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【いちばんすきな花】第5話:細かすぎるあらすじ&感想

いちばんすきな花
第5話 2023/11/9(木) 22:00~

第5話。紅葉回でした。

本記事では、ドラマ「いちばんすきな花」第5話のあらすじや台詞を、感想や考察を交えながらまとめています。
脚本や台詞が好きすぎて細かすぎるほどに残しているので、長いです!笑

※ネタバレを含みますので、これからご覧になる方はご注意ください。





●「いちばんすきな花」第5話

5-1. 一番最低なのは俺だった

紅葉、幼少期の回想シーン。たくさんの友達と公園で鬼ごっこをして遊んでいる中、シーソーで一人で遊ぶ男の子が気になり、集団から一人離れてその子に近寄り、一緒にシーソー遊びをする紅葉。一人だった子に「ありがとう」と言われる。
紅葉、高校時代の回想シーン。男友達に女子のアドレスを聞いてと頼まれ、クラスメイトからは文化祭実行員を頼まれ、受け入れる。教室で一人で絵を書いていたクラスメイトの篠宮のもとへ近寄り、話しかける紅葉。篠宮とは、たまに公園でともに絵を描いて見せ合うなどして過ごしていた。

紅葉モノローグ「生まれてから一度も、孤独を感じたことはなかった。周りにはたくさんの友達がいて、みんなで仲が良かった。誰とでも仲良くなれて、誰からも好かれて、明るくて、優しい。そう言われた。みんなから必要とされた。友達がいなくて、いつも一人でいるやつを見つけては、一緒にいてあげた。いじめをしてるやつより、いじめを見てみぬフリするやつより、誰よりも一番最低なのは、俺だった。」

傍から見たら、いつも周りには友達がいて、みんなから好かれている、いいやつって感じの紅葉。
ただ、紅葉自身の自分に対する自己肯定感のようなものが異様に低い。
紅葉が考え過ぎなだけで、周りにとってはシンプルに紅葉は友達だったような気もします。
だけど、紅葉本人には、"本当の友達じゃない" "自分はずるい"といった強迫観念のようなものがあって、その呪いにかかってしまって、拗らせてしまったような。

ただ楽しいだけの友達ではない、深く繋がり合える友達を求めていたのかな。
誰かに嫌われることを異様に恐れて、嫌われないようにいい顔をしているうちに、本当の自分がわからなくなって、ずっと満たされないからっぽの部分が心に出来てしまったのでしょうか。
今日は紅葉回ですね。


5-2. またおいで

現在、椿宅のソファーでうなされ目覚める紅葉。
昨晩急に椿の家を訪れ、だらだら酒を飲み、寝落ちしてしまった。
-椿「珍しくグチグチ独り言、言ってたよ。酔ってんのか寝言なのか曖昧な感じで。」
-紅葉「…なんて?」
-椿「ごめんとか、ありがとうとか、あと、ごめんとか。」

支度を終えて椿の家からバイトに向かう紅葉。椿の家の玄関にて、「行ってきます」と紅葉。
-紅葉「…間違った。おじゃましました。」
-椿「なんて言うんだろうね。」
-紅葉「何がですか?」
-椿「"行ってきます"には"行ってらっしゃい"だけど、"おじゃましました"って…"おじゃまじゃなかったですよ"…?」
-紅葉「"またおいで"じゃないですか?」
-椿「そっか。」
-紅葉「おじゃましました。」
-椿「またおいで」

朝の椿さんの寝ぐせがリアルで、ぽやぽやしてる感じてるがとっても可愛かったです(笑)

紅葉にとって、ふとした時、特に自分の心がうっと苦しくなるような時に、つい足が向く場所が椿の家になっていますね。
自然と「行ってきます」と言ってしまうところからも、椿宅が自分の居場所になっていることが感じ取れます。
椿さんの「またおいで」の言い方の優しさ、たまらないですね。


5-3. ナンパの手伝い

バイト先のコンビニに到着した紅葉。廃棄になる食品を紅葉の目の前で「捨てるね」と言って置いてくれる店長。「捨てるとこ見ました」と言って廃棄をもらう紅葉。
先日初めて誘いを断ったバイト仲間が現れ、「おつかれ」と声をかけるが返事はなく、気まずい雰囲気。ドタキャンだったため5000円を請求され、言い値で支払う紅葉。「これ、イラスト何枚分ですか?」と茶化され、「どうかな」と答えてやり過ごす。
先日外で偶然会った高校時代の友人から、「19時渋谷」と集合LINEが届く。ため息をつき、夜々に連絡をする。

夜、渋谷でその友人達と集合し、ナンパの手伝いをする紅葉。そこに自分が呼び出した夜々が現れ、駆け寄る。夜々と初対面のフリをして、ナンパに成功したように装い友人の前から逃げるように去る紅葉と夜々。

