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2か月かけて、真エンドまで3周して来たので、アーマードコア6をネタバレありでレビュー

「リスクをとって、リターンを取りに行け」という生き方〈スタイル〉に火を点けた、アーマードコア6というゲームを紹介する。

アーマードコア6、間違いなく最高のゲームでした。

真エンドといわれる、3週目までクリア。ネタバレ全開で感想を書く。
自分とアーマードコアとの出会いは、中学1-2年生くらい。20年も前。
それが3のサイレント・ライン。
同じマンションに住む同級生とよく遊んでました。
あの時は、両腕マシンガン+フロートで遊んでいた気がする。
対戦は、メモリーカード持っていってたのかな? 覚えていない。
ああいう物理の半径数メートルの距離も懐かしい。

◆メリハリとして機能した、スタッガー・システム

いわゆる、体幹ゲージ。
体幹を削ると、一時停止+被ダメージが増加するという撃破以外のメリハリ要素。
大ゴールが撃破だとしたら、中間ゴールとしてスタッガーを狙う、というもの。
自分がやった時は、よし!となるし、逆にスタッガー状態になると、やべぇとなる感情に効くシステム。

◆ストイックなアセンブル

アップデート前は、両腕ショットガン+両肩スタンニードル砲があまりにも強力すぎた。
イイ感じのアセンブルを組んだとしても、上記で張り付きプレイでどうにかなってしまった。
単位時間あたりの衝撃力が高すぎて、スタッガーを簡単に起こせてしまうからだ。
ただ、救済措置として最適解があるのは悪いことではない。自分が本来の性能を引き出せていないだけだ。
成長は、自責から始まる(ストイック)
10月アタマのアップデートでは、他の武器の上方修正が行われたが、
多くのアセンブルの可能性が開かれるいい調整だったと思える。

いまはこんな感じで遊んでいる。
バズーカ・マンスタイル。
スウィーン・バーンにうまくカウンター入ったので上げてみる。


◆俺は直接的には教えないけど、学んでいけ、というスタイル

多くのプレイヤーを絶望に落とした『バルテウス』
間違いなく最高のボスでした。

1)パルスを剥がせ!

こんなん無理じゃーねーかと思いつつも、振り返ってみると、
・『パルス・アーマー』を使う、ザコ戦がある
・『パルス・アーマー』を剥がす、『パルス・ガン』を使う中ボスが出てくる
・『パルス・アーマー』を使う大ボスと戦う
と初見殺しであるのは間違いないですが、ヒントはめちゃくちゃ散りばめている。教え方がうますぎる

2)危険を顧みずに突っ込んでいけ!
・大量のミサイル弾幕の中にアサルトブーストで突進すると回避できる
というリスクをとってリターンを取りに行け、という生き方ごと教えてもらえる

3)クイックブーストだけじゃなくて、立体的に動け
・本気モードになると、火炎斬りをしてくる
横の移動(地上の左右回避)ではダメで、立体的な回避(空中で上下)が求められる、というメカ・アクションである必然性が感じられるバトル

撃破した後も、しきりに「今は休め 621」とプレイヤーの気持ちに寄り添ってくれる、やさしさが心に染みる最高のプレイ体験でした。

◆コーラルによる集団幻覚〈ネットミーム的・二次創作〉

本作に「ビジュアルありの人物」というのは一切登場しない。
というのも、すべて「通信による声+アイコン」で表現されるためだ。
しかし、あまりにも印象的なキャラ立ちでシナリオ班には最大限の賛辞を送りたい。文字+音声情報だけでここまでいけるの...?

・愉快な遠足の始まりだ!のレッドガン隊長G1 ミシガン
・あまりに神経質で陰湿なV.Ⅱ スネイル閣下
・生殺与奪を握れる、V.Ⅶスウィンバーン

この前作から10年の時・見せない情報・SNS時代・フロムという熱烈なファンを持つ背景にバチッとはまってしまった。
・大豊娘娘(だーほんにゃんにゃん)
・デスルンバ
・ルビコン空手
と、プレイしないとわからない用語が出てくる。
これらが二次創作的に、このバズの仕方は想定を上回ったと思う。すごすぎる。まったくもって、再現不可能なプロモーションである。

結論、未プレイの方はいますぐプレイしてください。
コンティニュー前提なので、PS5版をオススメする。


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