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奥行きのあるラジオ通信~2023冬~

「改めましてこんばんは」なんて二人が落とす影のストライプ。

どうも、鳴海です。

さて、「終わったよ編」が終わってから迎える初のクール終わりとなるわけですが、更新状況がどうなっているかと言いますと……。

2つ出せました!すごい!(?)
今期は計4作品しか完走できていないので、そういう意味では、注力すべきところに注力した結果と言えましょうか。ひとまずの目標達成です。

ここで、ラジオにしていない残り2作品について、軽い感想を記しておこうと思います。

・『ツルネ – つながりの一射 –』
いわゆる2期。劇場総集編も観ており、そこで気持ちを新たにしていたこともあってか、すんなり心地よく楽しめました。そう、この「心地よさ」こそがツルネの肝なんじゃないかと思います。心情的にも次のステップへ、という感じで、1期が湊と静弥を中心とした「再起」に時間を費やしていたのに対し、風舞全体でより前へと進もうとする「向上」の空気感が部活らしくてよかったです。だからこそ、七緒と海斗の決闘も描けるし、「凡人の苦悩」遼平が「努力する天才」愁に別角度の刺激を与えるのも面白かった。沙絵ちゃんは癒し。正直、優勝したらやることないんじゃないの、と思っていた節がありましたが、ところがどっこい、「道」はどこまでも続くのです。悪役然として登場した永亮でしたが、CV:福山潤の声音から「良いヤツ」感が漏れ出ており、過去も絡めていい感じに仮面がぶっ壊されたことで、それまでの不穏な空気が浄化されたあたりも実にツルネでした。双子も改心したしな……。

・『Buddy Daddies』
P.A.WORKSのお仕事モノに連なるとされているのか、いないのか、男性主人公であり、裏稼業のバディモノであり、そして、子育てモノでした。正直なところ、思っていた10倍くらい子育てに比重があり、バックボーンを無視して見ると、純然たる子育ての一風景的なエピソードが結構な割合を占めていて笑いました。サブタイトル周りや音楽の演出あたりに期待される『GREAT PRETENDER』的なベクトルのお洒落さや二人の活躍は、縦横無尽に駆け回るミリに一蹴されてしまうのでした。殺し屋稼業という重石の扱いに苦慮した結果『SPY×FAMILY』にはなれなかったな、と評するのは些か短絡的ではありますが、そうして(マジの子育てエピソードとともに)ミリと向き合っていた時間だけは本物であり、それらの清算が流れ込んでくる終盤の展開と着地点はけっこう好みでした。ここから振り返って思うに、決してスマートで完璧ではいられない二人が「そして父になる」までの物語であり、特に、凍りついた零パパの心が体温を取り戻すところに一番グッときていたかもしれません。

既に春アニメに向き合う準備が完了しているという点においては、次こそこの形態の真価が発揮されるはずなので、もう少し手広くやれることを期待したいです。(「せーので聴けって言ってんの!」の清算も……。)

劇場版の感想としましては、

こちらも2本、変わらぬ空気感でお届けできているかと思いますので、よければお聴きください。『グリッドマンユニバース』のコピーがけっこう自分で気に入っています。

それでは、また次回。

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