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千葉工業大学スカイツリータウンキャンパス(東京都墨田区・押上駅)

東京スカイツリーでは『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボレーションイベントを実施しているらしく、スカイツリータウン・ソラマチの所々にジョジョのイラストがちらほらとある。スカイツリーの展望台でもイベントを実施しているそうなので興味と財布の余裕があれば訪れてみるのもいいかもしれない。両方ともある程度あったのだけれど時間がなかったので今回は諦める。上るなら上るのを目的としないとね。何かのついでに訪れるところではないだろうし。

そんなスカイツリー・ソラマチの8階には、なぜか千葉工業大学のキャンパスが存在する。なぜここにあるかは定かではないけれど、実際には研究所とかではなく展示を中心としたエンタテインメント色の強い施設になっている。もちろん大学の施設なので無料な上、みんなスカイツリーに夢中でこんな良い場所があることに気づいていない。まさに穴場。灯台もと暗しとはまさにこのことよ。

このバベルの下に見事なミュージアムが

展示室は二つあり、最初の展示室では機械技術に関するエリアとなっている。スタッフの方が付き添いで一つ一つの展示内容をわかりやすく説明してくれるので、知見がなくても楽しめる内容になっている。震災の際に活躍した無人型の探索ロボットや、重量の大きなものを段差でも簡単に運搬するための二足歩行ロボットなど、機械工学の粋を集めた機械が揃えられている。

探索ロボくん かわいいやつだぜ

注目は未来のパラリンピックを想定した車椅子。バーチャルで映し出した未来の都市を、車椅子型のハンドルで操作する。坂道であれば重くなるし、スピードが上がれば軽くなる。車椅子が宙を飛ぶようなスピードになればフワッと空に浮かぶような感覚が操作者にも感じられるという画期的なもの。屋内でも競技ができるように配慮されている未来の乗り物といった感じ。

めっちゃくちゃ疲れる

もう一つの展示室は宇宙について。アニメ『マクロス』のヴァルキリーの原寸大模型が河森正治さん監修のもとで出迎える。宇宙探索についての成果を紹介している中で注目は「はやぶさ2」の原寸大。思ったよりも小さいことが意外。小惑星イトカワやリュウグウの模型も展示されている。隕鉄から作られた刀剣の展示なんかもあって興味深い。

はやぶさ2の原寸大 意外とちっちゃい

なかなか面白い展示が揃っているものの、見学者はほとんどいないという独占状態でかなり楽しめる。トイレはウォシュレット式。

マクロスですってよ


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