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私の「ミッドウィーク・マジック:サンダー・ザンクションの無法者」デッキ紹介 〜ラクドス無法者〜

なーせです。

なんだかんだで週の真ん中水曜日。

MTGアリーナでは毎週水曜日に「ミッドウィーク・マジック」というイベントが開催されます。

一定のルールを設けて競うイベントになりますが、今回はサンダー・ザンクションの無法者限定構築です。

サンダー・ザンクションの無法者に入っているカードだけでデッキを作るルールになっています。

今回私は無法者に着目してデッキを作成しました。名付けて「ラクドス無法者」。

なお、今回のイベントではとても運がよくて3戦3勝しました。

それでは紹介します。

補足:ラクドスとは赤と黒の2色デッキのこと。MTGの物語内に存在するラヴニカという次元に存在するラクドス教団のカラーになぞらえてMTGユーザーの間で名前が上がることがあります。


ラクドス無法者の中身

中身はこんな感じです。

デッキ
3 ナイフによる脅迫 (OTJ) 193
8 山 (OTJ) 283
4 鋸歯の痩せ地 (OTJ) 259
3 具眼の行商人 (OTJ) 121
2 地獄拍車団の粗暴者 (OTJ) 127
3 見捨てられた鉱夫 (OTJ) 88
2 不慮の事故 (OTJ) 111
8 沼 (OTJ) 282
2 蜃気楼の台地 (OTJ) 262
2 厄介者、ギサ (OTJ) 89
3 爆発的な脱線 (OTJ) 122
4 陽気な擲弾兵、薬瓶砕き (OTJ) 235
4 鎖破りの鼠 (OTJ) 96
2 貪る灰 (OTJ) 83
4 百発百中の決闘者 (OTJ) 119
2 焦熱の射撃 (OTJ) 145
2 乾燥地帯のアーチ道 (OTJ) 252
2 無法者の憤怒 (OTJ) 136

Deck
3 At Knifepoint (OTJ) 193
8 Mountain (OTJ) 283
4 Jagged Barrens (OTJ) 259
3 Discerning Peddler (OTJ) 121
2 Hellspur Brute (OTJ) 127
3 Forsaken Miner (OTJ) 88
2 Unfortunate Accident (OTJ) 111
8 Swamp (OTJ) 282
2 Mirage Mesa (OTJ) 262
2 Gisa, the Hellraiser (OTJ) 89
3 Explosive Derailment (OTJ) 122
4 Vial Smasher, Gleeful Grenadier (OTJ) 235
4 Nezumi Linkbreaker (OTJ) 96
2 Consuming Ashes (OTJ) 83
4 Deadeye Duelist (OTJ) 119
2 Scorching Shot (OTJ) 145
2 Arid Archway (OTJ) 252
2 Outlaws' Fury (OTJ) 136

このデッキでは厄介者、ギサだけが神話レアで他がコモン、アンコモンで構成されています。

「悪事を働く」挙動を利用して無法者のクリーチャーを横並びして勝つ、または誘発能力を使ってライフを削るデッキです。

ブラッシュアップすればもっと精度のよいデッキに仕上がる予感がします。

1マナ域

基本1マナ軽量クリーチャーと追加コストを払うことで発動する放題カードです。1マナ域より2マナ域のカードにキーカードが多く入っていますので無理して使わなくても問題はありません。

2マナ域

陽気な擲弾兵、薬瓶砕きがキーカードです。このカードは無法者クリーチャーが場に出ると1点ダメージのカードです。

今回のデッキは陽気な擲弾兵、薬瓶砕きも含め、全て無法者クリーチャーで構成されてます。陽気な擲弾兵、薬瓶砕きは伝説のクリーチャーで場に1体しか出せませんが、伝説でない無法者クリーチャーはデッキ内に16枚ありますので結構ダメージは稼ぎやすいかと思います。

3マナ域

ナイフによる脅迫が第二のキーカードになります。こちらも結構大きいカードで陽気な擲弾兵、薬瓶砕きと悪事を働くカードと合わせて使うと傭兵トークンが出るため、ダメージを稼ぐことが可能になります。

またナイフによる脅迫が場に出ると先制攻撃を付与できるため、コンバットトリック上も有利に働きます。

1ターンに一度しか誘発しない能力ではありますが、チクチク削れるのであったら助かるカードです。

4マナ域以上

1マナ域の放題のカードもこのあたりに含まれますが、クリーチャー除去がこの辺りのカードです。

厄介者、ギサが悪事を働く能力を使用するとならず者ゾンビが2体場に出るので陽気な擲弾兵、薬瓶砕きと相性バッチリ。しかも厄介者、ギサ自体も邪術師なのでダメージ源になります。

