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【おすすめマンガ】1122(いいふうふ)渡辺ペコ

皆さんの夫婦の形は、どんな形ですか?
夫、妻、パートナー以外の人とも関係を持ちたいと思ったことはありませんか?
……なんて不穏な始まりでごめん遊ばせ。

2024年6月14日からAmazonプライムでドラマ化が決定した渡辺ペコさんの「1122(いいふうふ)」。私も大好きなマンガです。(原作派なのでドラマはおそらく見ないけど)

おすすめマンガを少しずつ紹介していきたいなぁと思っていたので、第一弾はこちらの1122を!
※ネタバレ無しで紹介していきます。

公認不倫が夫婦の形

1巻のあらすじです。

妻・相原一子(いちこ)。夫・相原二也(おとや)。
結婚7年目の仲良し夫婦。
セックスレス。
子供なし。
そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。
おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……。

結婚の嘘と真実。
結婚したい人もしたくない人も――「結婚」を考えるすべての人に届けたい、30代夫婦のリアル・ライフ!

まずこの設定がとても興味深かったことと、渡辺ペコさんの「にこたま」も好きだったため即買い!

少し前に、セカパ(セカンドパートナー)がSNS上で話題になったこともあったけど、こちらもライトな表現をすればセカパが出てくる話ですね。

セカパがセカパで留まればバランスは取れていたけれど、そうではなくなっていくお話。(語彙力)

セックスレスと不倫がテーマの漫画って数多くありますが、1122はそれがメインテーマではありません。

セックスレス、婚外恋愛を用いながら、夫婦のあり方について問うている作品だと思ってます。

セックスの外注はあり?なし?

いちことおとやは、セックスは外注するという選択をしたため、公認不倫という形をとっています。

「セックスの外注」、セックスレス夫婦は頭によぎったこともあるのでは?

私も一瞬だけあるけれど(小声)、戻れない蟻地獄みたいなものだろうと想像するので、怖くてとてもじゃないけど無理です。

いろいろな夫婦の形があるのだろうなとは思うけれど、個人的にはセックスの外注って夫婦で向き合うことを諦めてしまった選択に思えてしまいます。

それほど、夫婦2人で向き合うことや肩を並べて何十年も歩むことって結構パワーが必要で容易くない。ような気がする。

夫婦のバランスを保つもの

いちことおとやも、自分たちの夫婦のバランスを保つためにその選択をしていました。

けれど、徐々に美月との恋愛に夢中になっていくおとや。

その変化に心がざわつくいちこ。

モラハラ気味の夫 志朗と発達的に育てづらい子供との生活から、おとやに依存的になっていく美月。

バランスを崩し始めていく3人…。

自分と相手の問題を、第三者で解消することは溝を深めていく要因の1つかもしれませんね。

セックスなんて〜と軽く見ていた私。
最近、「夫婦」を保つための最重要項目なのでは無いかと思い始めているわけです、はい。

なぜなら、少しでも男女の仲がないと優しくできないわけですよ!
子育て家事の負担が大きくてイライラしてしまうんですよ!
労わりたいのに労われない。優しくしたいのに優しくできない。

けれど手を繋いだ次の日は自然と優しい気持ちになったりするのです。
家事育児のバランスを考えることも大事だけど、男女の仲であるために努力することもとっても大事だと思ってます。

パートナーと価値観を共有せよ

自分の価値観をわかっているか。相手の価値観を知っているか。

数多くの夫婦が離婚理由として「価値観の不一致」を挙げますよね。

目指す道が認め合えるものかどうか、
阻むものは何か、
そのための対話はあるのか、
お互い心地の良いバランスはどこなのか。

1122では、いちことおとや。美月と志朗。2組の夫婦がどうやって問題に向き合っていくのか、お互いの価値観をすり合わせていけるのか。

それぞれが取る選択は?

夫婦を保つものって何だろう?と考えさせられるマンガです。

客観的に考えればわかることも、当人となると見えなくなってしまうこともありますよね。
近しい関係だからこそ、良い関係を築く努力が必要なのだと思います。

ドラマもきっと面白いと思いますが、渡辺ペコさんの描く雰囲気はマンガならではだと思ってます!

結婚している人も、これからの人も、パートナーと良い関係を築くためのヒントが詰まっている1冊!
ギャグっぽい表現も多いから、そこまで深刻にならずに読めるところも良いですよ。

気になった方はぜひ読んでみてくださいね〜!

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