楽しませたいという気持ちが根底にあればOKです。誰でもできるテクニックです。


①ジャンプカット(ジェットカット)

余分な間をカットするという動画編集テクニックです。ジェットなんとかというユーチューバーさんが「ジェットカットは俺が始めた」と言っているそうです。

・しゃべりの間(あのー、えーと、うん、等)
・冗長なシーン(無音シーンや移動シーン等)

不要な部分をどんどんカットします。動画のテンポが格段によくなります。ストレスなく見てもらいやすい動画に仕上がります。

ダラダラ続く退屈なシーンは原則すべてNGと心に刻みましょう。動画全体の尺も短縮できます。

視聴者に「無駄な時間を使わせない」という愛と、不要シーンを大胆にカットしていく勇気が必要です。

カット編集の大切さについてはこちらの記事も参考になりました。読んでみてほしいです。人気ユーチューバーの皆さん、とにかく視聴者に言葉を投げかけ続けることを意識されているんですね。ヒカキンさんも編集に努力している人は伸びると言っています。


②テロップを入れる


話した言葉をそのままテロップで文字に表現するだけで厚みのある動画になります。耳で聞きとれなくてもテロップがあれば目で確認できます。分かりやすく、飽きさせないためにテロップをいれます。動画に変化や華やかさがうまれます。

なかなか時間のかかる大変な作業ですが、見てもらう相手への愛があれば乗り切れます。

・話す内容ほぼ全てテロップにする
・印象付けたい言葉をテロップで強調する
冒頭の10秒は特にしっかり入れる
全部が無理なら最初の60秒をがんばる


テロップ作成のポイント(基本)

・文字は大きく、文字枠はやや太目に
・文字色が白なら文字枠は濃い目カラーで
・文字色がカラーなら文字枠は白か黒で

スマホの画面は小さいです。縦のまま横動画をみると画面の幅です。文字数は1行10~12文字程度におさめると見やすいです。一度に2行程度だと画面下が文字で埋まりますが大丈夫です。

映画字幕の世界では「1秒間4文字」ルールが存在します。3秒だと12文字(約1行)です。あまり展開が速いと読むほうはしんどくなります。

テロップのタイミングは大切です。話すより先にテロップを出してしまうのはNGです。ネタバレ感があって面白みが半減してしまいます。

発声と同じタイミングがベストですがアプリ操作に慣れないと難しい。やや遅いくらいにズレるのであればあまり違和感がありません。

テロップに文字枠(縁取り)があると背景色を問わず格段に見やすくなります。文字枠が太いと安っぽさが出てしまうデメリットもありますが、初心者は文字の読みやすさを優先すべきです。


③映像に変化をつける

カメラ1台に向かって同じ構図で話し続けるとどうしても絵面が単調になります。絵面が単調な動画は飽きられます。視聴者を飽きさせてはいけません。変化をつけましょう。

・映像の画角をズームにする
・撮影する角度を変える
・登場する人が動く/物を動かす
・シーンや背景を変える
・テロップを入れる

映像をズームする手法は撮影後に編集アプリで可能です。人物の顔や手元をアップにする、小物をアップにするなど。変化をつけましょう。

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3大テクニックといいながら、4つも5つも並べてしまうのが僕のダメなところなのですが、今回も④と⑤と⑥あります。ダラダラと続けます。


④ダメ映像はBGMで救う

BGMで印象が大きく変わります。ぼくは何度も救われました。アプリの中の音楽でもいいしYouTubeSTUDIOのオーディオライブラリーにも素晴らしいフリー素材の楽曲が多数用意されています。

⑤映像を明るくする

明るい場所で撮影してください。暗い映像は見ていてストレスになります。離脱したくなります。

室内照明では暗くなりがちです。撮影用のLEDライトがあります。ぜひ導入してください。

あとから編集アプリで明るさ補正したりフィルターをかけて明るくすることもできます

⑥声量を上げる、滑舌よくしゃべる

聞き取りにくい音声は動画でもリアルでもつらいですね。大きな声でなくてもハッキリしゃべろう伝えようと意識を持つだけで聞き取りやすさが変わります。


最後に

動画から離脱するポイントは最初の10秒と言われます。人生そんなに急ぐ必要はないのですが視聴者は皆せっかち。第一印象がすべてです。

限られた時間で生きています。効率よく必要な情報を得られる動画なのか、一瞬で判断されます。なので最初の10秒にインパクトがなければすぐ次の動画に移動してしまいます。

そして、個人的には次の離脱ポイントは30秒と考えています。集中力が途切れ始める時間です。ここを超えると最後まで見てくれる率が高いです。とにかく30秒を超えてから60秒まで離脱されないように全力でひっぱる。がんばって編集しましょう。

時間がなくて「全てにジャンプカット+テロップの編集するのは無理じゃ」と感じるなら、とにかく最初の60秒だけでもしっかりとジャンプカット+テロップの編集を入れましょう。

最初の30秒から60秒間、離脱ポイントを徹底的に排除することで「なんとなく離脱できなくて最後まで見てしまった」という視聴状況を作り出すことができます。

最後に言いますが、こんな小手先のテクニックは本質ではありません。小手先のテクニックで見せることに何の意味があるのでしょうか。小手先のテクニックは不要です。動画の内容で勝負してください。以上。


おまけ

普段あまりYouTubeを見ていない人は、まず良質な動画をたくさん見てほしいです。何事も経験値です。

①人気ユーチューバーの動画をたくさん見る
②自分はどういう動画を作りたいのか考える
③好きなユーチューバーの動画を分析する
④スマホアプリで実践する具体的な方法を学ぶ

また別の記事で説明したいと思います。

最後まで読んでくださった皆様が、視聴者を楽しませる動画編集テクニックを身につけて素晴らしい動画人生を歩んでいただけますように。

ご覧いただきありがとうございました!


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