見出し画像

【シティリーグシーズン3】小ズガドーン【2/8矢向ベスト4】

皆さんこんにちは、ナツです。

今回は「VMAXライジング」発売直後のシティリーグに参加しベスト4となりましたので、そちらのレポート+デッキ紹介記事です。
小ズガドーンの記事は世の中に出回っており、構築にもそこまで差がないため、投げ銭式で全て無料で読めます。
投げ銭していただいた場合は、宮城への旅費の足しに出来たらなと思います。

まずは「VMAXライジング」で登場したカードの一部を、自分なりに評価したものを記載します。

ゴリランダーVMAX

下技が4エネルギーと少々重たいですが、最大3エネルギーをトラッシュすることでバトルポケモンに280ダメージを与えることが出来、基本的なタッグチームのポケモンをワンパンすることが出来ます。
この重たいエネルギーも、既に登場している非エクのゴリランダーで補うことが出来、強力なポケモンです。

ただ技の性質上エネルギーを多く必要するため、非エクのゴリランダーが立てられなかった場合に下技を使うハードルが高く、最近のタッグチームには大きなおまもりをつけることが主流であり、SM環境で使用出来たフィールドブロアーやこだわりハチマキが無いのでこの点をどう立ち回るかが重要だと考えます。

エースバーンVMAX

このポケモンは最近の炎ポケモンとしては珍しく高エネ高打点ではなく少々変わった技を持ったポケモンです。
上技のカウンターは一見SM環境で猛威を振るったレシリザのげきりんと同じように見えます。

ただレシリザのげきりんは、このポケモンに乗っているダメカンの数×10ダメージ追加に対し、エースバーンVMAXは前の番にこのポケモンが受けたダメージ×10ダメージ追加となります。
違う点としては、

‐げきりん‐
ダメカンが乗っていればいつでもダメージが追加される
回復するとダメージが減る

‐カウンター‐
前の番にダメージを受けていないといくらダメカンが乗っていてもダメージが追加されない
前の番にダメージを受けていれば、その後回復をしてもダメージが減らない
エースバーンVの状態でダメージを受け、次の番にエースバーンVMAXに進化した場合はダメージが追加されない

上記が大きな違いかと思います。
また下技も3エネ170+確定で火傷にするので、実質190打点と考えてよいでしょう。
また火傷のダメージで相手のポケモンが気絶した場合、ポケモンチェックでの気絶となるため、メイやしあわせたまご、のろいのおふだ等の条件を実質的に無効化することが出来ます。
ただこのポケモンが自発的にで出せる火力が決して高くないため、相方選びが重要になると考えます。

インテレオンVMAX

このポケモンは上技が1エネ60点+相手のバトルポケモンのエネルギーをバウンスするという効果を持っています。
ポケモンカードはゲームの性質上、エネルギーをつけないと技を使用することが出来ないため、毎ターンエネルギーをバウンスすることで加速手段の無いデッキを詰ませることが出来ます。
また下技はバトルポケモンに160点+ベンチポケモンにも60点与えることが出来る非常に強力な技を持っています。
軽いエネルギーでバウンスが出来、ベンチ狙撃が出来る優秀なポケモンです。
ただ弱点が雷であることから、現在環境上位にいるピカゼクに不利をとってしまうのが向かい風であります。
ですがこちらも圧倒的環境上位の三神ザシアンに対してはエネルギーのバウンスが非常に刺さっており、構築次第ではなかなか面白い立ち位置につけると思います。

ガラルサニゴーン

バトル場でダメージを受けて気絶した場合、コインを投げ表ならどんな相手でも気絶させるとても強力な特性を持っています。
どんなに高HPでも問答無用で気絶させるのは面白いですね。
また技も決して弱くなく、相手が特性を嫌ってなかなか殴ってこない場合は、こちらから殴っていくことも出来ます。
ただ弱点がないわけではありません。
まず特性はバトル場でしか働かないため、ベンチ狙撃に弱いです。
またダメージで気絶した場合のため、ダメカンを乗せる効果や毒、火傷などの状態異常で気絶した場合は特性が働きません。
あと忘れてはいけないのは、この特性は相手にかかる特性なので隠密フードでも無効化されてしまいます。
ですが対策をしてないデッキでは当たりたくない相手ですね。

