おじさんが苦手な理由。

おじさんが苦手だと思う。

もちろん、全てのおじさんが苦手なわけじゃなくて、私が苦手な言動をしてくる人がいるだけだとは思う。
しかし、私が苦手な人だなーと思う言動は圧倒的におじさんがすることが多い。

一言で言うなら
思考の柔軟性がない

例えばアイドルが好きだとする。
それを知ったおじさんは
「アイドル好きってことはコンサートにうちわ持ってたりするんでしょ」
などとなぜか決めつけた言い方で"好き"からくる行動を断言することがある。

もちろんそれが当たる場合もあるが、アイドル好きだとして、起こす行動はコンサートに行くことだけじゃない。在宅で応援しているかもしれないし、ただMVやSNSを見てるだけかもしれないのに、そういう発想がない。

この決めつけた言い方の問題点は、合ってる間違ってるということよりも、リスペクトが感じられないことだ。

決めつけた言い方をされると、相手の返事はひとつしか想定していないと感じる。相手が具体的にどう思ってどんな行動をしているのか、会話から汲み取ろうとしていない。相手とのコミニュケーションをする気がないと思われても仕方ない。

実際そういう言動をするおじさんと会話していると疲れる。精神が防御体制になる感じがある。リラックスとは程遠い。

しかし、おじさんの全体的な態度から考えるに、
大抵の場合、本当に100%興味がないわけじゃないし、相手を故意に傷つけたいと思っているわけでは無さそうである。

じゃあ何か。

きっと今まで生きてきて得た知識、経験の中のものしかすっと受け入れられないのだと思う。

初めて知るものや考え方を理解することができない。
今まで知らなくても問題なく生きてきたのだから、無意識のうちに、理解しなくても良いだろうと判断しているのかもしれない。
ステレオタイプ的に、アイドル好きならコンサート!○○なら□□!みたいに判断していけば確かに楽だろう。若い時のような身体的、心理的な余裕が減ってくる分、経験でカバーした気になっているのだろう。

そう考えると多少しょうがない部分もあるかもしれない。でも、私はモヤモヤする。

せめて、「理解できない」ことでも相手をリスペクトしてくれ。
「俺には理解できない」でもかまわない。でもそこで止まらないでくれ。

たとえおじさんが理解できなくても相手が抱えている思いや相手の言動自体は事実だ。
「俺には理解できない。けど、君はそう思ってるんだね!」ともう一段、相手を認めてほしい。
知ってる言葉でむりやり括らないで、相手の言葉を汲み取ろうとしてほしい。

世のおじさん、よろしく。

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