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マザーマシンが売れている

工作機械業界が潤っている。

2014年は1兆4千億円の受注予想である。これはリーマンショック後の最高水準に達する勢いだ。

思い出すのは平成の初めごろ、工作機械の受注が5千億まで萎み、「もう1兆円の水準を抜くことはない」と悲観していたことである。9月単月で見ると、内需492億円外需864億円と海外需要の大きさが顕著である。「ものづくり」の勢いがもはや国内にはあまりないこと、海外で製造業が発達していることを思わせる。まわりを見渡しても、大型の機械を買ったという話はほとんどない。せいぜい「機械が古くなったので更新した」という程度で、基本的に守りの姿勢が多い。

製造現場が張り切っている時代には、あんな高い機械を買って大丈夫か?とはらはらするような事例がどこの町にもあった。今は賢明になったのか、先行きの弱含み経済を本能的に感じ取るのか、「慎重」「老獪」になっている。かくいう私自身が相談を受けると「初めから高額の機械を買わず、創意と工夫で生産性を高めながら、品質をよくする方法を考えるべき」とアドヴァイスしているのだ。

#機械 #マシン #製造業 #マザーマシン #外需

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