見出し画像

靖国参拝をメディアが報じなければ解決するのに

閣僚が靖国参拝をしたからといってニュースにしている今のマスメディアが居る限り、「靖国問題」は無くならない。

こんなのニュースになるのがおかしい。

いわゆる靖国問題は何が原因で発生したのか。

最初は昭和50年8月15日に三木首相が総理として初めて参拝したときに朝日新聞記者が『「私人」としての参拝か、「公人」としての参拝か』と質問した際に「私人」と返答したことかもしれません。

決定的なのが昭和60年の中曽根総理時代の参拝を朝日新聞が非難したことを受けてチャイナ共産党が文句をつけてきた件ですが、10年前からその下地は出来上がっていたというわけです。

そして、昭和天皇が直近で御身拝されたのが昭和50年の11月21日ですが、三木首相発言が原因なら同じ年の3か月後の参拝は変更していたはずなので、昭和天皇が参拝をしなくなった理由としてはこの立場は採り得ない。

むしろ影響としては内閣法制局の答弁が大きいと思われます。

76回 参議院 内閣委員会 4号 昭和50年11月20日
○矢田部理君 私が伺っているのは、時間がないから端的に答えてください。
 天皇が公式行事として靖国神社を参拝すれば憲法二十条の第三項に抵触することになると考えているのか。イエスかノーかだけ答えてください。
○政府委員(吉國一郎君) 先ほど申し上げましたように、第二十条第三項に直ちに違反するというところまでは徹底して考えることはできないと思います。ただ、第二十条第三項の重大な問題になるという考え方でございます。

臣民が「憲法問題だー!」と叫ぶ上に妙な政治問題化されていては天皇も参拝するわけにはいかなかったのでしょう。

しかし、天皇は勅使を靖国神社に派遣し続けています。

参拝方法は「遥拝」というものもあります。必ずしも現地に赴く必要はありません。

遥拝といえば、この概念を知らないがためにメディアが誤った理解を報じるということがありました。

以上

サポート頂いた分は主に資料収集に使用致します。