コンビの廃棄をよくもらう紅葉。
食費も浮くしラッキーくらいの感覚でもらっているのかなと思っていましたが、大量に廃棄になる食品、余ってしまって誰にも必要とされなかった食品たちに感情移入して、もらわずに見過ごすことが出来ずにいつももらっていたのかなと少し感じました。
一人じゃ食べきれない量でも、いつもたくさん持って帰っている様子なので。
陳列されて選ばれなくて捨てられていく廃棄に、客寄せパンダにされて本当の意味では必要とされない自分を重ねているのでしょうか。
なんだか紅葉をコンビニ店員にさせた理由も見えてくる気がして、さすがな脚本だなと思いました。

バイト仲間からの飲み会に来て欲しいという誘いは前回断れたのに、高校時代の友人からのナンパの誘いは断れなかった椿。
バイト仲間はただのバイト仲間で、友達じゃない。
高校時代の友人は、形だけであっても"友達"だから、自分から断ることは出来なかったのでしょうか。
夜々の容姿が可愛いスペックをここで活用した紅葉ですが、嫌な感じはしなくて。
夜々がコンプレックスに感じていた容姿が、紅葉を救う一場面でした。


5-4. 嫉妬

カフェにて、夜々と紅葉。
-紅葉「夜々ちゃん可愛くて助かった~」
-夜々「お、どういたしまして。え、大丈夫ですか?なんかあったんですか?」
-紅葉「いや、友達のナンパ手伝ってただけ。」
-夜々「…それ、友達ですか?」
-紅葉「高校の時いつも一緒にいてくれたし、今もこうやって必要としてくれてるし。」
-夜々「紅葉くん、ゆくえさんのこと、好きですよね?」
-紅葉「ん?え?」
-夜々「好きですよね?」
-紅葉「椿さんのことも夜々ちゃんのことも、さっき一緒にいたその友達も、みんな好きですけど。」
-夜々「みんな好きの"好き"と違う"好き"だと思いますけど。」
-紅葉「違うよ。幼馴染だから。友達とは違うでしょ。」
-夜々「このみちゃんは?」
-紅葉「このみちゃんなんで知ってんの?」
-夜々「ゆくえさんち泊まったから。」

嫉妬の顔をする紅葉。ゆくえとこのみ、両方幼馴染だが"好き"が違うのではと詰める夜々。「このみちゃんのことはそもそもあんまり好きじゃないから」と答える紅葉。

ゆくえの自宅にて、昔市民プールで紅葉を沈めた話をするゆくえとこのみ。
「ねぇ、夜々ちゃん、また泊まりくる?」とこのみ。「聞いとく」とゆくえ。

路上の喫煙所にやってきた椿。見渡して、喫煙所には入らずに紅葉に電話をかける。「別になんも用事とかなくて、ちょっと耳貸してほしいだけなんだけど…」と話し始める。夜々とカフェにいた紅葉、外で椿との長電話を終えて夜々の元へ戻ってくる。紅葉が椿と電話していたと聞き、嫉妬の顔になる夜々。

「可愛くて助かった」の紅葉の言葉を、笑って受け止められた夜々。
前回の話で母親の呪いから解き放たれたこともあり、夜々ちゃんがスッキリしている感じがして良かったです。
紅葉とは、そもそもの入り口が容姿がどうとか女の子だからとかではなかったから、紅葉の言葉ならすっと受け止められたのだと思います。

紅葉のゆくえへの恋心は、やっぱり確かなものなのかな。
このみちゃんのことは好きじゃないという紅葉の言葉は、過去にプールで沈められた印象からきたものでしょうか。
もし他に何か理由があったら今後描かれると思うので気になるポイントです。

このみちゃんが、1度泊まりにきた夜々ちゃんに懐いていそうな感じがしてとても可愛かったです。
このみちゃんは人付き合いはあまり上手くないタイプということですが、その人がどんな人か、自分やお姉ちゃんにとっていい人かどうかみたいなものを見分ける嗅覚はあるんだろうな。
そこにフィットした夜々ちゃん。またこのみちゃんとの絡みがあったら個人的に嬉しいです。

そして、ここにきてハッキリと描かれ始めた夜々の椿さんへの想い。
えーーーーー好きなのか?好きだな。
この恋愛感情がきっかけで、"友達の4人組"がこじれていくような展開になるのでしょうか。

物語のテーマ「男女の友情は成立するのか」が描かれるのか…気になります。

紅葉くんの存在のおかげで、喫煙所のおじさん達が今日は椿にロックオンされずに済んでよかったです(笑)


5-5. カラオケ行く?

