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日々のぼやきと備忘録、愛をこめて。フィクション。

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日々のぼやきと備忘録、愛をこめて。フィクション。

最近の記事

最近は、数年間に及んで溜め込んだ鬱屈が僕の許容限界を越え、爆発している。毎晩頭の中で色んな記憶と考えが時速200kmで走り回っている。脳内で轟音が鳴っている。この爆発が落ち着いた時、きっと楽になると思う。もしくは壊れるか。

    • 悲し、美し、愛し、哀し。全てかなし、という字。人は昔から孤独だ。

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        他人を傷付けてしまう事に怯えている。結局それは自分が傷付きたく無いの裏返しでもある。 年を重ねれば重ねるほどに何もかも分からなくなる。というより答えが出なくなる。 心では救われたいと願っていても、もう半分の自分が救われるべきではないと、生温く絡み付いてくる。 選ぶ事は捨てる事で、その度に失う未来が怖くなる。

        • 喫茶店でプリンを一人で食べ切った時に、僕が選んだ今この瞬間をやるせなく思った。

        最近は、数年間に及んで溜め込んだ鬱屈が僕の許容限界を越え、爆発している。毎晩頭の中で色んな記憶と考えが時速200kmで走り回っている。脳内で轟音が鳴っている。この爆発が落ち着いた時、きっと楽になると思う。もしくは壊れるか。

        • 悲し、美し、愛し、哀し。全てかなし、という字。人は昔から孤独だ。

        • 喫茶店でプリンを一人で食べ切った時に、僕が選んだ今この瞬間をやるせなく思った。

          雪崩

          雪崩れ込むようにホテルに入った。キスをするのも手を繋ぐのも、身体を重ねるのも、心が苦しかった。全てが悲しく思えた。何もかもが遅すぎてどうする事も出来なかった。鏡には裸の醜い自分が写っていて、全部馬鹿馬鹿しくなった。朝には何もかも全て無になった気がした。朝日が痛く眩しかった。ただひたすらに好きだった。この呪縛から逃れる術はもうとっくに見失っている。

          駅へ向かう混雑した朝のバスの中で見覚えのあるコートの女性を見かけた。女性はこちらに気づく事は無いまま先にバスを降りていった。それから少し後で、さっき女性が首に巻いていたマフラーが僕が当時のクリスマスに贈った物だった事に気づいた。色んな感情で自然と口元が緩む。どうかお元気で。

          駅へ向かう混雑した朝のバスの中で見覚えのあるコートの女性を見かけた。女性はこちらに気づく事は無いまま先にバスを降りていった。それから少し後で、さっき女性が首に巻いていたマフラーが僕が当時のクリスマスに贈った物だった事に気づいた。色んな感情で自然と口元が緩む。どうかお元気で。

          一年に何回満月になるのかなんて知らないし 惰性で買い足した缶酒はぬるくなる頃には大概邪魔になるし 営業終了後の照明は誰の為に光っているのかも分からないし 東京というタイトルの曲を聴いて感傷的になるほど東京の事は知らないし 色んな事について考えられるほど僕は元気じゃない

          一年に何回満月になるのかなんて知らないし 惰性で買い足した缶酒はぬるくなる頃には大概邪魔になるし 営業終了後の照明は誰の為に光っているのかも分からないし 東京というタイトルの曲を聴いて感傷的になるほど東京の事は知らないし 色んな事について考えられるほど僕は元気じゃない

          六月

          漠然とした絶望感と死にたさに襲われている六月。この感じがここ最近はずっと続いていて、五月病ってほんとにあるんだな、とか雨と湿気の所為かな、とか自分以外の要因を探して理由にしてみていたけど、一向に治る事がなく、もしかすると普通に何かしらの心の病気なのかもしれない、などと考えてみたり。心の平静を保つ為に試行錯誤をしてみているけど、あまり好天は無い。ようやく五月が過ぎ去ったのに、その後には梅雨が来て、かなり僕を殺しにかかって来ている、この季節。

