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The Life in Jakarta #7-Exploring The Slum Area 1

2015.11.22

【ジャカルタのスラム地域に行ってきました】

私が東南アジアに来たのは「先進国でないところに行って社会を見なきゃだめだ」と感じていたからです。なので、今回の1か月ちょっとの旅では全くリゾート地に行きませんでした。(ちょっとくらい行けばよかった…)

ということで、インドネシアの友達Andhikaに「どこを観光したいの?」と聞かれた時は、「現地の人のように暮らしをしてみたいし、貧しい地域を見たい」とリクエストしていました。ということでスラムに行ってきました。

この日はAndhikaと一緒にスラムに行く予定だったのに、「臭い所に行くと頭が痛くなるし、やることあるから一人で行ってみて」と言われ戸惑いました。「日本人の女子が1人で歩いて危ないよね?」と聞くと、「あのスラムは貧しいだけで、とくに何かをしない限り、Narumiに危害を加えようとはしないから大丈夫」との答えが。それなら、行きましょう。現地人のAndhikaに頼りっぱなしは駄目だと思ったので1人で行く決心をしました。

ということで、スラム街が周辺にあるというMangarrai駅まで電車に乗ります。下の写真は駅。駅の建物に歩道橋がないので、プラットフォームを移動するときは電車が来ないタイミングで線路を渡って移動します。

Manggarai駅を出ると、たくさんTrycycleが停まっていて、乗らない?と声をかけられます。

駅から数十メートル歩くとすでにもう貧しそうな雰囲気。これは道路沿いに面しているのですが、こういう場所では家の前に、食べ物だったり、バイクや自転車のタイヤを売っていたりする店があります。店構えはボロボロ。

もう少し歩いていくと川を発見しました。そして橋を渡って上の写真の家の後ろ側に回れたのですが…トタンでできた家の密集地になっていました。これがマンガライ駅周辺のスラムです。川は赤土の色が溶け込んでいるのと、大量のゴミでとても汚いです。

上の写真の風景の対岸にいて川沿いの細道を進んでいくことにしました。3人くらいの男性が何か作業をしてます。「Narumiに危害を加えようとしない」という言葉を信じてびびりながらも若干にこにこしながら進みます。1人はペットボトルをたくさん集めて袋に詰めており、1人はいろいろな布を袋に詰めています。最後の1人は魚を袋に詰めていました。珍しそうな目で私を見ます。

勇気を出して「Did you get the fishes from the river ?」と、ジェスチャーを交えながら聞くと、「そうそう!」という感じの答えが。「Wow!!!Photo OK?」と聞くと喜んで魚を持ってポーズしてくれました。あ、案外いけるぞ!という気持ちになります。

これが見せてくれた魚。黒い。あの茶色い川に生き物がいるなんて。素手で取ったのでしょうか。あとで友達が調べたところ、これはIkan sapusapu という名前で、食用ではないようです。

川沿いを進んでいくと、こちら岸は対岸よりちょっとマシだと気がつきます。家がコンクリートでできていたので(1枚目の写真)、この家家の間を進むと(2枚目の写真)舗装がなくなり、赤土が剥き出しになります。

突然、ゲームをしている若者に遭遇。この道端にめちゃオープンになっているスペースはなんだろう?部屋か?家か?小屋か?

家家の間のさらに奥に行くと、裏側に出ます。庭みたいな空間。バナナも生えています。人は家の中にいたり、庭にいたりするのですが、こっそり隠れて写真を撮ります。どきどき。家の後ろ側が川沿いのため、土が泥状になっており、ゴミが散在しています。庭に若者がいて、私に何か言ってたのですが、にこにこして「Hello」と言ってその場をさりました。不法侵入してごめんなさい。


お、川が見えてきた。なにか燃やしている。

ゴミ汚いな。こんな所に住んでいたら、綺麗にしようという気にすらならないのだろうな。Andhikaが学校でやっていた経済学部の「Asian Economic Challenges」の学会で、学生たちが持続可能な社会発展のためにスラム問題を話し合っていたのを思い出します。各国の代表(インドネシア人学生がその立場になって話す)に日本がいなかった。

この庭から対岸のスラムの様子が見えたので、動画を撮影!こちらで見れます。子供たちが川からなにかを引き上げようとしています。


また家の表側に戻って小道を歩いていくと、どんどん川から離れていきました。すると、家が立派になっていきます。道も広いし、車もある。秩序がよみがえっていくような。ここは貧しいけど、スラムではないんだと思いました。

子供たちが遊んでいます。わ、広い所に出ました。サッカーをしています。みんなビーチサンダルですね。

うろうろしていたら偶然釣り堀を発見しました!こんな所もあるんだなぁー!

おじさんたちの娯楽みたいですね。いきなりあるから本当面白かった。看板とかないもん。

その隣の空き地で男の子たちが手作りの鉄砲で遊んでいました。その動画です。かわいい。全然会話できなかったけど、恥ずかしながら喜んでいた。「Japan」って言ったらそれだけはわかったみたいです。^▽^

かわいいー。川からそれるにつれてスラムでなくなっていくので、これではぬるい、と思った私はこのあと軌道修正をします。対岸に見ていたスラムの内部に入ります。次か次次会の記事にまた違う動画も入れる予定です。





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