雑貨屋でマグカップを選んでいたゆくえ。偶然、妻の峰子と買い物に来ていた鼓太郎と遭遇する。峰子がトイレに行き鼓太郎とゆくえの二人になったタイミングで、話しかけるゆくえ。
-ゆくえ「(峰子の真似をしてマグカップを持って) 見て可愛い~」
-鼓太郎「やめろ?」
-ゆくえ「元気?」
-鼓太郎「元気。元気?」
-ゆくえ「元気。毎日ハッピー。」
-鼓太郎「ハッピーとか似合わないな。」

ゆくえの買い物カゴに入ったマグカップを見て「4つも買ってどうすんの?」と聞く鼓太郎。ゆくえに一緒にピザを食べる友達が出来たと聞き驚く鼓太郎。その中に紅葉がいることも伝える。

「仕事は?大丈夫?」と聞く鼓太郎に、「だから今のところになってからは大丈夫だし。」とゆくえ。「前のところが大丈夫じゃなかったから」と鼓太郎。「そんなこともね、あったね」とゆくえ。

おのでら塾の希子と穂積くんが仲良くなれそうだと話すゆくえ。鼓太郎は希子に会ったことはないが、ゆくえから話を聞きよく希子のことを知っており、よかったと一緒に喜ぶ。
前のように他愛ない話をして笑い合った流れで、「カラオケ行く?先何か食う?」と言ってしまい、「ごめん間違えた」と詫びる鼓太郎。
峰子が戻ってくるからと、別れる二人。去り際に「コタくん」と峰子の真似をしてふざけるゆくえ。笑い合い、そのまま別れる。

買い物を終えた後、ゆくえと鼓太郎のやりとりを見ていた峰子に、元カノでしょと勘違いされた鼓太郎。「二人で一緒に幸せになろうね」と言う峰子に「幸せになろうね」と笑い、ゆくえとの関係性は訂正しないままやり過ごす鼓太郎。

仲野太賀さんカムバです!!歓喜!!!
前回の次回予告から楽しみにしていました(笑)

鼓太郎とゆくえが再会したときの自然な感じ、少し会わない期間があったけどすぐもとに戻る感じ、本当に仲良いのが伝わってきて、ナチュラルなお芝居がさすがでした。
峰子のマネをしてちょっといじわるに鼓太郎をいじるゆくえが、本当に仲が良い、"いつもの感じ"で。
ゆくえがこうやって気を遣わずにいじったり出来る相手が鼓太郎だったんだよなぁとしみじみしました。

ゆくえのおのでらの塾の前に勤めていた職場、なんだかやばそうですね。
そこで何かしらで苦労したゆくえ。きっとこの後の物語で描かれていくと思いますが、その時のゆくえの支えになったのが鼓太郎なんだろうな。
二人は本当に、なんでも話せる親友だったんだなということが、少しの間でも良く分かるシーンでした。

会話をしながら一緒に店内を歩いて、アロマを嗅いだりする動きがとっても自然で。この二人の会話はずっと見ていたくなりますね。
流れでうっかり前のようにカラオケに誘ったのが、鼓太郎からっていうのもよかった
ゆくえは、今は"4人組"があってそれに救われているけれど、親友を失ったままになっているのは鼓太郎の方かもしれない

峰子にゆくえが元カノだと誤解された時も、女友達と訂正するとそれはそれで余計にややこしそうだと察したのか、訂正しなかった鼓太郎。ナイス判断。
仲良く話す異性=元恋人と決めつけられるアルアルでしたが、ここで訂正しなかったことで、後に峰子と鼓太郎の仲がこじれる伏線になるのか?
太賀さんのゆくえと話している時の自然な笑い方と、峰子の前での少し引きつった笑い方がの使い分けがリアルでした。


5-6. 4色のマグカップ

椿宅を訪れたゆくえと夜々。前回借りたままだった鍵を使って入ったため椿は不在。4つ買ったお揃いで色違いのマグカップをテーブルに並べるゆくえ。夜々は紅葉の話をする。
-夜々「ナンパ手伝うって友達って言うんですかね?」
-ゆくえ「ナンパ手伝う? "一緒にナンパする"なら友達じゃない?」

なんとなくのイメージでと言って夜々に紫のマグカップを渡すゆくえ。一番好きな色だと喜ぶ夜々。ゆくえは水色が好き。残るマグカップは赤と黄色。赤が椿で黄色が紅葉かなと話す二人。

帰宅した椿。ゆくえと夜々は椿に見つからないように隠れている。
テーブルに並んだ4色のマグカップに気付き、赤色を手に取り「かわいい」と呟く紅葉。予想通り赤を選んだ椿を見て喜ぶゆくえと夜々。

人の家に自分たちの専用マグカップを買っていくとは、もう椿家に入り浸る気まんまんのゆくえちゃん(笑)
あのゆくえちゃんが、そんな風に気を遣わず若干図々しいくらいの素でいられる場所が出来てよかった。

今までは椿と純恋のペアマグカップを2ペアみんなで使っていましたが、色違い・お揃いの4人の4つのマグカップに変わっていく、微笑ましいシーンでした。

”ナンパを手伝う"の表現、ゆくえちゃんの言葉を聞いて確かになと思ったのですが、紅葉はずっと"手伝う"という表現をしていましたね。
一緒にするんじゃなくて、自分は手伝うだけ。
疎外感を感じている紅葉が表現される言葉遣いだなとあらためて思いました。


