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ナッツの万馬券倶楽部 #31


秋は天皇賞を目標にしていたリオンディーズでしたが、左前繋部浅屈腱炎を発症。
復帰が極めて困難ということで現役引退が発表されました。
今後は日高のブリーダーズSSで種牡馬入り。

リオンディーズは父キングカメハメハ、母シーザリオという、日本競馬界にとって宝の血。
引退は残念で悔やまれるが、その子供たちの活躍に期待したい。

そんなこんなで、最近はジャパンカップへのトライアルレースになりつつある天皇賞秋。
近年は凱旋門賞へ向かう有力馬もおり、一時期ほど豪華メンバーが揃わなくなりました。

だけど、今年の天皇賞は違う。
豪華なメンバーの顔ぶれになった。

まず、モーリスとエイシンヒカリの対決が府中で実現。
昨年の年度代表馬と今年の世界ランキング1位馬(現在は2位)との最初で最後の国内での対決はおおいに盛り上がりそうです。





【天皇賞・秋の出走予定馬】
・モーリス
・エイシンヒカリ
・ラブリーデイ
・リアルスティール
・アンビシャス
・ルージュバック
・サトノノブレス
・ロゴタイプ
・サトノクラウン
・アドマイヤデウス
・ヤマカツエース
・ヒストリカル
・ステファノス
・カムフィー
・クラレント




昨年の年度代表馬モーリスの天皇賞・秋参戦が決まりました。
距離の幅を広げるために出走した札幌記念では2着。
道中の折り合いは問題なかっただけに敗因は渋った馬場だったのでしょうか。
騎乗したJ・モレイア騎手も距離は問題なかったとレース後に言っていました。
モーリスは年内での引退も決定。
天皇賞の後は香港マイルか香港カップへ向かいこのレースが引退レースとなるようです。
残り2戦、モーリスがどんな走りを見せてくれるのかに注目が集まります。
ただ、過去を見ても札幌記念から天皇賞に直行するローテはあまり結果が出ていないだけに不安もありますが、それでも鞍上はムーア騎手。
昨年休み明けだったマイルCSでモーリスを勝利に導いているだけに心配はいらないかもしれません。
国内ラストランは有終の美を飾って欲しい所。



今年の天皇賞・秋に早々と出走を表明しているのがエイシンヒカリ。
前走のプリンスオブウェールズSでは馬場にも泣かされ、まさかのシンガリ負け(6着)。
結果次第では凱旋門賞なんて話もありましたが白紙に。
秋は天皇賞から香港Cというローテが発表されました。
すでに今年一杯での種牡馬入りが決まっているエイシンヒカリ。
天皇賞・秋が国内でエイシンヒカリの走りを見られる最後の機会となりそうです。
ただ、左回りに不安があることも事実。
脚質も極端な馬なので休み明けも含め、いろいろと不安はありそうですが、こちらも国内ラストランになりそうなので有終の美を飾っていただきたい。



国際G1であるドバイターフでGI初勝利を挙げたリアルスティール。
前走の安田記念では国内GI制覇が期待されたものの、11着に惨敗。
秋はM・デムーロ騎手との新コンビで毎日王冠で復帰する予定でした。
しかし、最終追い切り後に回避が決定。
夏負けの影響が長引き体調が上がってこないことが理由だったようです。
怪我ではないため今後は予定通り天皇賞・秋に向けて調整されるとのこと。
ただ前哨戦を使えなかったのは大きなマイナス。
安田記念でも折り合いを欠いていただけに距離が延びる天皇賞では折り合いがポイントになりそうです。
天皇賞・秋ではデムーロ騎手が手綱を取ることも正式に決定しました。
昨年のクラシックはドゥラメンテやキタサンブラックと共に盛り上げてきた一頭。
ドゥラメンテが引退して、キタサンブラックも不在の天皇賞秋だからこそ、4歳馬代表の意地を見せてほしい。



