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上智大学ソフィア・アーカイブズ(東京都千代田区・四ツ谷駅)

国内にはミッション系の大学が数多くあるけれど、日本初のカトリック教会系の大学なのが上智大学である。その源流は戦国時代にまで遡ると言っていいかもしれない。イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルによって構想された高等教育。その想いは明治〜大正時代になって花開き、尾張徳川家の中屋敷があったこの地に設立されたのである。

四谷キャンパスの6号館にあたるソフィア・タワーの1階にあるのが上智大学の歴史を紹介するソフィア・アーカイブズで、展示室のようなものではなくシンプルなガラス展示ながら、上智大学の設立にあたっての宣教師の理念、聖イグナチオの霊的な遺産である「霊操」の資料として「スピリツアル修行」「霊操」「コンテムツスムンヂ」といった書籍も紹介している。2022年は聖イグナチオの回心500年の節目にあたる年だそう。

霊的な遺産である

上智大学はイエズス会の設立した大学でありつつ、カトリック信者だけでなく他派の教徒や仏教やイスラムといった別の宗教の信徒も多くおり、多様性が重要視されている世の中ならではといったところか。トイレはウォシュレット式。

ピアノも残っている


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