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映画・演劇を通して松本を知る

こんにちは。
東京⇒長野県松本市への移住二年生、奈須子です。

まだまだ松本ビギナーの私。
特に、観光地以外の松本の側面や、昔の松本が様子にはとっても疎く、
松本市民として、松本の市井の人々の様子をもっと知りたいと思っていました。
そんななか、夏の「まつもと市民芸術館」(松本駅より徒歩10分の劇場ホール)

にて、とても興味深いイベントが立て続けに行われていたので、早速行ってみました。

「まつもと日和」上映会


https://matsumoto8mm.com/matsumotobiyori/#ways

松本の一般家庭の自宅に眠っていた8mmフィルムを集めて制作された、地域映画。
市民のまなざしで切り取られた当日の日常風景や懐かしい街並みがスクリーンによみがえります。幻となっていた昭和15年に作られた松本市歌が、多世代の市民の歌唱で復活した様子も見る事ができます。

昭和の松本市は本当に栄えていて、狭い市内にいくつもの繁華街があったようで、驚きました。
松本城敷地内に児童遊園地があったり、
湖をスケートリンクとして楽しむ人々の様子、
昭和の上高地の様子などをみることができ、
タイムスリップしたような感覚になりました。

市民の方の自宅に保管されたフィルムをつなぎ合わせたということで、
松本市民の記憶の断片がつなぎ合わされた、
温かい気持ちになるショートフィルムでした。

『ALWAYS 三丁目の夕日』の監督、山崎貴監督は松本出身で、
中学時代に撮ったというSF映画が43年ぶりに発掘され、その貴重な映像もみることができます。

昭和の風景は温かい気持ちになり、癒されますよね…

★「まつもと日和」は3日間1000円でvimeoで観ることができるそうです★
詳細はコチラ↓



■朗読劇「松本もろもろ」

50歳以上の市民を対象とした戯曲講座にて、松本市近辺に住む10名の参加者それぞれが自らの体験の1シーンを脚本にしたということ。講師である劇作家の土田英生さんが、それをオムニバスの朗読劇に紡ぎあげた、一回限りの松本オリジナル作品。

松本市民の体験からつくられた台本を、
秋元奈緒美さんや小松和重さんら4名の俳優が朗読するというシンプルな舞台でしたが、
松本に住んでいる私たちにとっては各シーンの具体的な場所がすぐに思い起こされ、
自分も追体験しているように感じました。

こちらも、心の奥がじんわりと温かくなるお芝居でした。
一回限りはもったいないなぁ。
続編か、アーカイブ希望です。



映画・演劇を通して、新旧の松本の市井の人々の生活を追体験することができ、とても良い時間を過ごすことができました。



(自分も松本で体験した忘れたくない体験を一応びぼう)
・浅間温泉に行くバスを待っている途中、関西からきたという旅行者の方に話しかけられる。どうやら私が松本の人でないということが見た目からわかったようす。旦那さんはせっかく松本に行ったのだから東京も寄ってくれば、と言ってくれたらしく優しい旦那さん。「すごく素敵なところよね~」と。セレクトショップのカフェに行った後、浅間に一泊するらしい。忘れたが、宿がとても素敵なところを予定されていた気がする。
・バーのマスターが、昼間は上高地でビールを売っているということで、翌日ビールを買いに行き、まさかのおつまみをおごってくれたときのはなし。
・信濃境から松本に帰る途中、事故がおこったようで、電車が全くこず、しかし無人駅のため状況がよくわからない。諏訪から歩いていらしたという健脚の方と、これから東京に帰るという方と無人駅の待ち合わせ所で、ひたすら待つ。1時間くらい待った後、ようやく電車が来て、健脚の紳士はさわやかに中津川方向へ帰っていった。
…思い出したら随時追記

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