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🍊実家の酢みかんがカラスにつつかれていた件について

2/7の出来事であったが、今ごろ書く。

うちの実家には、夏みかんだの、橙だの、複数の柑橘類の樹があるが、そのうちの一つについて、その数日前に母から頼まれた。

「あんた、みかんば千切っちゃらんね。

高いとこ、取り切らんとよ。

若いときやったら自分で梯子に登るっちゃけどね〜。」

頼まれて、どの樹?と思った。

「あ?どの樹?

 夏みかんはこないだ採ったやん、橙?」

「ほら、あんたあれよ、こみかん!」

「こみかん」なんて品種はない。

(正確にいうと、「○○こみかん」と名付けられた品種はあるが大抵温州ミカンの親戚で甘い。うちのとは違う)

「こみかんとかなかろう。

品種名は?」

「なんやったかね。

園芸市に行って、売ってるおいさん(「おいさん」=おじさん)が「奥さん、このこみかん良いよ!って言いよったとよ!
こみかんじゃなかったら、あれよ!
酢みかん!」

「酢みかん」なんて品種もない。

(この記事を書くのに)役に立たない情報をありがとう。

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まあいずれにしても、みかんば採っておかねばなるまい。

そんなわけで、私は梯子を出して登った(人の背丈よりみかんが高い)。

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うん?

これはがっつり、カラスにみかんが喰われているな?

実はこれは雪が降る年にたまに起こる。

このみかんは小ぶりでかなり酸っぱいのだが、雪が降って積もり上方が凍ると、みかんがぐずぐずになって、味が甘くなる上につつきやすくなる。

そうするとカラスが来るんだよな〜。

私はカラスにつつかれた実をそのまま庭に落とし、無事なのをカゴに入れた。⬇️

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無事だったのはわずか十個。

途中で母が庭に出てきた。庭を見て

「あら〜いっぱい取れたね〜。」

と言う。

「いや、それ、全部カラスに喰われとる、見てん。」

「カラスが食べたとね!許せんね!」

母はプリプリしていた。

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結果。これだけ全部喰われてました。

以上、報告!

なお、柿があって、夏みかんがあって、橙があって、この品種不明の「こみかん」があるのに、

うちの母はまだ「スイートスプリング」が欲しいと言い続けている。

やめてくれ、これ以上柑橘を増やすな。

収穫するのは私だ。


投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。