GPTsによってソフトウェアのあり方はどうかわるのか?
代表のサル君です、2023年11月6日のOpenAI Dev Daysで、たくさんの発表がありました。それによってソフトウェアがどう変わっていくのかを整理してみたいと思います。
これまでのソフトウェア
まずは、これまでのソフトウェアを振り返ってみましょう、例えば飛行機を予約する場合、出発地と到着地点、日付を入力し、検索します。
スカイマークホームページから引用
次に検索結果から人間が空いてる便を選び予約していました。
スカイマークホームページから引用
決められた動作をするソフトウェアを人間が使う形です。では生成AIによってどのように変わるのでしょうか?
生成AIでこう変わる
窓口で人間に相談するように、「羽田」から「福岡」に行きたいとソフトウェアに相談します。するとソフトウェアは足りない情報を埋めようとしますので「何日ですか?」と尋ねてきます。人間は11月8日ですと答えると、「何時の便が空いてます」というふうに進んでいきます。
これまでのソフトウェアは決まった動作しかできなかったのですが、LLMによって、人間と対話するようになっていきます。
また、必要な情報をもとにAIアシスタントが、JAL、ANA、スカイマークと横断的に探し予約を確保するといった、秘書のようなこともできるようになります。
ソフトウェアの観点で考えると、GPTが人間からの依頼をもとに、必要な作業を洗い出し、作業ごとにAPIをコールしたり処理を実行します。
11日の夕方に鹿島神宮を出て福岡まで11日に帰る手段を探したいに対して、バスの時間を探すAPIを実行、飛行機の時間を探すAPIを実行、組み合わせて提案のようなことが簡単にできるようになります。
これまで、ソフトウェアエンジニアは人間向けの機能を作成してきましたが、GPT向けの機能を開発するように変わっていきます。
さらに自分用のGPTを作成できる
さらに強力なのはこれまで業務用のソフトウェアはエンジニアが実装してきましたがこのプロセスを誰でもできるようになることです。
会社によっては、飛行機は株主優待を使ってANA指定、ホテルは1万円まで、ただし東京23区内は2万円まで可能のような、規定があることが多いと思います。
この規定を踏まえてプロンプトを作成し、GPTを作成すると、利用者はGPTと会話するだけで会社の規定にのとった、予約できるようになる、そんな世界がやってきます。
これまでのノーコードツールは開発知識が必要でしたが、GPTを使った業務アプリ開発は、業務プロセスを文章化するだけなので、ハードルが一気に下がり、ソフトウェア開発の民主化が実現されます。
まとめ
GPTsによって、誰でもソフトウェアを作成できる時代がやってきます。
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