js-STARの教科書 XR+対応版 #46 〜9.ユーティリティ(6) 欠損値処理
9.6 欠損値処理
アンケート調査を行うと、項目の中には回答されていないものが含まれている場合が少なくありません。これを欠損値といい、統計分析を行う場合には適切な処理を行う必要があります。欠損値を取り除く、あるいは欠損値を平均値などで補完するなどの処理があります。
■画面構成
<データ入力エリア>
テキストエリアレイアウトです。データは各参加者の変数が1行に順に並ぶ行列形式です。各列が変数です。
半角スペース、カンマ、TAB のいずれかで区切られた数値データをデータ入力エリアに入力します。表計算ソフトなどからの貼り付けが簡単です。
<欠損値を表す記号と充当する値・記号の設定>
欠損値を表す記号と充当する値・記号を設定します。
処理できる記号と値は、下記を確認してください。
欠損値を表す記号「その他」と充当する値・記号「任意の値」はユーザーが自由に決めることができます。
<結果エリア>
2つのテキストエリアに処理結果が出力されます。
上のエリアは処理後のデータ、下のエリアは欠損値処理情報です。
■使い方
表計算ソフトなどにあらかじめ分析用のデータが入力されているとします。
0. 手法【欠損値処理】を選択します。
1. 「データ行列(参加者×変数)」のテキストエリアにデータをコピペします。
2. 欠損値を表す記号と充当する値・記号を設定します。
3. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
4. 結果を保存します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?