見出し画像

英語と演劇について

成す塾、塾長のなすくんです。
最近、実験的に英語の授業を始めました。そこで、いつものできるまで帰れないをやっているんですが、何をやるかっていうと
『英語の長文を丸暗記するまで帰れない!』
という鬼畜な課題です!

今来てくれてる生徒は、必死に何度も読んで、音で聞いて、声に出して、を高速で繰り返して、頑張って覚えるんです。

なんでそんなことをさせるかっていうと、真の理解って、完璧な暗記から発展するものだからです。

詰め込み教育が批判されて、ただの知識を暗記するだけじゃ使い物にならないって言われて、暗記が軽視される時代になり、思考が重要視される時代になりました。

でも、ホントに当たり前の話なんですが、思考って知識がないと始まらないんです。

そんなことない、っていう人は、言語を一切使わずに思考してみてください。
できないですよね?
じゃあ、フランス語で思考してみてください。
できないですよね?
(フランス語がめっちゃできる人除く)

日本語の完璧な暗記があるから、日本語で思考できるんです。

アフリカの未来について思考しようと思っても、あれ? エジプトってアフリカだっけ? とかいうレベルなら思考できないですよね?

考えることが大切って言われて、暗記が軽視されがちなんですが、暗記と思考は相反するものじゃなくて、暗記の先に思考があるんです!

丸暗記を否定する大学教授とかたまにいて、マジでムカつきます。

「小学校、中学校で暗記ばっかりさせたから、大学で思考ができない」

待て待て、思考させるのが大学教授の仕事だろ!
小中で学んできたことを発展させて考えさせるのが、お前らの仕事だろ! お前らの仕事の怠慢を小中学校の先生のせいにするんじゃね〜!

と、少々口がわるくなりましたが。
とにかく、まずはちゃんと暗記しましょう。
徹底した暗記の先にしか、本当の理解はありません。

その思いを強くしたのが、昨年の夏に演劇をやった経験です。

天狼院書店という面白い本屋さんで、友達が演劇ゼミをやるというので、受講しました。
そのゼミの最終講座で、実際に演劇をやってみたんです!

たった5分の短い劇だったのですが、セリフが多くなかなか覚えられなかったんです。
「うわ〜年かな〜全然覚えられない〜」と頭を抱えていました。

でも、何度も挫折しそうになる中で
「とりあえず、1000回読んでみよう」
って思ったんです。

1000回読んで、覚えられなかったら別の方法を試してみようと。
そして、マジで、1000回くらい読んだと思います。数えてはいないけど、かかった時間から逆算したらそれくらいでした。

ほぼ覚えました。
そんで、そこから、いろいろ工夫して、自分のセリフを録音して、通勤中ずっと聞いたり、一緒に演劇に出る相手(妻)と合わせる練習をしたり、しました。

当日の発表は、セリフは完璧でした!
もちろん、演技としては素人丸出しですが、完璧に暗記したからこそ、演技でもいろいろなチャレンジができました。

その演劇ゼミの先生が最後に言っていました。
「セリフを完全に暗記して、それでも何度もセリフを言うことで、だんだんセリフが自分の中にはいってくる。これを役作りと呼ぶんです」


これって、ホントに勉強と同じだなって思いました。 勉強が苦手な子は、『わからない』って言葉をよく使いますが、ほとんどは『知りません』、『覚えてません』って意味なんです。

じゃあ、覚えるためにはどうすれば良いか。
何回もやればいいんです。時間を気にせず、失敗しても、間違っても何度でもやれば良いんです。

ホントにこれだけなんです。

たまに、「理解しないと覚えられません」って言う人がいますが、嘘です。

なぜなら、日本語を喋ってるからです。
絶対に理解する前に日本語を覚えたはずです。

おはようって100回聞いて、100回言って、目が覚めた時に言う言葉だと理解したはずです。

同じです。分からなくても大丈夫。分かるのはテストで100点取った後で間に合います。

まずは覚えて100点取りましょう!
そのために必要なのは時間に縛られない学習環境だけです。

一発で覚えなさい! とか
1分で覚えなさい! とか
無理ゲーです。
覚えるまで、やるだけです。

でも
覚えても、忘れるんです!

また覚えれば良いんです。

でも
また忘れるんです!

また覚えれば良いんです。

その繰り返しを定着と呼ぶのです。

そんな繰り返しを実現する塾。
成す塾です。

最後にお読みになっていただいた特典?
として、僕と妻でやった演劇の動画を良かったらご覧ください。

恥ずかしいので、一般公開されてない貴重?
な映像です(笑)

ホームページ

公式LINE(登録よろしくお願いいたします)


YOUTUBE(イイネとチャンネル登録お願いします)

note(最近は、教育について書いてます)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?