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KAC2020を完走しました!(カクヨムの短編イベントのお話)

昨夜でKAC2020を完走しました!
KAC2020はカクヨム4周年を記念して行われている「カクヨム誕生祭2020」の内のイベントの一つ。2日に一回、昼の12時にお題が出て、次の日の夜中0時まで――1日半で4,000字以内の短編を書けという結構頭のおかしいイベント。

去年は10連発(ただし三回に一回は3日の猶予)だったのですが、今回は5連発なだけ良かったかなと。

去年10連発やったあとに、脳内が廃人になりまして、リハビリにかなりかかりましたので、今回は「参加するにしても適当に手癖で書く程度で〜」とか思っていたのですが……

いざ始まると……

メチャメチャ本気で書いてしまいましたっ!

いや、まぁ、良いんですけどね。
今回を機会に、去年の初秋あたりから、どうも見失いがちだった自分の作風と色彩を取り戻せたような気がしています。

では、以下、順番に。

KAC1 お題「四年に一度
作品『イェリエルの空が割れても、その波に少女の命を捧げる必要はない。

ファンアートいただきました!

異世界転生ファンタジー、宗教物、知識チート(経済学)、ちょっぴりロマンス、を4,000字に詰め込んだ荒業。本作でガチ本気を出したことから引っ込みがつかなくなり成井のKAC2020が始まった。とにかく貰った感想は「これ、ほんとに4,000字!?」

KAC2 お題「最高のお祭り
作品『あの夏の垂木祭をいつまでも君と

いわゆる成井の空色系作品。本当に全力で書きました。過去に書いてきた空色系作品を全部超える作品になったかもしれません。

空色(青色)系作品に関しては大体上の記事にまとめました。

ありがとうー!

KAC3 お題「Uターン
作品『あなたを待つ小雨の仁沢駅で

時間的に一番ギリギリになってしまいました(汗)。KACってその特性上、投稿が遅くなると読んでもらえる量が極端に減るんですよね。行き止まり感のある、しんみり作品ですので。是非。

皆さんの読後の感想も面白かったです。二人の関係がこの後、どういう結末を描くか。なんだか、期待半分に二人は良いカップルとして続いていくだろうという読者と、「これ……絶対別れるよね?」となった読者が半々という感じでした。

KAC4 お題「拡散する種
作品『エウロパの街の片隅で





そして、物語は最終章へ……

そして、最後のお題がこれですかいっ
前回のKACでも夢オチ縛りとかあったんですが、お題でオチのネタバレ縛るような行為って御法度だと思うんですけどねぇ……。
まぁ、いいや、これもKACだ。
だからって、「こんなどんでん返しでーす」ってひっくり返して終わるみたいな作品はとても、この流れでは書けないし、自分で納得できない。

というわけで、昼の間中、うんうん悩んで、出てきたのがこの作品です。

KAC5 お題「どんでん返し
作品『僕は女神ウルドに、どんでん返しを願わない。

KAC1〜4で「異世界ファンタジー」(緑)、「青春(現代ドラマ)」(青)、「恋愛」(桃)、「SF」(紫)と書いてきたので、それらのどれでもなくて、自分らしくて、その全体の要素を取り込んだような作品を書きたいと思いました。

 辿り着いた「どんでん返し」の帰着先。それは、現代ファンタジーでした。でも、その色は青色。青春恋愛ものの成井節テイストをふんだんに取り込み、SFかミステリのような構成と叙述トリック(あ、言っちゃった。ネタバレ?)、そして会話の流れはしばしばコメディにコミカルに。ある意味、全要素を取り込んだ贅沢な4,000字を書けたのでは無いでしょうか?

 ちなみに女神ウルドって「ああっ女神様っ」に出てくんですが、そもそも北欧神話のノルンという女神の一人なんですよね。
 ちなみに、三人いるウルド、ベルダンティ、スクルドの内で、ウルドは過去を司るという解釈があります。読んでいて、そこに気づいて、ちょっと展開が読めた人がもしいたら天才すぎるのでご一報ください。


そんなわけで、KAC2020五作品を放出し終えました。
完走!疲れた! _(:3」∠)_

以下、ちょっとまとめますと。

◎ 五作品全て別ジャンルで書きました。
◎ 五作品全て、ガチの、真面目の、本気で書きました。(なので、どれから読んでもらっても構いません。どれも、それぞれのジャンルの成井のピークです)
◎ コメディなしパンツも、おっぱいも、水沢くんも出てきません
◎ いずれも「4,000字の短編の内容じゃねーよ!」っていう密度

そういうわけで、この学びを活かして次はまた長編を書きたいと思います。
ありがとうございました。是非、五作品全て立ち寄ってみてください。
(そして、よければ、感想と☆評価も置いていってください〜(*´∀`*))

ではでは〜!

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