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SDRs 研究所マガジン

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持続可能な開発のルール、Sustainable Development Rules の頭文字を取ってSDRs(エスディーアールズ)について研究する SDRs 研究所のマガジンです。
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記事一覧

北海道の小学5・6年生に SDGs の授業を! シーズン4へ向け協力企業・団体を募集しています!

北海道内の小学5年生に SDGs を自分ごととして理解を深めてもらおうと2021年度から始まった「北海道フロンティアキッズ育成事業」。 シーズン2突入の記事を書いたっきりになってました。 シーズン3も終え、ダイジェスト版の動画が公開されています。 そして、シーズン4へ向け協力企業・団体を募集しています! 手前味噌なのですが、ゼロからスタートして3年間で地道に改善を重ね、いい感じに育ってきた事業だと思っています。 単発の授業ではなく、総合的な学習の時間を使って春から冬

再生

弟子屈町の市街地を SDGs 目線で歩いてみた

弟子屈町の SDGs アドバイザー(肩乗りおじさん)としての活動です。 熊本県水俣市の吉本哲郎さんが始めた「地元学」の流れをくむ活動だと勝手に思ってます。下川でも地域学「しもかわ学会」でやったなぁ……。 地元の「土の人」では気付きにくい視点を「風の人」として提供するのが私の役割。 結論から言うといっぱいありました。新しいことを無理して始めなくったって、元々やっていることで SDGs につながること。 小学5年生向けの授業もそうだけど、SDGs 概論的なことより、そもそも持続可能な社会とは何ぞやという話をして、下川での具体的な事例を紹介して、地元ネタを発掘するという手順がいいみたい。

\まちがまるごと博物館/ しもかわ森林文化ミュージアム くらしごと博覧会

こちらではご無沙汰していました。わがまち下川もご多分に漏れず人材不足でして、それをなんとかしようという事業の担当になって半年。 ようやく取っ掛かりができてきたので、お披露目のイベントです。 下川ってチャレンジを応援する気風があって、起業型の人たちがメディアでよく紹介されているのですが、いやいやどうして、勤め人の方々も多彩で面白い。 今回は5人の方々に仕事と暮らし=くらしごとをご紹介いただきます。 合わせて「森林文化ミュージアム」とは何ぞや? ということも特設サイトの紹

弟子屈町の SDGs アドバイザー(肩乗りおじさん)になりました

昨年度、北海道「市町村における SDGs 推進モデル事業」で弟子屈町の担当になり、総合計画に SDGs を取り入れるお手伝いをしていたのですが、コロナの影響で最後の締めくくりのイベントができずに終わってしまい、残念に思っていたところ 弟子屈町さんからお声かけいただき、地域おこし協力隊で SDGs 推進活動支援員の嶋 裕香さん のお手伝いを中心に弟子屈町の SDGs アドバイザーとして活動することになりました! 嬉しい! オンラインでの相談をベースに現地訪問での企画も実施

少し先の未来を観に行くような旅を SDGs 目線で提案

ガイドブックの情報を消費するような観光じゃなく、少し先の未来を観に行くような旅を提案しよう。 そんな冊子づくりに SDGs 目線でまぜていただき、記事も2本担当したのでアーカイブ的にここに貼り付けておきます。 「旅って、帰ってくるためにするんだよね」 1本目は巻頭言的なもの。自分の中で旅と言えばレストラン・モレーナのマスター栗岩さん。 自分がまだ20代だったころ、モレーナで話していて、栗さんがつぶやいた言葉がずっと心に残っていて、その言葉を起点に始めたら、後は筆の赴く

北海道の小学5年生に SDGs の授業を! シーズン2突入

北海道内の小学5年生に SDGs を自分ごととして理解を深めてもらおうと昨年から始まった「北海道フロンティアキッズ育成事業」。2022年度の実施校と協力企業・団体を募集しています……という記事を書いてそれっきりになっていました。 実施校6校と協力企業・団体が決定 その後、実施校6校と協力企業・団体が決まり、フロンティアに向け走り始めました。実施校と協力企業・団体の一覧は↓こちらのページからご確認ください。 講師陣も決まり、昨年に引き続き HIF の池田さんと私との2名体

今ある大きな問題を解決して次世代に渡す チーム2050結成どうでしょう

 SDGs の目標年まであと8年……2030年でゴール到達、もう安心……とはならないでしょうから、SDGs の先も見据えながら活動する時にフィットする言葉は何かなぁと日々考えていたところ、以前フリーペーパーの連載記事に書いた「チーム2050」のことを思い出しました。  データを探してみたらありました。名寄のフリーペーパー『ぱるぱる』2012年4月号の「森からの伝言」というコーナーに掲載されたものです。  8年先の2030年だと現在からの延長線上で予想がついてしまい、思い切っ

