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親子カフェ経営に必要なポイント

親子カフェを二店舗3年目に突入しました。
せっかくなのでこの業種をやってみたいと思っている方に向けたマニュアルを書きたいと思います。

読んで特になる方
親子カフェを経営したいと思っている方。
地域貢献をしたいと思っている方。
子育て事業を主軸に集客をしたい方。

厳しくもやりがいのある仕事

マーケット的には縮小していくだろう、と考えられている業態です。
子どもの出生率が上がらない限りは総体的なマーケット希望は縮小し続けます。

しかし、共働き家庭が増えています。
また、女性も主力になってきている現在は、20年~10年前のような”ゆとり”が無くなりつつあります。ママパパだけでなく子供と自分にご褒美を、と考えてお金をこれまで以上に使うかもしれません。

エリアによってやりようが変わるかもしれません。
都市部では人口流入がしばらく続く来ますので、必然的に出生率も維持できるかもです。地方では多くの場合人口が減りますので子供をターゲットにした市場は厳しいものになると思います。

成功までの道筋

ママの行動を考えると夜は売り上げがなかなか取れません。
店舗の夜の稼働が悪くなるので、別業態を展開するのが良いと思います。
キッズスペースを持った店舗が多いと思います。売上比率は昼:夜=8:2くらいで考えて、夜は親子カフェではなく重飲食店として集客ができる形態をしっかりと考えたほうが良いと思います。

来店ニーズはありますが昼の回転率は1回です。
ここに大きな落とし穴があります。ここを理解できないとどんどんじり貧になります。気が付くのに二年、解決策を見つけるのにもう一年かかりました。

回転が無いので店舗のキャパで売り上げが限定されます。
しかも夜は入りません。定休日を入れると店舗の全体稼働が50%になります。昼間80%の稼働をしたとしても、全体で考えると40%になります。
そこで利益を出すのは不可能です。
体感ではせめて70%くらいまでは店舗稼働をしなけば利益を取れません。

つまり、親子カフェの運営を成功させるためには、
①経費をできるだけ削り、
②回転させなくても利益を取れる価格=付加価値を提供し
③店舗を開け続ける
とかなりシビアな経営をする必要があります。

理想だけではなかなか継続できない業種ですね。
しかし、飲食だけではない売り上げを目指すと楽になります。

では、どうやって利益を出すか?

利益の出し方は大きく考えると3つになります。
①法人の顧客をつける
②イベントでのアップセル
③家賃のかからない場所で開業する

①は営業でできるようになります。
ママにコンタクトをしたい企業は沢山いますので月額の費用をもらい、イベントや配布物を店頭でする契約をします。飲食以外の収入になりますので非常に助かります。ありがとうございます。

②集客するためにママにニーズのあるイベントを毎日開催します。
イベント講師さんとのやり取りやスケジュール作成、告知など業務を重くなりますが効果は大きいです。

③家賃や光熱費など固定費用が重たくのしかかります。
集客は確実にできるので(ニーズは沢山ある)もともと土地を持っている方は大きなアドバンテージになります。
ほぼ競合もいないのでエリアナンバーワンはすぐです。
昼間のランチタイムだけで十分利益に達します。

別業態で有休施設を持っている企業も新規事業として成功することのハードルは高くないです。集客装置になりますので遊んでいる施設があればすぐに使った方がいいです。例えば保険会社さんのビル内で親子カフェ事業とか相性良すぎです。(オペレーションは弊社で承りますw)

マーケティングはそれほどしなくても大丈夫

一般的な飲食店ですと半径2㎞くらいが商圏になりますが、親子カフェはもう少し広いです。半径5㎞くらいを商圏にしても大丈夫です。

さらに弊社の品川店みたいに古民家や本格フレンチなどの子供を連れていきたいけどなかなかいけない”おしゃれ感”や”本格感”を出すともっと商圏は広がります。

反対に東高円寺店のように子供に向けてハードを作ると商圏が広がりません。近場ママのリピート率は高いのですが、エリアを超えた来店はあまりうまくいっていないです。

ターミナル駅近くの有休施設を持っている企業が新規事業として親子カフェをする、これが一番成功率は高いと予想します。

まとめ

子育てという初めての挑戦に戸惑い、苦しみながらも奮闘しているママさんを少しでも支え、子育てのすばらしさを共有していくスペースとしてママプラスカフェを開きました。

3年たちましたが、まだまだ改善とノウハウが必要です。

同業他社がどんどん徹底していく寂しさはありますが、利益化できればブルーオーシャンを優雅に泳ぐことができます!

社会的にも会社的にもやりがいのある事業です。
少しでも考えている方がいましたらお話したいです。
お気軽にコンタクトいただければすべてのノウハウをご提供します!

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