見出し画像

The Life in Baguio #4

【山岳民族のみんなとダンスワークショップ】

2015.10.30

バギオに日本人ダンサーの方々がワークショップを開きに来ています。たまみさん、あさみさん、開発さんの3人です。ステイ先は同じゲストハウス、TALAです。私とDAISUKEさん、そのほかのお客さんとワークショップに参加する山岳民族の方々も泊まっているので部屋はフルです。私は山岳民族の女の子たちと一緒のドミトリーに泊まりました。彼女たちは、普通のモダンな服装をしており、そんなに民族ー!という感じではありませんでした。シャイだけどかわいい子達です。年齢は高校生くらいです。ワークショップに参加するみんな、というくくりでなんと私たちにも朝ごはんを作ってくれました!えらい!朝からこんなにさわやかなみんな。男の子たちは20-22歳くらいみたいです、、、、若く見える。左からロジャー、ティノ、カートです。

みんなで朝ごはんを食べた後にジプニー(乗り合いのバン)をチャーターしてワークショップ会場に向かいました。地区のコミニティセンターのようなところです。講師を呼んで様々な公衆を野外でも屋内でも受けられるような場所なのですが、この日は警察かたがたが射撃の練習してました。でも手を振ったらニコニコして振り替えしてくれた、「おいおいいーのかい笑」 と思いながら見てました。

さてダンスワークショップは屋外で始まりました。たまみさんが体のほぐし方からじっくり教えてくれます。うん、教えるというよりは導いていく感じですね。下の写真はこれから始まるぞーという様子。

今座っているのはドゥマイ、バギオ在住のライターで、詩の表現活動をしています。Field Trip Asia のCafe yagamでのトークイベントにも参加していた方です。

ワークショップは体をほぐして個人で体を動かしてみるパートと、グループを組んでお互いの身体の相互作用の中で新たな発見をしていくパートがありました。特に面白いと思ったのは、イメージの力で身体の重さや硬さが変わるということ。これは2人組を作って片方が「自分は重ーい石だ」と想像し、もう片方が実際にその人を抱いて持ってみるというものです。本当に思ったとおりになります!びっくりするくらい。私が石を試した後に「ヨーグルトだ」と想像したら、私を抱き上げてくれたあゆこさんが、「なんかさっきより軽かったけど柔らかくて不思議な感じ」と言いました。ちなみに石を想像したときは「かなにこれ硬っつ」っと言ってました。すごい!イメージ力でこんなに変わるんだ!

お昼ご飯の後のワークショップは屋内でやりました。ティーカップと呼ばれるワーク。必ず身体のどこかを使って円を作り、隣の人にその円をつないでいくのです。受け取るほうも円を作って準備します。左からカート、NPOでインターンをしているみさと、ロジャー、ドゥマイ、キム、エレイン。

ほかには、2人組で目を瞑って端を人差し指の先で支え、いろいろ動き回ってみる、というワークもやりました。割り箸の支え方にも役割が生じたりとか、主導権がどちらにあるとか、どうやってそれをもう片方に渡すとか、常に感覚を研ぎ澄ませていて初めて気がつくことがいろいろあります。デモンストレーションをするたまみさんと開発さん。

2日目のワークショップでは、グループでロケーションを決めて、その場所を感じながら動きを創作し、発表するということをやりました。まずたまみさんが自身の表現を見せてくれました。久しぶりにコンテンポラリーダンスを見たなぁという懐かしい気がして、さらに動きにも目を奪われてました。仙台で踊っている千葉瑠衣子さんは元気だろうかー。

私はカートと、みさととキムと一緒のグループ。建物の2階のバルコニーを観客席に設定して、そこから見られる風景を考えながら動きを創作し、気持ちを共有していきました。その発表の一部の写真がこれです。

とっても楽しい2日間でした。ワークショップを通じて体で触れ合ってきたからでしょうか、なんだかみんなと距離が近い気持ちがしました。

夜ご飯もTALAで一緒に作って食べます!この日の夜は新鮮な鶏を使ったピニクニカン!(ごろごろチキンスープ)サラダにはりんごがたっぷり入ってました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?