お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。
今回は【岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。】読書感想です。
任天堂の社長であった岩田聡さんの言葉をまとめた本です。
とても良い本だと感じました。実際にどういう方だったかはわかりませんが、読んでいて心地よく、とても優しい、とても人間力が高い方だと感じました。いろいろなことが学べます。
岩田さんについて
岩田さんについて語った部分を引用します。
最近「仕組み化」について注目が高くなっていると感じます。行動経済学が発展してきたことが関係しているのかもしれません。人はそれぞれ違いますが心理学や行動経済学が存在できるということからわかるように、人には「性質」や「傾向」があります。
「人は変えられない」と安易にあきらめている人もいますが、人は変わる部分があります。通行禁止にすると違う道を行くしかなくなり、行動が変わります。行動は経験であり、経験は思考形成に大きく影響を与え、考え方がかわります。うまい「仕組み」は行動を変え、考え方を変え、人を変えます。
岩田さんの仕事観
岩田さんはこれを「価値観」とは言わずに「仕事観」と言います。この気持ちって特別なことではなく、多く人がもっているものではないでしょうか。いろいろな事情でおいてきた気持ちかもしれませんが、この気持ちを仕事観、バリューに据える組織づくりをしたら良いと感じました。
組織が抱える問題は、人に帰依していくことが多いです。人と人は問題も起こりますが、解決するのも人だったりします。
うまく言語化できませんが、この「ハッピー」という気持ちを重要視して、それを仕組みづくりや組織づくりに活かすという視点は重要だと感じます。
(やりがいは悪用してはいけません、やりがい搾取反対!!)
おわりに
本書は、岩田さんの言葉で、1on1・開発・リーダーシップ・経営・仕事観といろいろなコトが学べると感じます。「強みを活かす」はドラッカーに通じるものがあり、ドラッカーは言葉が難しく敬遠しているという方には是非読んでみてほしい一冊です。
組織づくりが責務な方は、是非読んでいただきたく。
入門書としての読みやすさと専門書としての奥深さの両方味わえる一冊です。
お読みいただきありがとうございます。