当初は怪物とまで騒がれていたルージュバックは、毎日王冠で牡馬相手に見事な勝利。
得意の東京コースでまたもや自慢の末脚が爆発しました。
天皇賞秋も毎日王冠と同じ東京コース。
距離延長も問題なく、牝馬ながら混合戦を得意にしているのも魅力的な一頭。
毎日王冠の後は短期放牧でリフレッシュ。
20日に帰厩し状態も引き続き良さそうです。
スランプから完全復活した感のあるルージュバック。
本番でも侮れない存在となりそうです。



予定を変更してまで出走した宝塚記念では、全く見せ場のなかったアンビシャス。
当初は毎日王冠→天皇賞・秋の予定だっただけに何故出走したのだろうかww
復帰戦となった毎日王冠は惜しくも2着。
ルージュバックには差されたものの、休み明けとしてはまずまずのレースぶりでした。
春の中山記念ではドゥラメンテ、リアルスティールと互角の戦いを見せ、惜しくも2着。
そのあとの大阪杯では、キタサンブラック、ラブリーデイたちに勝っての1着なだけに決して弱くはない。
天皇賞秋が行われる東京2000mはおそらくこの馬にとってベストの舞台。
相手はさらに強化されるが悲願のGI獲りをしてもらいたい。



安田記念で鮮やかな逃げ切りを決め、モーリスの連勝を止めたロゴタイプ。
この馬も秋は天皇賞を最大目標にしている。
ただ復帰戦となった毎日王冠では8着。
この秋は真価が問われるところだが、復帰戦は惨敗に終わってしまった。
やはり安田記念はフロックだったのか。
天皇賞での巻き返しがあるのか注目です。
G1馬としての意地の走り見せつけてほしい。



連覇を目指すラブリーデイは京都大賞典で3着。
距離適性を考慮すると次走は天皇賞・秋で連覇を目指すことになるでしょう。
京都大賞典でもやや折り合いを欠く場面がみられただけに距離短縮は歓迎。
このところ勝ち切れないレースが続いてはいるが復活のキッカケとなってほしい。



宝塚記念6着のあと休養しているサトノクラウン。
天皇賞秋に直行することになりました。
休み明けの馬はあまり結果が出ていない天皇賞秋。
ただ東京2000mはこの馬にとってもベストの舞台設定でしょう。
サトノダイヤモンドが菊花賞を勝った事により、サトノはG1を勝てないなんて、もう言えなくなってしまったww
この馬もクラシック時は騒がれてた馬だけにフロック視はできない。



もう一頭のサトノ勢、サトノノブレスも天皇賞へ。
敗れはしたがオールカマーではあのゴールドアクターとクビ差。
改めて中距離での能力の高さを見せてくれました。
あとは結果の出ていないGIでどこまで肉薄できるかでしょうか。



昨年の天皇賞秋2着馬であるステファノスもまだフロック視はできない。
穴馬としておさえておきたい。





【ナッツの予想】
◎エイシンヒカリ
◯ルージュバック
▲アンビシャス
△モーリス
△ラブリーデイ
△ステファノス



ちなみに、他の有力馬ではゴールドアクターとキタサンブラックは天皇賞を回避。
ゴールドアクターはオールカマー(1着)からJC、キタサンブラックは京都大賞典(1着)からJCに向かうらしい。


◇天皇賞・秋の主な回避馬

・マカヒキ
年内休養、復帰戦は京都記念を予定

・キタサンブラック
京都大賞典(1着)→JC

・ゴールドアクター
オールカマー(1着)→JC

・サウンズオブアース
京都大賞典(4着)→JC

・シュヴァルグラン
次走はアルゼンチン共和国杯が有力、目標はJC

・マリアライト
オールカマー(5着)→エリザベス女王杯→有馬記念

・トーホウジャッカル
復帰は11月のジャパンCを予定

・スマートオーディン
脚元に不安が出たため秋のローテーションが白紙




今年の天皇賞・秋は久しぶりの好メンバー。
どんなレースが展開されるのか楽しみです。

このメンバー加わるジャパンカップは更に楽しみです。

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