公募原稿に突如現れる「句点なし改行」を撲滅する方法【Word編】

挨拶と背景

11月最後の休日。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
公募戦線に立っている人は、最後の休日ということで公募原稿の追い込みに急き立てられているかもしれません。(GA文庫大賞とかねっ!)

朝から友人の「あざにゃん」が苦しんでいたので、便利方法を記事にまとめることにしました。

小説の原稿とかだと、地の文の改行は普通句点(。)の後に来ますが、それを単純に忘れてしまっていたり、改稿時にミスで消しちゃうとかあるあるですよね。普通、ミスは全文検索とかかけて倒すんですが、

「『句点がなくて、改行している』とかどうやって検索すればいいんだよーーーーーー! ……十万字分、目で追っていくしかないか(諦め)」

と、なりがちです。

方法

一般的な正規表現とかでテキストエディタで倒すのが王道ですが、公募界隈ではやっぱりWordを使っている人が多いので、Wordのやり方をメモしておきますね。

ワイルドカード検索 [!。]^13

以上です。

具体的には「高度な検索」(「置換」でも開くよ!)のウィンドウを開いて、下の画像のように「ワイルドカードを使用する」にチェックして、上記の文字列で検索すればあら不思議。句点の無い改行だけが引っかかります。

画像1

解説
1.!マークは「〇〇でない」の意味で、!。で「句点でない」を意味します。これを[]マークで括ってあげています。
2.^13はワイルドカード検索で「改行」を意味します。

まとめ

上の方法で「句点なし改行」を全文検索掛けていって、怪しいところは直していってあげてください。

補論1 会話文終わりの鉤括弧後改行なども飛ばす

会話文「」とか思っていることを現している()とか、『』とかの後の改行も飛ばしたいということきには、上記の応用で、

[!。」)』]^13

とかしておいてあげてください。

補論2 二重句点などもチェックしてあげてね

句点なし改行の他に、投稿原稿には「、。」(読点句点)、「。。」(廿九点)などもなぜだか忍び込んでいます。これは単純にWord検索で「、。」とか「。。」とか検索すれば当てられますので、投稿前にはチェックしてあげてくださいね。

以上! 良き、投稿追い込みライフを!

参考文献


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