ナラノユカコ

奈良県出身、神奈川県在住。フリーの放送作家。過去に漫才台本コンテストで入賞。漫才やクイ…

ナラノユカコ

奈良県出身、神奈川県在住。フリーの放送作家。過去に漫才台本コンテストで入賞。漫才やクイズ番組、情報番組を経て、現在はバラエティ番組を中心に企画やリサーチのお仕事をしています。身の回りに起きた日々のくだらないことを中心に書くのが好き。温かい目で見て頂ければ幸いです。

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  • ユカコのすぐ読める短編小説

    短い短い小説を書いています。

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    日々のちょっと笑える失敗から笑えない失敗まで、思いのままに綴っています。

  • ユカコの放送作家日記

    私が放送作家になるまでの道のりや、その後の活動について綴っています。

最近の記事

ミッドナイト奈良

深夜の奈良公園。 鹿「あ、大仏さん。今日も一日ご苦労さんです」 大仏「いや~今日もよお働いたわ。ずっと座りっぱなしで足腰が痛い・・・日曜日で観光客多いし余計疲れたな」 鹿「僕も今日、鹿せんべいぎょうさんもろて腹パンパンですわ。ダイエットしてんのに」 大仏「休みの日はしゃーないわ」 鹿「最近は弁当のおかず渡してきたり、マナー悪い観光客多いしね」 大仏「難儀やな~。ところで、せんとくんはどこにおんの?」 鹿「猿沢池の前のスタバで休んでるらしいです」 大仏「あいつも立ちっぱなしで疲

    • 折りたたみ遊園地

      辛いときはいつもこの公園にやってくる。毎日の通勤でくたびれた鞄から取り出したのは、数日前にネットで買った「折りたたみ遊園地」。深夜の人気のない公園で小さなボックスを開けると遊園地が飛び出した。「ウソだろ!?」。目の前に広がる煌めく世界に僕は驚きを隠せない。メリーゴーランドにコーヒーカップ、ジェットコースターに観覧車。キラキラとした乗り物たちが僕を歓迎してくれる。 呆気に取られていると、メリーゴーランドの木馬が声を掛けてきた。「何ボ~ッとしてるんだい。早く乗りなよ」。(も、木

      • 【自己紹介】独身アラフォー放送作家です

        みなさん、はじめまして。私は奈良県出身、神奈川県在住の放送作家です。今は主にバラエティ番組の企画案出しやリサーチをしています。 私がどんな人間かざっくりご説明します。 まず、性格は明るい方でA型だけど大雑把。大人数が苦手で、仲のいい人にだけ心を開く内弁慶タイプ。しかし、いざとなったら行動力を発揮します。 幼稚園~高校時代幼稚園、小学校、中学校までは楽しい学生生活を送っていました。中学校ではテニス部に所属しましたが、基本的に補欠で試合に出たことはほとんどありません。 中学

        • 芸能人を見てダッシュで色紙を買いに行ったが・・・

          あれはいつだっただろう。 地元の奈良駅で志茂田景樹さんを見たことがある。 それまで芸能人をほぼ見たことがなかった私は大興奮した。 (蛭子能収さんは見たことがある) 直木賞作家のあの志茂田景樹さんが、奈良駅の改札口を出たところに立っていたのだ。個性的な髪色と服装。間違えるわけがない! なぜそこにいたかは不明だが、ミーハーな私はサインが欲しい!と思い、色紙を買うためダッシュで奈良駅の改札口から地上へ上がると、周辺の文具店を探し回った。しかし、こんなときに限ってどこにも見当たらな

        ミッドナイト奈良

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          タイムカプセルを埋めたら予想外の展開になった・・・

          これは私が小学生のときに起きたウソのような本当の話である。 当時タイムカプセルが流行っていた。タイムカプセルとは、カプセル状の容器にその時代のものを入れて地中に埋め、ある年月が経った後に開けるものである(Wikipediaより)。 私はクラスのみんなでタイムカプセルをやりたかったが、そんな雰囲気はなく言い出す勇気もなかったため、個人的にタイムカプセルをやることにした。 選んだ場所は校庭。タイムカプセルで埋めるものといえば、普通は手紙や作文、絵などだが、当時の私は何を思った

          タイムカプセルを埋めたら予想外の展開になった・・・

          崖っぷち放送作家、何とか生きてます②

          いばらの道放送作家を目指し事務所に所属した私ですが、見習いはリサーチの毎日。番組の企画に沿った人や店を探すことのオンパレードで、なかなか放送作家への道は開けません。朝から夜遅くまで働いても、ギャラは生活できるギリギリ。せっかく東京にいるので芝居や映画を見たりしたいのですが、そんなお金もありません。一体いつになったら、企画を考えたり台本を書けるようになるのだろう・・・そんな悶々とした日々を過ごしていました。 事務所には、不定期で局や制作会社から企画案や企画書募集がきます。この

          崖っぷち放送作家、何とか生きてます②

          崖っぷち放送作家、何とか生きてます

          人生は山あり谷あり。今どちらだと言われたら谷です。フリーランスの放送作家ですが、生活できるギリギリのギャラで生きています。コロナで一度仕事がゼロになり、何とかここまで這い上がってきました。しかし悶々とした日々・・・ 毎日ほとんど人に会わず、家で黙々と仕事する孤独な作業。孤独感に苛まれ、ヒトカラで発散させるもスカッとしない。仕事量を上手くコントロールできず体調不良にもなりました。 だけど何とか生きてます。まだ人生諦めるのは早い・・・こんなところでくたばってたまるか!長い人生

          崖っぷち放送作家、何とか生きてます