5-7. 勝手な罪悪感

カフェにて、青山画廊のサカタとイラストの仕事の商談をする紅葉。人気の油絵画家であるSHINOが、紅葉のインスタで作品を見て、紅葉指名でコラボを希望しているとのこと。SHINOの画風と自分の作品のタイプの違いや知名度の格差を気になり躊躇う紅葉だが、契約料33万円と知り、後日アトリエで話をすることに。
サカタから、SHINOがコラボを希望するなんて珍しいと聞き、ぜひと答えた紅葉は、後日SHINOのアトリエを訪ねる。
アトリエで紅葉を待っていたSHINOは、高校時代のクラスメイトの篠宮だった。驚く紅葉。
「わかる?よかった~。佐藤くん友達多かったから僕のことなんか覚えてないと思った。よかった。」と篠宮。

-篠宮「一緒に何かしたいと思ったんだけど、同級生だからって理由は嫌かなぁって。だからサカタさん通して。ごめん、大人になってまで僕の相手するの…。佐藤くんには本当感謝してて。2年の時優しくしてくれたの。3年でクラス離れた時もさ、黒崎くん紹介してくれたでしょ?仲良くなれると思うからって。あのあと本当に仲良くなって黒崎くんから聞いた。1年の時いつも一人でいたら佐藤くんが声かけてくれたって。」
-紅葉「…黒崎、今でも仲いいの?」
-篠宮「うん。今でも友達。」
-紅葉「そっか。」
-篠宮「今でもたまに佐藤くんの話になるよ。ああいう友達が多くて明るくて、でも僕たちみたいな日陰にも気付いてくれるの、佐藤くんだけだったよねって。憧れだったねって。

本題に入り、来年の個展に向けた制作を一緒にしたいと話す篠宮を遮って話す紅葉。

-紅葉「篠宮も黒崎も同じクラスにいて、よかったって思って。」
-篠宮「ん?うん。僕だって佐藤くんがいてくれてよかった。そう言ってるじゃん。」
-紅葉「そうじゃなくて。お前らみたいな一人で可哀想なやつ、余ってるやついると、ありがたかった。そういうやつ裏切らないから。俺なんかでも絶対一緒にいてくれて、一緒にいるだけで嬉しそうにしてくれて。本当の友達なんていなくて。目立つやつと一緒にいていいように使われてただけで。それがずっと続くとしんどいから、たまにああやって一人のやつ見つけて近づいて、優しいフリ、ほっとけないみたいな、そういうフリして。」
-篠宮「…うん。で?で?そうやって仲良くなるのは、普通の自然になる友達と何か違うの?なんでもいいけど、よくないけど、そっちの勝手な罪悪感でこっちのいい思い出塗り潰さないでよ。優しいフリしてればいいじゃん。こっちは優しさだって捉えてんだから。一緒に仕事するの、嫌だよね。ごめん。会う前にちゃんと言わないのずるかったよね。まだバイトとかしてる?」
-紅葉「してるけど…」
-篠宮「そっか。1個仕事飛ぶとキツイよね。他の案件紹介してもらえるようにサカタさんに頼んでおくね。出来るだけ割のいいやつ。」
-紅葉「…なんで?何?優しさ?」
-篠宮「…優しいフリ。佐藤くん一人で可哀想だから。

耐えられず帰ろうとする紅葉。最後に「おじゃましました」と言うと、「ばいばい」と言う篠宮。アトリエを出た紅葉、泣きながら歩いていく。

紅葉、高校時代の回想シーン。いつもの友人達と歩いていると、廊下で篠宮を見つけた紅葉。篠宮へ近寄ろうとすると、篠宮は黒崎と二人で仲良さそうに歩いていった。二人の背中を、立ち尽くして見つめる紅葉。

紅葉の心がエグりにエグられるシーンでした。

少なくとも黒崎と篠宮にとっては、紅葉は普通に"友達"だったんですよね。
紅葉の優しさが本当に嬉しくて、それに救われて、今でも感謝している存在。二人が仲良くなれたのも紅葉のおかげ。
紅葉は、一人ぼっちだった自分を救ってくれた友達だった

なのに、紅葉だけが、自分自身を"こいつらとは違う"って勝手に決めつけて区別している
派手な友達とも、篠宮達のようなぽつんとした子たちとも、どちらとも自分は違うと、線を引いていた。
"自分はみんなと違う"という強迫観念。その根底には、どこか"自分は篠宮たちより優位だ"という意識というか願いというか、そんなものも無意識にあって、"一人でいるやつに話しかけてあげる"という、上から目線のスタンスで篠宮たちに近寄った紅葉。
受け取る側の篠宮たちにとっては、紅葉のそれを少なくとも嫌な風に感じたことはなくて、純粋な優しさを受け取っていたのに、紅葉は勝手に自分を解釈して、罪悪感を背負っていた
どこにも属せない、誰からも嫌われたくない、派手集団に嫌われないために、篠宮たちとは一緒にはいられない、でも、自分のために近寄ってしまった、そんなごちゃごちゃした意識の中で、紅葉はどんどん自分に対して否定的になって、卑屈になってしまったのでしょうか。