他にもバイウールーVやパルスワンV等いますが、これらはどちらかと言えば既存のデッキに入ってくる可能性のあるカード達なので、今回の考察からは省きます。

この上でまず今回のtier表は以下と考えます。

‐tier1‐
三神ザシアン
ピカゼク
小ズガ
‐tier2‐
超ミュウミュウ
LO系(マグカルゴ、チラチーノ、ピジョン)
炎バレット
‐tier3‐
ズガアゴ
オーロラパーフェクション(ゼラオラヌオー)
炎ミュウミュウ
ゴリランダーVMAX

やはり前のシーズンでも活躍していた三神ザシアン、ピカゼクは上位に来るでしょう。
新弾発売すぐということで、まだ練りきれていないor自分の慣れたデッキを使う方が勝ちにいけると判断した方が多いと思いました。
VMAXをワンパンすることは出来ませんが、安定感やスピードを考えるとまだまだ強いでしょう。
また小ズガは青天井火力を出せるために、御三家VMAXをワンパンすることが出来るのでこの位置にしました。

超ミュウミュウは愛知CLにて頭角を表し、前シーズンでも活躍してました。
相手のデッキタイプに合わせてアタッカーを変えて臨機応変に戦えるのが売りです。
ですが、加速手段がカラマネロになるのでここが並ばなかった時のリカバリーがキツいのでこの位置にしました。
LOは前シーズン後期に対等し、各地で活躍しました。
対策をしてないデッキはほぼ勝つことが出来ないですが、三神はやはり重いことと対策カードを入れられる事も増えてきたので少々下がると予想。
それ以降はtier1には少々及ばないものの、ある程度は勝てる可能性があるものとしました。

軽くですがこんな感じと予想しました。

選択理由

その中で今回自分が小ズガを握ろうとした経緯です。
元々候補には三神ザシアン、ピカゼク、小ズガの選択肢がありました。
新弾が出てすぐなので新カードを使う人もいると思いますが、まだ環境が未知数なので現時点で強いデッキを持っていけばある程度勝てると思いました。
そこで最初はピカゼクで出場を考えていましたが、周りに小ズガもありじゃないかと言われ試しに組んで回してみたところ、意外としっくりきました。

小ズガの強い点としては、
青天井火力を出せる
非エクなのでサイドレースで有利を取れる
この2点が大きなところです。

VMAXの高HPをワンパンすることは他のデッキではなかなか難しいのですが、その点をわりと軽く行えたのが魅力的に感じました。
あと事故らなければまず負けないです。

ただもちろん弱点もあります。

事故りやすい
手札干渉に弱い
LOがキツイ

まず事故りやすいという点ですが、基本的に小ズガはサポートが溶接工しか入っていないことが多く、溶接工に触れないと全くと言っていいほど強くありません。
このデッキはズガドーンの技の性質上、手札にエネルギーを貯めなくてはいけません。
そこをマリィやリセットスタンプを使われ手札が減ると、こちらの行動が制限されて止まってしまうこともあります。
またLOがキツイというのは、デッキを回す上で非常にデッキを掘らなくてはいけないので、そこを逆手に取られてしまう点や、枠の関係上キャッチャー系を入れる枠がほぼ無いのに等しいので、ピッピ人形で突っ張られると厳しい点があります。

ただこういった点を考えても一度回ってしまえば速度のあるデッキなので、環境上位のデッキに5分以上を取れるので使用することにしました。

ではここからは実際に使用したレシピと採用理由を書いていきます。

今回使用したレシピはこちらです。

ズガドーン 4
このデッキのメインアタッカー
素引きの可能性を高めるため最大枚数です

ズガドーンGX 1
基本的にはGX技要員ですが、びっくりヘッドが使えることも大事です
手札にエネが3枚の場合、手張り+溶接工で150点を出すことができ、ザシアンVや草タッグをワンパンすることが出来るので、覚えておくと良いでしょう

ジラーチ 3
デッキの潤滑油です
溶接工に触れる可能性を高められます
スタート率を上げるために4枚採用したいたところですが、実際の試合では2枚使うかくらいなのでこの枚数です

マーシャドー 1
このカードを採用する人は少ないと思いますが、三神ザシアンが張るフラダリラボや、多数のデッキが使用してくる混沌のうねりを剥がしてウルトラスペース、ヒートファクトリー◇を通せる動きは強いです。
またズガアゴのアーゴヨンを1エネで倒せるので、エネの節約にもなります

フィオネ 1
相手がこちらが落とせる要求を上げるために高HPのポケモンを立ててきたときや、ピッピ人形を流すことができます
特性を使った後、山を触れるカードを使うと早く引く確率を上げられるので、使うタイミングは要所で考える必要があります。

