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無印良品の爪切りマジやばい、「めんどくさい」が「待ち遠しい」に変わってしまった

僕は昔から親に「うちは貧乏だから」と言われて育ってきたため、安物を我慢して長く使うのが当たり前になっていた。だから、爪切りも100均でしか買ったことがなかったし、切れにくくなってもなかなか買い替えない。この5年は1度も買い替えていなかった。

しかも手の爪は1~2週間に1度、足の爪は3~4週間に1度くらいの頻度で切らないといけない。めんどくさすぎる。そのうえで切れにくくなった爪切りを使い続けてるもんだから、マジで苦痛の時間。つい伸ばしたままにしてしまってる人もいるだろう。

ところが僕に転機が訪れた。先日、とうとう爪切りの刃がこぼれ、新しいものを買わなくてはいけなくなったのだ。また100均に行って……と予定を立てようとして、思い出した。実は最近、身近なものはいいものを使おうと考え始めていた。そこで、爪切りもいいものを買うことにした。

調べたらSUWADAが出てきた。うーん、100均からいきなり7000円にランクアップするのはちょっと……。ということで、いいものをリーズナブルなお値段で買える無印良品に行ってみた。

そしたらそこにあった。650円の爪切りが。

これが安いか高いかは人ぞれぞれだろうが、僕が100均の爪切りしか使ったことがないという事実を思い出してほしい。実に6倍の値段だ。たしかにちょっと躊躇したことは隠さない。でも、僕は意を決して買った。

そして世界が変わった。この爪切り、マジでやばい。

爪を切るときはぐっと力を込めるし、その音は「パチン」と表現するのが当たり前。マンガでも爪を切るときの擬音はそうなってる。だからみんなもそういうものだと思ってるかもしれないけど、違う。

無印良品の爪切りは全然力を入れなくても切れるし、そんな甲高い音を立てない。「サク」って切れる。ほんと。まるで宮本武蔵が敵の首を断つかのごとく。

たぶん、爪のほうも切られたことに気づいてないと思う。よもや僕の指先から切り落とされてるとは露ほども思わず、ゴミ箱の中でも何食わぬ顔をしてるはず。愚かな! 気づいたときには焼却炉で燃えてる。

この爪切り、あまりにも切り心地がよくて、楽しくてしょうがない。爪を切り終わって「もう終わり!?」なんて初めて思った。これを次に味わえるのが2週間後だとは、待ち遠しくてたまらない。あれほどめんどくさくて苦痛だった時間が、いい爪切りを使うだけで楽しくなるとは! 楽しくなかったことを楽しいことにするっていうのはとてもゲーム的だ。ゲーミフィケーション。

もし100均の爪切りを愛用してる人がいたら、ぜひ無印良品の爪切りを試してみてほしい。絶対損しない。使ってみたらこう思うはずだ。

爪を切るのって楽しいことだったんだなぁ、って。

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