そしていぶし銀のカードとして地獄拍車団の粗暴者があります。このカードは親和持ちで無法者が横並びしていると低コストで場に出せます。

陽気な擲弾兵、薬瓶砕きナイフによる脅迫が場に出ている状態で悪事を働くと結構簡単に出せます。最後のひと押しにはもってこいです。トランプルも持ってますし。

4マナ域以上のほとんどがフィニッシャー枠カードです。

土地構成

土地はダメージを与える2色砂漠土地を採用しています。乾燥地帯のアーチ道を入れていますが、鋸歯の痩せ地(ダメージを与える2色砂漠土地)を戻す用です。うまく作用させれば鋸歯の痩せ地でダメージを与えてから乾燥地帯のアーチ道で手札戻し、また次ターンに再利用、ダメージが稼げます。

また砂漠土地のダメージは対戦相手を対象に取っているため、悪事を働く能力誘発に一役買ってます。

また色バランスを考えてタップインですが、蜃気楼の台地を採用しています。


このデッキの進め方

手札にキーカードである陽気な擲弾兵、薬瓶砕きがあるとかなり有利です。ナイフによる脅迫もあるとより進めやすいです。

基本動き出しが遅いデッキなので2枚以上の土地がキープされてないと動き出しにくいです。

1、2ターン目は土地を出しながら具眼の行商人などを使って手札を整えつつ、キーカードを集めます。

ナイフによる脅迫は出せる時に早めに出し、悪事が働けるタイミングになったら陽気な擲弾兵、薬瓶砕きを場に出します。

あとは悪事を働くことを意識しながらナイフによる脅迫の効果発動、陽気な擲弾兵、薬瓶砕きを場に置いての無法者の設置を繰り返すことで形勢を逆転していく、という次第です。


苦手盤面

陽気な擲弾兵、薬瓶砕きがキーカードであるため、クリーチャー除去に弱い側面があります。とはいえサンダー・ザンクションの無法者環境は肌間としてクリーチャー除去があまりないかと思っています。あってもマナが結構必要なイメージです(放題などの追加コスト要求を絡む呪文が多い)。

また、ナイフによる脅迫のようなエンチャント対策も環境ではあまりないため、割と有利に働きやすい印象があります。

しかしながらこの二つのキーカードがうまく機能する前に対応されてしまうと勝ち筋がなくなると言い換えられます。

百発百中の決闘者のようなダメージを飛ばす効果や地獄拍車団の粗暴者を場に出したのちに傭兵トークンの起動能力を多用する、クリーチャーを横並びさせたのちに無法者の憤怒を使って数で押し切る戦術が必要です。

その意味で厄介者、ギサはフィニッシャー枠として一押しに必要だと思っています。悪事を働くだけでクリーチャーが2体出ますし。神話レアであることが非常に悩ましいのが難点です。

個人的にはサンダー・ザンクションの無法者の中でキーカードを守れるカードがあれば盤石だと思っていますが、いい案があれば教えてくださいw


強化案(サンダー・ザンクションの無法者限定構築から外した場合)

今回はミッドウィーク・マジックになぞらえて限定構築のデッキを紹介しましたが、通常のスタンダード環境ではすでに無法者デッキは多く存在しています。

個人的に強いと思っているのは死を与える者、マルチェッサを採用した無法者デッキ。3マナ3/4のスタッツも優秀ですが、悪事を働いたときに1マナ払うことでカードを2枚引いて1枚手札に加えるという、アドバンテージ確保能力が強力です。

また、すりのチビボネも強力。1マナの伝説のクリーチャーですが、相手に戦闘ダメージを与えると相手の墓地を対象にとって相手のカードを奪い取る能力があります。こちらも強力の一言。しかも悪事を働く能力になっているため、前述したナイフによる脅迫厄介者、ギサなどの誘発能力を起動するのに一役買います。

財宝使い、マグダ新たな血族、ヴァドミル笑う者、ジャスパー・フリントなど強力な悪事を働くシナジーを持った伝説のクリーチャーと合わせてチビボネの参加が入ったデッキも試されています。

チビボネの参加は伝説のエンチャントで1枚ハンデス(手札を捨てさせる能力)。場に残った後は伝説のクリーチャーが場に出るたびに相手を対象にとってデッキ1枚切削、1点ダメージの効果。当然伝説のクリーチャーが出るたび、対戦相手を対象にとるため「悪事を働く」ことにもなります。

そしてサンダー・ザンクションの無法者のカード以外で言えば黒の除去の定番喉首狙い苦々しい勝利なども採用候補。黒の除去魔法は全て「悪事を働く」効果なので入れない手はありません。

そんなわけでいろいろ語りましたが、今回のミッドウィーク・マジック、負けても特にデメリットはなく、勝ったらレアカード以上が手に入るチャンスなのでまだやってない方は早めにプレイしちゃいましょう。

サンダー・ザンクションの無法者が始まったばかりでカード資産があまりないかもしれませんが、早めに手をつけて新メカニズムに慣れることも結構大事だと思う今日この頃です。


今日はこの辺で。


【追記】

書いていて気づいたんですけど、MTGアリーナ上の表記と実際のカード表記が違うカードが存在していますね。

MTGアリーナ上死を与える者、マルチェッサですが、現実のカードデータとしては「死のディーラー、マルチェッサ」になってます。

MTG公式より引用

ややこしいなあw

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