          日曜日

          飲み会の次の日特有の、アルコールが胃の中に少し残った違和感と喉の渇きを感じながら起きる。久しぶりに、やらなければいけない事のない日曜日。週末。誰にも何にも追われない、束縛されない自分だけの時間。こういう気ままな暮らしをしていると、自由なようでも何かが固まってきて、いつの間にか自分が決まったことをしていないと不安になるようになってくるし自分で自分を壊せなくなる。自由なようでいて、不自由なのかもしれない。

          日曜日

          夜、真っ暗な部屋、窓越しの雨音、波のような、海のような、溺れてしまいそうになる感覚、どんどん沈んでいく錯覚 上階から落ちてくる壁の中の排水、換気扇の旋回音 頭の中で回り回って段々と呼吸が浅くなる もう大人なのに 全然大丈夫じゃない

          夜、真っ暗な部屋、窓越しの雨音、波のような、海のような、溺れてしまいそうになる感覚、どんどん沈んでいく錯覚 上階から落ちてくる壁の中の排水、換気扇の旋回音 頭の中で回り回って段々と呼吸が浅くなる もう大人なのに 全然大丈夫じゃない

          春暁

          カーテン越し、流れ込んでくる春風、とか仕事の昼休憩に家に帰り、食後ベッドに寝転がりながらメモ帳にポチポチと打ち込んでいたら、知らぬ間に寝落ちしていた。そして寝過ぎて昼休憩からの戻りに30分遅刻してしまう大失態。ベッドから飛び起きて会社に小走りで戻る。これが本当の春眠、暁を覚えず。馬鹿だ。

          春暁

          意味が無い日々に 備考を書き足す 毎日に 行き当たり微々に 非情を捨て去る 第一に

          意味が無い日々に 備考を書き足す 毎日に 行き当たり微々に 非情を捨て去る 第一に

          薄れた輪郭

          過去の恋愛は呪いだ、という言葉を見かけた。何をしていても常に、当時の記憶の断片と彼女の名前は頭の片隅に居座っている。そこに感情は多分存在していなくて、ただ形も匂いもしなくなった抜け殻の記憶が、永遠にゆらゆらと宙を漂い続けているだけ。忘れられないという呪い。 今ではもう殆ど思い出せないほどに遠い過去の記憶なのに、何故かあの時に抱いていた感情の感覚だけが残っている。 日々、年月を重ねるにつれ、あの頃の思い出の輪郭は少しずつ薄れて無くなりつつあるけれど、それでも相変わらず漂い続けて

          薄れた輪郭

          春になれば

          拭いきれない真っ黒な泥のような感情がいつまでも纏わり付いて離れない。春になれば、と、何かが良くなることを身勝手に期待している。優しい風に当てられたせいか、朗らかな感情と憂鬱とがぐちゃぐちゃに混ざり湧き出る。春になれば、眠れない夜の孤独と寂しさは、消えるだろうか。春になれば、理由もなく泣きたくなる夜は、無くなるだろうか。一人の夜の深すぎる孤独は、いつになれば飼い慣らせるだろうか。何か、変わるだろうか、変えられるだろうか。春になれば。

          春になれば

          眠れない夜の胸の圧迫感、動悸に合わせてぐるぐる回る色んなこと、理由もなく急に来る息苦しさ、かなしい

          眠れない夜の胸の圧迫感、動悸に合わせてぐるぐる回る色んなこと、理由もなく急に来る息苦しさ、かなしい

          恋愛感情

          いつからか、異性に対して、恋愛感情を抱く事がなくなった。抱けなくなったような気がする。 最後にちゃんと恋愛をしたのは大学生の頃。当時付き合っていた彼女のことはちゃんと好きだったし、愛しく思っていた。一般的な、普通の大学生らしい恋愛をしていたと思う。けれど僕の就活のタイミングですれ違い、お別れしてしまった。それからもう早3年ほどが経つ。周りからの薦めもあり、過去にいくつかのマッチングアプリを試して何人かの女性には会ってみたが、結果その女性たちに、恋愛感情を抱くことができず、付

          恋愛感情