紅葉が、自分の罪悪感に耐えられなくなり、一方的に本音を話した時、篠宮がどんどん傷ついていく様子が手に取るようにわかり、苦しいシーンでした。
篠宮からしたら、今さらそんな風に言われて、自分にとっての幸せな記憶や思い出を傷つけられて、ショックですよね。
台詞の通り、そんなこと今さらわざわざ言わないでほしかったはず。
知らなければ、ずっと佐藤くんは憧れで、感謝して、そういう気持ちだけでいられたのに、そういう気持ちでいることも許されなくなってしまった。
受け取る側の気持ちを無視して勝手に抱く罪悪感は、時に身勝手な凶器になってしまう。
篠宮くんとの再会は、結果的に二人とも傷ついてしまう展開となりました。

どうして紅葉はこんな風になってしまったんだろう。
理解しきることが出来ず、少し考えてしまいました。
誰にも嫌われたくないという、その恐れが大きすぎたのかな。
いい顔をしているうちに、容姿や役割でしか求められていないと思い込んでしまったのかな。
少しだけ、少しだけ素直になれば、きっと紅葉が欲しかった"友達"って、いたと思うんだけどな。


5-8. お腹痛い時

気付いたら無意識に椿の家の前まで歩いて来ていた紅葉。「間違った」と呟き引き返そうとしたところに、仕事を終えて職場を出た椿から「今日うちこれる?」と電話がかかってくる。「もう来てます。今椿さんちの前にいます。すみません。なんか耳貸してほしくて。」と紅葉。
電話越しに紅葉の様子を感じ取った椿は、ポストに鍵があることを伝え、「待ってて」と家の中で待つように言う。言われた通り家の中まで入る紅葉、電話を切ろうとする。

-椿「駅までもうちょっと歩くから、耳貸せるよ。
-紅葉「はい。」
-椿「うん。」
-紅葉「椿さんて…死にたいなって時、誰かに言えます?死にたいっていうか、お腹痛いみたいなことです。お腹痛い時のことです。」
-椿「うん。」
-紅葉「お腹痛いなって時に、今お腹痛いんだって言える人がいなくて。一人で薬局行って、薬買って、飲んで、寝て、痛くなくなるの待つだけっていう、そういう感じで。」
-椿「うん。」
-紅葉「お腹痛いの人に言ったって治んないし。だから、別にって思ってたんです。ずっと。」
-椿「うん。そっか。」
駅に着いたが、立ち止まり、耳を貸し続ける椿。

-紅葉「でも、ここに前住んでた人、その人だけはそういうの言える人で、聞いてくれる人だったから。だから会いに来たんですけど…」
-椿「ごめんね。僕が住んでて。」
-紅葉「そういうのを今、椿さんに話せてるって感じです。」
-椿「うん。よかった。話す人いて。お腹痛い時、お腹痛いって言っても治んないけど、痛いのは変わんないけど、紅葉くんは今お腹痛いんだってわかってたい人はいて、わかってる人がいると、ちょっとだけマシみたいなことは、あるから。
-紅葉「…はい。」
-椿「今、お腹痛いの?」
-紅葉「痛くないです。」
-椿「お腹減ってる?」
-紅葉「減ってます。」
-椿「牛丼好き?」
-紅葉「好きです。」
-椿「じゃぁ牛丼の同じの、二人分買って帰るね。」
-紅葉「はい。…あ、何かやっとくことって…」

インスタント味噌汁が棚にあるから、お湯をお茶碗二つ分沸かしておいてと頼む椿。「お茶碗二つ分…」と繰り返す紅葉に、「何?なんか馬鹿にされてる?」と笑う椿。「お茶碗二つ分のお湯、沸かして待ってます」と紅葉。

-椿「うん。急いで帰るね。」
-紅葉「ゆっくりでいいよ。」
-椿「じゃぁゆっくり帰るね。」
-紅葉「…ちょっと急いで。」
-椿「じゃぁちょっと急ぐね。」
-紅葉「またね。」
-椿「うん。またうちでね。」
電話を終え、涙が止まった紅葉はお湯を沸かす準備をする。椿は急いで電車に乗る。

しばらくして、帰宅した椿。手には4つの牛丼。紅葉の手元には4つのお茶碗。4つのお茶碗に気付いた椿は、お湯の沸いたケトルを手に取り「4人分はあるね」と笑う。
そこえやってきたゆくえと夜々。「紅葉くん牛食べよ」と夜々。「紅葉、市民プール行こ」とゆくえ。笑う紅葉。

