感情がよく分からない。あるんだろうけど、認識するのが難しい。人のを認識する方がよっぽど簡単な気がする。

大きくプラス、マイナスはわかる。でもその感情になんて名前がつくものなのかがよく分からない。
語彙がないのかも知れないのだけど、自分では語彙がないのとは違う気がしている。
多分悲しいって言う気がするなぁと思って悲しいと書くのだけれど、本当に悲しいのかよくわからない。

突然そんなことを思ったきっかけは、スマホを買い替えたいと母にメールしたことだ。
その返事に「就職で来年から東京に行くのだから、家族割も効かなくなるだろうし自分で買い換えた方がいい」と言われた。

その文言を読んでどうにもマイナスの感情が私の体に停滞し出したことを感じたのだが、果たしてこれはどういう感情なのかが分からなかった。

分析していくと、「自分がその家族の一員じゃなくなるみたいだ」と思っているのだと分かる。それがマイナスの感情を引き起こしている。これを俗に「悲しい」というのだろうと思う。

感情って、そうやって細分化しないと見つからないものだったのだろうか？ これまでの自分が言語化を怠ってきたせいだろうか？ 

書いていても別に気分が晴れることもないので、諦めてスマホの買い替え方でも調べようと思う（なんでも事前に全体像が分かっていないと怖いので）。