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終電に乗れば

こんにちはNARUです。

東欧ジョージアに移住して1年半ほどが経過しました。現地の生活にはかなり慣れてきて、もはや庭のように感じるときすらあります。

行きたいところに行くのに、どんな手段を使ってどれくらいの時間がかかるかとか、何もみずに判断できるようになりました。

首都トビリシの交通手段は大体3つで、地下鉄(乗り放題55円)、バス(乗り放題55円)、タクシー(300~600円くらい)なのですが、僕は状況に応じて使い分けています。

つい最近、地下鉄で終点の駅から、比較的中心地の方にある我が家へ終電で帰宅することがありました。

普段は最寄駅から行っても5駅くらいを往復するだけなので、端っこの駅から夜中に帰宅することはありません。

改まってプラットフォームや電車内の様子を見てみると、雰囲気がいつもと違って見えたんですよね。

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いつもは先ほど言った通り、日中〜夜遅くても21時くらいまで、中心の駅を行き来するだけなので、通勤、通学中だったり、デート中、買い物に出掛けている人が多くて、みんなガツガツしてるし、エネルギーに満ち溢れています。

その日は週末の夜だったので、ちょっとヤンチャしてそうな若者集団(クラブでも行くんでしょうか)、疲れ切った表情のおじさん、飲みつぶれて床に座り込んで抱き合う若者とおじさん。それを睨みつけているおばさん。

なんだか会社員時代に終電まで仕事をしてクタクタで帰っているときの自分を思い出しました。

Have fun している人と、僕と同じように疲れ切っている人が入り混じっていて、誰も悪くないのに、卑屈な気分になるあの感じ。。。

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話が逸れてしまいましたが、何が言いたいのかというと、こういう一面知ることはこの国を理解するのに重要なファクターだなって思ったんですよね。

よく海外の人から日本について言われるとき、

「日本は侘び寂びの心がウンタラカンタラ」
「アニメ最高、漫画最高、北斎so cool!」
「寿司大好き!」

っていう情報はもちろん日本の長所だし、誇るべき部分。
現に僕は寿司をビジネスにしようとしてるわけで。

ただ日本に住んでいた人からすると、それって全然日本の全てじゃないじゃないですか。
他にもいいところはめちゃくちゃあるし、ネガティブな面も数え出したらキリがない。

特に僕が感じた現地の人が纏っている雰囲気って、やっぱりその地に住んでみないとわからないんですよね。特にネガティブな面は国として見せないのは当然。

スリランカに1ヶ月滞在した時でさえ、本当に表面上の情報しか汲み取れていなかったなと思うわけです。

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雰囲気から感じることもそうですが、現地語を理解できるかどうかもかなり重要だと思っていて。

お恥ずかしながらジョージアに1年半住んでいて、僕はほとんどジョージア語を喋ることができません。

僕が日本語を話す時と、英語を話しているときで人格が少し変わるように、ジョージア人もまた、ジョージア語を話す時と英語で僕らとコミュニケーションを取るときで全然印象が変わります。

その言語自体が持つ雰囲気とニュアンスに加えて、母国語だからこそ本人の脳内がそのまま言葉に乗った時の本当の意味での真意を理解するって、マジで大変だよなぁ。

不満を垂れてもしょうがないのですが、母国語が世界でその国でしか使われてないって、不便だなって少し思っちゃいますね。

その点、音楽とかダンスとか料理って、五感で誰とでも会話できる感じが好き。

今僕が集中するべきは言語習得ではないのですが、いずれまた向き合うときがくる予感…!

ではまた🙌

【今日の一曲】
電車といえば



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