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育休に関する質問で、珍しく答えられずにモヤモヤした話

「育休を取って奥さんをより好きになったと言いますが、それはどうしてなのでしょう?

子育てを一緒にやって、奥さんのしてくれていることに気づいたのは分かるのですが、それと、『より好きになった』とは、どのようにつながっているのでしょう?」

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▼より長い期間、一緒にいたから、だと思います
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そう答えたものの、なんだかスッキリしませんでした。

でも、一年間の育休を取って、その間、妻のことをより好きになったのは事実なんですが、、、

とモヤモヤ考えていたところ、ふとある本のことを思い出しました。

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▼7つの習慣
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世界的に有名な自己啓発本で、スティーブン・R・コヴィー氏が成功者たちの共通点を観察してまとめた本です。

これの一つ目が、「主体性を発揮する」

ものすごくざっくり説明すると、

「反応的な言葉(しなくてはならない)」

ではなく、

「主体的な言葉(そうすることに決めた)」を使おうね、みたいな感じです。

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▼妻を好きになることを決めた僕
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元々、妻のことが好きで結婚した僕ですが、あるときから「妻を好きになること」「妻を愛すること」を決めました。(自然と)

なので、「好きだよ」「かわいいね」「ありがとう」を毎日(本当に毎日!)伝えています。

その理由は「妻を愛することに決めたから」です。
なんでそんなことを決めたかは分かりませんが、いつの間にかそんな習慣が身についていました。

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▼「愛する気持ちを失ってしまったんです」という相談者に、7つの習慣の著者はどう答えたか?
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「愛する気持ちをもう失ってしまったんです」
という相談者に対し、コヴィー先生は、

「奥さんを愛しなさい」と返事をしたそうです。
そのやり取りを一部抜粋します。

(前略)
「奥さんを愛しなさい」と私は返事した。
「ですから、今言ったでしょう。その気持ちはもうないって」

「だから、彼女を愛しなさい」
「先生は分かっていない。愛という気持ちはもうないんです」

「だったら、奥さんを愛すればいいんです。その気持ちがないのだったら、それは奥さんを愛するとても良い理由になりますよ」

「でも愛情がないとき、どうやって愛すればいいんですか」

「愛は動詞である。愛という気持ちは、愛という行動の結果にすぎない。だから奥さんを愛しなさい。

奥さんに奉仕をしなさい。犠牲を払いなさい。彼女の話を聴いてあげなさい。感情を理解してあげなさい。感謝を表しなさい。

奥さんを肯定しなさい。そうしてみては、いかがですか」
出典 スティーブン・R・コヴィー著 「7つの習慣」p.100

なんだか禅問答のような会話ですが、昔の僕にはこのやりとりが、心に残っていたのでしょう。

育休中の、そして育休が明けてからの僕の考え方に影響を与えている気がします。

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▼自然と妻を好きになったのか、好きになることを決めたのか、もはやどっちでもいい
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卵が先か鶏が先か、みたいな話で、妻のことを自然と好きになったのか、好きになることを決めたからずっと好きでいられるのかもはや分からなくなりましたが、

少なくとも僕は妻が好きですし、妻のことを愛しています。なぜかって?それは、

そうすることに、決めたから、です。

育休を取って、夫婦の仲が良くなるかどうかは分かりませんが、

少なくとも「妻を好きでいると決めること」は、どうやらできそうです。

そして、妻を好きでいれば、

返報性の法則
(相手にしてもらったことに対してお返しをしたくなる気持ち)

が働いているのかどうかは分かりませんが、

妻も僕に優しくしてくれます。

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▼育休をとって、夫婦の仲を深めるためには?
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そう聞かれたら、今の僕はこう答えます。 

「奥さんを、好きになることだ」と。

パートナーとの仲を、もっと深めたい、
そんな方は「7つの習慣」の第一の習慣「主体性を発揮する」の章だけでも読んでみてはいかがでしょうか。

僕の今後の課題は、今の状態を続けること、ですかね。。。

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