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読書好き女子が2023年上半期にガチでハマった本10選

2022年の年末に1年間で読んだ本の中からベスト10を選んだ記事を書いたのですが、10冊じゃ収まらない!ということに気づいたので、今年は半年ごとに10冊ずつ選ぶことにしました。それでも難しかったけど!

相変わらずシリーズ作品はまとめて1冊カウントです。どうぞご覧ください!

「SLAM DUNK」 井上雄彦

年末に映画を観てからどっぷりハマってしまったスラムダンク。今年のお正月はスラムダンクを読みながら過ごしました。やはり長年愛される作品はおもしろいですね。高校生のバスケに対する想いに胸を打たれ、高校生活を通した青春のキラキラを感じることができました。

原作を読んだ後はまた映画を観に行ったり、関連本を買いあさって読みまくったりと大忙しでした。noteの執筆もはかどるはかどる!マガジンがひとつできてしまうくらいスラムダンク愛を語っていますのでよかったらぜひ⇩

「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ

この半年で1番泣いた本かもしれません。5人の親を持つ女子高生の、愛に溢れた人生に胸が熱くなりました。実写映画の方も観ましたが、映画もまたいいんですよね…。苦労しそうな生い立ちをハッピーな物語に仕上げているところがすばらしいです。

「しろがねの葉」 千早茜

第168回直木賞を受賞した作品です。戦国時代の銀山を舞台に、男と女の生き様を描いた名作。恋愛小説ともまた違う、人の生きた証のような物語で、体力を吸い取られていくような読書体験ができます。

私はこの本が本当に好きで、間違いなく人生を変える1冊になったなと思っています。感想文も書いたんですが、語りたいことが多すぎてただのファンの叫びみたいになってしまいました…。後悔はしてないです。

「正欲」 朝井リョウ

多様性という言葉が一人歩きしているように見える社会を斜め後ろからぶっ飛ばしている本です。タイトル通り、正しい欲ってなんだ?と考えてしまう物語でした。朝井リョウさんは白黒はっきりつけられない題材を描くのが本当に上手。混乱と混沌の世界にダイブした気分になります。

「プロジェクト・へイル・メアリー」 アンディ・ウィアー

あらすじもネタバレも一切読まずに読んで!と話題の海外SFです。これも読み終わってすぐにマイベストSFに躍り出た名作。とにかくおもしろいです!SFは苦手だなという人も、SF大好きな人も楽しめるというとんでもない作品なので、未読の人はぜひ手に取ってみてください。既読の人は良かったら感想文も覗いて行ってくださいね。⇩

「税金で買った本」 ずいの 系山冏

ヤンキーが図書館でアルバイトするお仕事漫画です。図書館を題材にした物語はたくさんあると思いますが、実際に図書館で勤務していた著者が描くリアルな図書館事情がおもしろいです。図書館って実は結構闇深い業界なんですよね…。図書館好きにもお仕事漫画好きにもおすすめです!

「サクリファイス」 近藤史恵

ロードレースという自転車競技を題材にしたスポーツミステリ。スポーツ小説でミステリ小説?と思われるかもしれませんが、不思議なことにこの2つが見事に両立しているんです。シリーズは全5作。1作目の「サクリファイス」を読んだら絶対に続きが読みたくなると思います。ロードレースってなんぞや?という人でも楽しめる作品なので、どうぞ気軽に読み始めてください!

「JK、インドで常識ぶっ壊される」 熊谷はるか

親御さんの仕事の都合でインドに住むことになった女子高生のエッセイ。現役JKの目から見るインド、おもしろいです。いろんな小説や映画で作られたイメージとはまた違ったインドを知ることができました。10代の瑞々しい視点が眩しいです。

「最後の鑑定人」 岩井圭也

第76回日本推理作家協会賞にノミネートされていた作品です。科学鑑定を題材にしたミステリということで、最新(と思われる)科学捜査の知識がふんだんに詰め込まれています。受賞は逃しましたが、ノミネート作品の中では私はこの本が1番好きです。

ノミネート作品全部読んでみたの記事も良かったら覗いて行ってください!⇩

「わたし、恋人が2人います。~ポリアモリー(複数愛)という生き方~」 きのコ

同時に複数の人を好きになるポリアモリーという人たちの恋愛事情を綴った当事者によるエッセイです。いろんな愛の形があるんだなぁと勉強になりました。ポリアモリーの人たちの中にはバイセクシャルが多いというのも興味深かったです。

最後に

おもしろい物語が次々に世に出ている中で、どの本を読むかはかなり重要。話題の本も気になるけど、あまり知られていない本の中にめちゃくちゃおもしろいものが隠れているかもしれない…。そう思うと、時間はどれだけあっても足りません。そんなことを考えながら書いた記事になりました。2023年の後半もどんな本に出会えるのか、それだけが楽しみ!

ちなみに2022年のマイベスト10は…⇩


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