弟子屈町の総合計画には SDGs 169 ターゲットを地域ターゲットに置き換えた別冊まで付いてくる

 北海道「市町村における SDGs 推進モデル事業」で弟子屈町の担当として3回目(事業的には最後)の訪問……の予定だったのですが 新型コロナウイルス感染急拡大の影響を受け、広報していた内容は延期となり、別枠で予定していた内容だけをオンラインで実施となりました。 ↓前回の様子はこちら 弟子屈町 × SDGs × 下川町 = ? 別枠で予定していた内容とは、地域おこし協力隊の方など地域づくりに積極的に関わっている人向けに、私の住む下川町の事例紹介と質疑応答を中心とした少人数

知る人ぞ知る? SDGs というゲームのルール

この記事は、2020年に名寄新聞で10回に渡り連載した「ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ」のリライトまとめ版です。 2021年は北海道庁の派遣事業などで SDGs について話す機会が増え、補足資料としてこの連載を紹介する時にばらけていて読みにくいことに気づきまとめたかったのと 「だ・である調」だと硬くて難しい印象があるので「です・ます調」に変えて柔らかく優しい印象にしたかったのとで、リライトしてまとめました。 他にもマイナーチェンジしたのでタイトルも変更して

新疆ウイグル自治区での人権問題とアパレル業界との関係、業績にどんな影響があったのか

SDGs 、そして ESG 投資をめぐる動きの中で注目していた新疆ウイグル自治区での人権問題とアパレル業界との関係。その後、業績にどんな影響があったのか気になっていたところ、H&M の業績に関するニュースを見かけました。 人権問題に懸念を示した H&M に対し中国では不買運動が起き、中国での売り上げは減少したが、その減少分を超えて欧米が買い支えたように見えます。 一方で、同じ人権問題が元になり米国の税関当局にシャツの輸入を差し止められたユニクロは「人権に問題がないことを確

2022年度「北海道フロンティアキッズ育成事業」実施校と協力企業・団体を募集しています

もう少しで新しい年……4月からの新年度の動きも出てきてますね。 今年の春から秋にかけて、私が担当させてもらってとても手応えのあった小学5年生向けの SDGs 授業「北海道フロンティアキッズ育成事業」の実施校と協力企業・団体の募集が始まりました。 ↓こちらのページの真ん中あたりから情報が掲載されています。 ぜひ継続・発展して欲しい事業だと思っているので、ご検討、ご応募いただけると嬉しいです。 ご参考までに、私の書いた記事はこちらです。

源泉掛け流しの湯のごとく有り余る弟子屈町のポテンシャルを伝える世界の共通言語として SDGs を活用できるはず

北海道「市町村における SDGs 推進モデル事業」で弟子屈町の担当になり、2回目の訪問は総合計画審議会委員向け SDGs 研修と弟子屈高校1年生向け SDGs 授業の2本立てでおじゃましました。 前回の様子は↓こちら。 弟子屈町総合計画審議会にはジブンゴト感しかなかった研修に先立って総合計画審議会を拝聴したところ、基本構想の素案に SDGs 17ゴールが出ていて、説明によるとさらに169ターゲットと各施策との関連を精査中とのこと。前回の研修で提案したことが早速反映されて

ついに完結! 北海道フロンティアキッズ育成事業 成果発表会編(北海道SDGs推進人材バンク講師派遣)

2021年度北海道フロンティアキッズ育成事業の派遣講師として道内3校で小学5年生向けの SDGs 授業を担当してきた成果を確認する日がきました。 この事業では、子どもたちが「地域未来図」というゴールを目指し ステップ1:学び(SDGs 17のゴール) ステップ2:深め(地域と SDGs との関わり) ステップ3:共有する(道内6校の地域未来図) という3ステップで進めることで、ヒトゴトだった SDGs を地域の未来に関わるジブンゴトとして受け止め、持続可能な社会のフ

SDGs のフロンティアキッズが・・・SDGs のフロンティア企業に出会った

2021年度北海道フロンティアキッズ育成事業の派遣講師として道内3校で小学5年生向けの SDGs 授業を担当していて、今回は協力企業見学編です。 これまでの経過についてはこの記事の最後にまとめておきますね。 協力企業とはさて、協力企業って何? って思いますよね。この事業、北海道庁の事業なのですが、財源を協力企業・団体からの支援金で賄っているんです! さらに運営には公益財団法人 北海道環境財団も関わっていて、実施校6校と私たち講師2人を含めて SDGs の目標17「パート