ポストの番号は誕生日。もう椿さんの誕生日を紅葉は知ってるんだな。微笑ましくなりました。
それにしても椿宅のセキュリティがガバガバなんですけど大丈夫ですか?(笑)

前に椿の家に住んでいた人を訪ねてきたところから、紅葉と椿の関係が始まりましたが、その前に住んでいた人が、紅葉にとってはお腹が痛いと言える相手だったんですね。
どんな人だったんでしょう。今後描かれるのが楽しみです。

紅葉って、実家の家族にもそういう本音は打ち明けられなかったんですかね。まぁ家族には話さないか、そんなこと。
紅葉君は明るくて良い子で~ということをゆくえのお母さんも言っていたので、家族の前でも紅葉はそういう自分でいたのでしょう。
本当に、ちょっとしたお腹の痛みを話せる場所が、この家に住んでいた前の住人しかいなかったんだろうな。
その人に会いたくて訪れたこの家で、椿さんに会って、椿さんの存在が今度は紅葉にとっての救いになった。出会えた良かった二人ですね。

こういう時、頼りになるお兄ちゃんの顔になる椿さんが、素敵です。
椿さんは、純恋の前でも、きっとこれまでの人間関係の中でも、本音を自分の言葉でちゃんと語ることってきっと少なくて。
だけどこのシーンみたいに、言いたいことを、思ったことを、自分の言葉で話せる時の椿さんは、強い。
相手にとって一番必要な言葉を、空気を、優しさを、渡せる人。
松下さんの話し方の柔らかな感じ、あったかい感じがすっと心に入ってきて、とても素敵なシーンでした。

"死にたい"というシリアスな告白を、"お腹痛い"というちょっとした不調に言い換えたのも、よかった。
本当に心底辛い苦しみと、シクシクたまに痛む腹痛のような小さな苦しみ。
言葉を区別したけれど、苦しみに大きいも小さいも本当はないのかもしれなくて。
大きくても小さくても、自分で乗り越えるしかないことかもしれなくて。
でもそんな時に、お腹痛いんだって言えて、お腹痛いんだって知っててくれる人がいる。
それだけで救われることって、あるから。

「耳を貸す」の表現が度々登場した今回のストーリーですが、ただ聞いてくれる人、ただ話せる相手、そんな人の存在が救いになること。
悲しみ自体に決着がつかなかったとしても、その存在にただ救われることがあること。

ほんの少しのやわらかなあたたかい光のようなものが差すシーンで、とても素敵でした。

牛丼とお味噌汁を、自然と4人分用意する椿と紅葉。
この4人組、微笑ましくて可愛らしいんですけど、大丈夫かなとも心配になってきてしまいました。
何かあった時も、何もない時も、4人で集まるというのが今この4人には定番になってきてい。
それはそれでよいんですけど、今この4人、4人組ハイだと思うんですよね。
求めていた心地よい関係性の他人が出来て、そこに所属出来て、それが嬉しくて、夢中で。
全然良いんだけど、だんだんこの"4人"が呪いにならなければいいな
どんな時も4人で話して、どんなことも4人で共有しなければいけない。
その呪いが、ちらほら見えてきている恋愛感情が絡んで揺れていくのかな?
そんなことを勝手に想像してしまったシーンでした。



5-9. 誰も余ってない

4人で牛丼を食べながら、なりたかったものの話。
椿はミュージシャン、夜々はプロ棋士、ゆくえは数学の学者。
-紅葉「でもみんな今、塾講師で会社員で美容師じゃないですか。なんで本気でなろうと思わなかったんですか?追いかけなかったんですか?」
-ゆくえ「自分の能力に限界を感じたからかなぁ。」
-椿「世間体を気にしたからです。まっとうに生きなきゃって思ってたから。」
-夜々「手遅れになると思ったからです。目指していざダメになった時怖いなって。」
-紅葉「そうだよね…すごい正論。」
-ゆくえ「でも塾講師もなりたかった仕事だから、夢が叶わなかったわけじゃない。叶ってる。」
-椿「僕も。就活の時に第一希望が出版社だったから。」
-夜々「同じです。美容師になりたくてなりました。」
-紅葉「…」

学者とミュージシャンと棋士だったら出会えていなかったね、と笑う3人。
紅葉のことを"絵描きさん"という椿。「椿さんタートルネックのこと"とっくり"って言う人ですか?」とイジるゆくえ。スマホの待ち受けをゆくえに見せてカタツムリをなんて言うか聞き、以前でんでん虫と言った椿を遠回しにイジる夜々。

4色のマグカップを思い出して持ってくるゆくえ。紅葉に好きな色を選ばせると、紅葉は黄色のマグカップを手に取った。拍手する3人。
-ゆくえ「ありがとう、平和だ。黄色だけ余ってたの。」
-夜々「黄色報われた。良かった。」
-椿「ゆくえさん、物にも感情移入して辛くなるんですか?」
-ゆくえ「なります。ずっと黄色の心配してました。みんな選ばれてよかった。誰も余ってない。
-紅葉「…よかった。」

