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自分を好きになる努力より、好きな自分になる努力がいいなぁ。

10代の頃、私は自分が嫌いでした。

それは強さに憧れていたからでしょう。それなのに弱さばかりが目につく。そして弱さを安直に嫌悪感と結びつける。
強さ弱さの「ものさし」も出来上がっていないのに、上手く測れた気でいる。何も考えていないように見える大人を、空想上の人物と思いいたらず比較する。「僕が考えた最低の人間」より、自分はましかと胸を撫で下ろす。

目に見える範囲の社会は狭いうえ、片目を閉じてしまえばえらく汚く見える。どこか悪いところはないか、醜いところはないか、粗を見つけては胸を撫で下ろす、そして自分を嫌いになる。

少年漫画はキラキラと友情、努力、勝利を掲げ、僕の平凡な1日のはるかはるか遠くにいて泣きたくなる。

内心をぐっと抑えて、ヘラヘラと人当たりはよいけれど、何を考えているかわからない子供だったろう。

自分のことが気になって仕方がない。それは結局、自分が好きということなのだろう。しかし頑なに嫌いだといい張る。

自分を好きになる努力より、好きな自分になる努力のほうがいいなぁ。

矢印の向きを変える。
そのほうがいいと思います。


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