札幌東京間が縮まる感覚。
ワンルームの細い廊下に、洗濯物干しが立ち塞がっている。
月曜日の朝7:30。私は靴を履く。洗濯物干しの向こう側に妻がいて、「行ってらっしゃい」と手を振る。
その奥の、狭いリビングでは、長男と次男がまだ寝ている。
妻と次男は、今日午後の便で札幌に帰る。長男は東京に残る。木曜日に学生寮に入り、土曜日には入学式がある。木曜日までは、長男は私と同居。
木曜日に、私も立ち会って、入寮手続きや引越しを行う。いよいよ長男の新生活がスタートする。
私は土曜日の入学式に参列し、その足で羽田空港へ向かい、札幌に帰る。日曜日は次男の今シーズン最初の練習試合を見て、月曜日に東京へ戻る。
中学三年生となる次男にとっては、中学野球もあと数ヶ月。雪に覆われていたグラウンドでやっと野球が出来る喜びを見に帰る。
札幌と東京に二分する我が家。でも、どこにいようが、あまり関係ないような感覚になってきた。
いつも読んでいただきありがとうございます。