夢の話。目指すものを変えた理由がみんなリアルで共感しました。
だけど3人とも、別のなりたいものにはなれたと、まっすぐに言える。
それって結構すごいことですよね。
私自身は、夢の仕事についたわけでもないので…。そうやってまっすぐに言える人ってどのくらいいるのかな。

前回、ゆくえと夜々で椿さんのでんでん虫いじりをするんだろうとレビューで書いたのですが、まさか放送されるとは。そのシーンが見れて個人的にとても満足です(笑)。
とっくりとか、椿さん言いそう!
物の言い方ひとつで性格や雰囲気が出るのって、脚本力ですよね。
こういうちょっとしたひとつひとつで、キャラクターが愛おしくなるんだよなぁ。

マグカップを通してさりげなく救われた紅葉。
以前ゆくえの話で救われた夜々みたいに、何気ない会話の中で間接的に救われていく紅葉でした。
ところでマグカップですが、赤、黄色、紫、水色の4色って、このドラマの主題歌である藤井風さんの「花」のジャケットの絵に使われている4色ですね。やっと登場した4色でした。


色なんてすごく好みが分かれるのに、わざわざ色違いで4色のマグカップを買ったゆくえちゃん。
今までだったらそんなもの怖くて選べない性格だっただろうに、そういうことが出来る4人なんだな~とほっこりしました。


5-10. 余っててよかった

アトリエにて、紅葉が帰った後の一人の篠宮。眺めている自分の油絵作品には、高校生の頃に紅葉と一緒に絵を描いた公園のブランコと木が描かれている。スマホを手に取り、黒崎に電話をかけた篠宮。
なんか、用とかじゃないんだけど、ちょっと耳貸してほしくて。別に何もないんだけど…」と話し出す篠宮。公園を描いた油絵を、上から黄色の絵の具で塗りつぶし、涙が溢れてくる。

-黒崎「…何かあった?」
-篠宮「いや…。」
-黒崎「今アトリエ?お腹減ってる?牛丼とか買ってこっか。」
-篠宮「よかった。黒崎くんいて。会わせてもらえたから。余っててよかった。
黄色の絵の具を塗りながら、涙が止まらない篠宮。

今回のお話は、一方的に傷つけられちゃった篠宮が切なかったですね。
そんな篠宮にとって、友達の黒崎くんがいてよかった。

篠宮は、素直に紅葉を友達だと思っていて、こんな自分に与えてくれた優しさが心底嬉しくて、紅葉が褒めてくれた絵が自分の夢になって成功して、恩返しじゃないけど、いつかまた会いたいと思ってやっと会えたんですよね。
それなのに、自分が友達だと思っていた紅葉は、自分のことをそう思ってなくて、自分に優しくしたことに罪悪感すらいだいていた。
さらっと可哀想よばわりもされたし、憧れていた佐藤くんの知りたくなかった面が見えてしまった。

だから、辛くて、紅葉との思い出だった、紅葉が自分の絵を褒めてくれた公園、一緒に絵を描いた公園の絵、きっと篠宮にとって大切だった作品を、塗り潰そうとした。
塗り潰して過去を上書きしようとした時に選んだ色が、紅葉の黄色でしたね。

ベースの絵が青系の少し暗い色みだったので、そこに黄色を上塗りすることで、悲しみで塗りつぶしているのに優しい光がさしてくるようなイメージもどこかあって、とても美しくて切ないシーンでした。
やっぱり篠宮にとっては、紅葉は、優しくて明るくて憧れの佐藤くんだったから。紅葉の色は、真っ黒とかじゃなくて、黄色だったんだよね。

篠宮がお腹痛いって言える相手は、今は、黒崎くん。
紅葉のおかげで出会えて、本当の友達になれた二人。
紅葉はやっぱり事実として、篠宮くんを救っていたんですよね。
篠宮君に、ちゃんと与えていた。
紅葉が与えたもので、篠宮くんは救われた。それは確か。
たとえ紅葉側がどんな思いでいたとしても、それは事実。
篠宮が切なすぎたけれど、紅葉が与えたものがちゃんと今もあって、救われました。


5-11. いいんだよ

椿宅にて、ソファで絵を描く紅葉、数式を解くゆくえ、パソコンで将棋をする椿と夜々。将棋に圧勝した夜々に「ガチじゃん…」と椿。
「何か甘いもの食べたいなぁ」と言う夜々に、「アイスあるよ」と伝える椿。冷凍庫を覗いた夜々、雪見だいふくやパピコなどたくさんのアイスが入っていたが、少し考えて、椿に声をかける。
-夜々「無いです。」
-椿「え?買ったばっかり。」
-夜々「食べたいアイスが無いです。」
-椿「ごめん…」
-夜々「いやごめんなさい、あの…買いに行きませんか?二人で。」
-椿「うん、行こっか。」
嬉しそうな夜々。コンビニに行くと伝えた椿に、ゆくえはピザまん、紅葉はアメリカンドッグを頼む。
家に残ったゆくえと紅葉。

-紅葉「間違ったのかなって思うことあって。最近。自分がそういうの目指すのは間違いだったのかなって。」
-ゆくえ「紅葉が間違いだと思うなら、間違いだったんじゃない?

