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[起業体験記01]何から始めれば?

私は、2022年11月、保育園に勤務(副園長)させてもらっている時に、副業として合同会社を立ち上げました。

法人設立自体は、手続き的にそんな難しいことはないんですが、知らないとイライラしちゃうことがあるので、これから起業される方がそうならないように、自分の体験を、中小企業診断士としての起業支援の知識を織り交ぜながら綴ります。

体験については、他者の参考になるかは分かりませんので、読む人のご判断で、使える情報を拾ってください。

また、中小企業診断士は、助言するだけの資格で、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士のように、特定分野の手続を代行する法的な権限はありませんので、私の意見はただの「個人の感想」です。ご承知おきください。

(1)まずは設立登記

私の場合は法人なので、定款というのを作って、法務局に法人設立を届け出るのがファーストステップでした。
個人だと、税務署に「開業届」というのを出します。

その後、税金の手続をしたり、法人の銀行口座を作ったりします。

この体験記の02以降で、設立登記の準備から書いていきます。

法務局のこぢんまり感が伝わらない・・・

(AIにて生成)

(2)ゆったり構えて

①急いでも金が出ていくだけです

失業の場合は、健康保険とか雇用保険とかあるので手続を急ぎますが、起業はゆっくりでいいと思います。

私の場合、合同会社設立でしたが、会社を作ったら、法務局に登記する際に「登録免許税」というお金を取られます。
また、会社が存在しているだけで、赤字であっても「法人住民税」というお金を取られます。

つまり、起業した瞬間から、ちょいちょいめんどくさいです。
手続は、焦らず、ゆっくり進めましょう。
その方が、心も平穏です。

むしろ、焦るとマイナスなことも多いです。
私のケースではないですが、店舗を構える飲食店や小売店の起業の場合、立地がものすごく大事なので、物件選びに慎重にならないといけません。
不動産屋さんは、「早く決めて」と言ってきますが、慎重になった方がいいです。
立地をミスると、開業前から失敗が内定してしまいます。

②やりたいことに集中して

会社はやりたいことをやるための「箱」みたいなもんです。
箱を作ること自体には大した意味はないですし、「すげー時間をかけて丁寧に綺麗な箱を作る」なんてのは、全く不要だと私は思います。

皆さんのやりたいこと、生き方、夢に、存分に向き合ってください。
箱がどうだとかいう些末な事は、二の次でいいです。

ちなみに、私のやりたいこと(弊社の経営理念)は、「自分を含む参画者が、それぞれの人生を充実して生きること」です。
(ふわっとし過ぎ。でもホントです。)

のんびりいきましょう

この人はのんびりしすぎですが

(AIにて生成)

(3)起業計画の検討

①どうせやりながら変わるんで

事業計画ですが、補助金を取りたい人や、銀行からお金を借りたい人は、最初から気合を入れて作る必要がありますが、私の場合「法人口座を作る際の審査に通る程度のクオリティ」で作りました。
作り込みとか、しなかったです。

また、事業計画が「やりながら変わる件」ですが、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Act:改善)とか、OODAサイクル(Observe:観察、Orient:状況判断、Decide:意思決定、Act:実行)とか、VUCAの時代(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)への対応など、いろいろ言う人がいますが、まーどんなフレームワークを使ってもいいんですが、とにかく、高速で、たくさん、仮説・検証を繰り返した方がいいと思います。
番外編でも書きましたが、1勝99敗の姿勢です。

計画、後から変わるので、最初から作り込むのは、無意味っちゃ無意味だと思います。

②誰とやるかが一番大事

めっちゃ検討した方がいいのは、仲間です。
「ビジョナリー・カンパニー2」という名著に似たようなことが書いてあるんですが、「何をするか」よりも「誰とするか」の方が重要です。

私は、一人で始め、ものすごく慎重に誰と組むかを決めながら会社を大きくしていきたいと思っています。

組む相手は、能力よりも、相性で選んだ方が長続きするかも知れません。

仲間をバスに乗せるの図

運転はできてない・・・

(AIにて生成)

③生活費の算段

最初は、多分、売れないっす。
金が尽きると、「次の一手」が打てなくなり、詰みます。
また、人間、金がなくなって焦ると、判断を間違えます(怪しい商材や宗教、啓発系が素晴らしく見えてきたり)。

だから、起業初期の事業費と生活費は、貯金で賄う算段をしておきましょう。
どのくらい貯金があると安心かは人によって違います。
私の場合は、妻が稼いでくれていることも加味し、250万円貯金しました。

「預金が減ってくるとすげー焦る」とか「メンタルをやられる」という人は、今収入を得ている会社を辞めずに、副業として新しいことを始めてみるのがいいと思います。

(4)手続とかどうにでもなります

①知識より心の余裕を

これから書いていきますが、手続とか、ホントどーでもいいです。
そんなもんの勉強とかは、直前にちょろっとすればいいので、必要なサイトのブックマークだけして、ネトフリかアマプラでアニメでも見ましょう。

②節約と外注のあいだ

会社の確定申告や年末調整などは、めんどくさいです。
私のやりたいことではないので、私は、税理士さんにお願いしています。

会社経営周りの面倒事を自分でやろうとすると、そっちの勉強もしないといけないので、疲れるし時間ももったいないです。

でも、外注すると、お金をとられます。

難しい判断です。
費用対効果ってやつです。


今回は、こんなところです。
お付き合い、ありがとうございました。

次回は、定款を作ったり、印鑑を作ったり、したいと思います。

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