タブレットでSHINOの絵をゆくえに見せる紅葉。
-ゆくえ「優しいねぇ。」
-紅葉「うん。上手いよねぇ。」
-ゆくえ「上手いかはよくわかんない、素人だから。」
-紅葉「そっか。」
-ゆくえ「(絵を見ながら) 紅葉も同じタイプだよね。優しい感じ。」
-紅葉「うーん」
-ゆくえ「いいんだよ、描いた人が実際どうかはさ。それ見た人がどう思うかでしょ。優しいって思った人にとっては、優しいでいいんだよ。綺麗なお花だなってうっとりしてる人にさ、それトゲありますよ、毒ありますよってわざわざ言わなくてもいいの。その人がどう見てるかでいいんだよ。
-紅葉「…そうだよね。」
-ゆくえ「うん。」

ゆくえの数式の間違いを指摘する紅葉。ペンケースに入っていた「よくできました」のハンコを紅葉の手の甲に押すゆくえ。笑う二人。

椿さんの「アイスあるよ」の言い方、優勝でしたね。胸きゅん(死語)
ガチでアイスあるよオブザイヤーでした(何)
そしてもうなんかいつのまにか夜々めっちゃ椿さん好きじゃん。急に積極的。
対して椿さんは鈍感な感じ。
この4人は、年上組が鈍感で、年下組が繊細なんですね。
年下組の夜々と紅葉は、周りに気を遣いすぎながらも表面的に友達はたくさんいるタイプだから、こういう恋愛感情にも敏感なんだろうな。

紅葉とゆくえの会話。
紅葉が間違いだと思ったことって、篠宮と話して、自分の今までの考え方や抱いていた罪悪感が、自分が頑なだっただけだったのかなと少し気付けたということでしょうか。
もし自分がもっと素直になっていたら、友達になれていたのかな、とか。
そんなことを思ったんだろうなと思いました。
ここで紅葉がずっと持っていた強迫観念から少し解き放たれて、軽やかになっていけたらいいな。

「間違いと思うなら間違い」というゆくえちゃんが、ゆくえちゃんらしすぎてとてもよかったですね。
こういう時に、「そんなことないよ」とか適当に言わないし、紅葉から言い出さないのに変に深堀りしたりもしない。
そんなゆくえちゃんが、紅葉にとっては心地よいんだろうな。

SHINOの絵について、コラボの話を最初に受けた時は、紅葉自身は自分の絵とタイプが違うと言っていました
自分と篠宮くんは違うと線を引いたことの象徴でしたが、ここでゆくえちゃんは、どちらも同じタイプで優しい絵だと言った
紅葉が違うと思っていただけで、本当は紅葉と篠宮は一緒だった、同じになれた、通じ合えた二人だったということの表現ですよね。さすが。

今回は、優しさの渡し方や受け取り方の話でした。
優しさって、どう渡したかではなくて、どう受け取ったか。
自分の罪悪感から解放されたいがために、自分にとっての真実を相手に押し付ける必要は無い。
相手にとっての真実を、自分の感情で上書きする必要は無い。
受け取る人が、自分の解釈で受け取ればいいし、それは誰からも奪われるべきものではない。
そんなメッセージが感じられました。


5-12. 今度は4人で

コンビニでアイスを買い終えて帰ろうとする椿と夜々。さりげなく自然に車道側にまわって歩く椿。
-椿「そんなに好きなの?」
-夜々「…好きです。」
-椿「そのアイス?」
-夜々「夜のコンビニにアイスを買いに行く行為が好きです。」
-椿「じゃぁ今度は4人で来よっか。」
-夜々「…はい。」

車道側歩く椿さん、ナチュラルモテが発動されていますが大丈夫ですか?(何が)
二人でコンビニにこれて嬉しかった夜々が可愛らしかったですね。
"今度は4人で"と言われて、少し微妙な表情になった夜々。
こうやって「2人」がよくなってきてしまったら、やっぱり4人でいることの呪いが窮屈になってくるのでは…
4人の呪い、描かれるのか?
ここから物語のテーマの、男女の友情は成立するのか、になっていくのか?
6話も楽しみです。終わってほしくないけど、見届けたい。

次回予告、なぜか椿の家にいる鼓太郎。気になりすぎて早く見たい!
もう仲野太賀さんずっと出てほしい!!!5人組になろう!!!!(笑)
鼓太郎ともまた会うようになり、ゆくえちゃんが椿さんへの気持ちに気付いてしまうとか…?!
妄想は膨らみますね(笑)
次回も楽しみです!!

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