ミュウ 1
今回絶対多いと予想したピカゼクや超ミュウミュウ、出張性能の高いウッウVから裏を守ることができます
現環境では入れた方がいいと思います

ウッウV 1
無色3エネでベンチのデデンネを取れるのが強いです
上技も好きなカードを2枚持ってこれるので、溶接工に触ることも出来ます
今回もフィニッシャーとして活躍しました

オドリドリGX 1
非エクデッキには大体入っている1枚
GXなので狙われやすいですが、それを差し引いてもやはり強いです
ジラーチと合わせると大抵必要札を回収出来ます

クイックボール 4
全てのポケモンに触れられるので最大です

火打石 3
ここの枚数は正直迷いましたが、3枚でも問題なく回せたのでこの枚数にしました
4枚ある方が早くエネを抱えることが出来ますが、2回使えばエネの約2/3を山から抜くことが行え十分な圧縮になり、3枚目以降はただの死に札になります
早期の段階でコストでトラッシュ出来れば大丈夫ですが、山に残ってしまうと後半のマリィ、リセットスタンプで引かされ腐る恐れがあるのでこの枚数にしました
ふつうのつりざおやビクティニ◇を採用するのであれば4枚の方がいいかもしれません

炎の結晶 4
エネルギー回収 4
トラッシュのエネを回収しなくてはならないので、どちらも最大枚数です
とくに非エク対面の時、よほど最初からエネ管理を行わない限りトラッシュ出来るエネが足りなくなるので、個人的には減らせないとこです

ともだちてちょう 1
後半山が薄くなったときに使うことで、すぐに溶接工から技を打てるようになります
使わないことも多いです

ダートじてんしゃ 4
グッズで2枚掘れるのはこのデッキと相性が良いです
ダートは入れるなら4投以外有り得ないと思ってるので4枚です

ぼうけんのカバン 1
山を2枚圧縮しつつ、ボード、タマゴを回収出来ます
出来ればサイドに落ちないでもらいたい1枚

ビーストブリンガー 1
GX主体のピカゼクや三神ザシアンの三神をこれをつけて倒せると、あとGXかVを取ると勝てるので早く勝負を決められます
自分のサイドが6枚の時にしか効果が働かないので、後半は腐るので1枚です

エスケープボード 2
ジラーチのお供ですね
ジラーチ以外にもミュウやマーシャドーにつけることもあります
ジラーチを確実に動かすためにサイド落ちも考慮し2枚です

しあわせタマゴ 2
技のダメージで気絶したときに手札が7枚になるように引ける優秀なカード
ポケモンが気絶されたあと、ベンチからバトル場にポケモンを出す前に引くことが出来るので、引いたカードを見てから前に出すポケモンを選べるのでしっかり引いたものを確認してから、前にポケモンを出しましょう

グレートキャッチャー 1
わりと直前に入れた1枚
ほとんどの試合で使用したので採用して良かった1枚です

溶接工 4
エネ加速兼ドロソ
これに早く触れることがこのデッキの運命を決めます

ウルトラスペース 1
UBなら何でも持ってこれるスタジアム
ボールの節約にもなるのが良き点

ヒートファクトリー◇ 1
許されるなら4枚入れたい最強カード
許されないので1枚です

炎エネルギー 14
なんとなくしっくりきたのがこの枚数です

採用を検討したカード

アブソル
最近採用が若干落ちてきたことでジラーチが生き生きしてますね
そろそろまた入れるのが流行ると思います
ただ枠的に厳しかったです

カプ・レヒレ
ミラーにおいてエネを節約出来る最強カード
直前まで非常に悩みましたが、まあ無くても勝てたんで(笑)
でもあった方がもっと楽に勝てると思ったし、今回なら入れても無駄じゃなかったと思います

デデンネGX
事故を回避出来る可能性を上げてくれますが、必要札を落とさなきゃいけない可能性と出た後に置物になるので入れませんでした
ミラーにも弱くなるので、個人的にはいりません

ふつうのつりざお
わりと採用されてる構築も多いですが、使わなくても勝てるので入れませんでした

ポケモンいれかえ
あるとジラーチを起動しやすくなります
でも他を削って入れるほどの枠はありませんでした

ビーストエネルギー◇
張れたらトラッシュするエネを節約出来ることが多くなるので強いです
けど確定サーチもなくトラッシュに行かないので回収出来ないので採用を見送りました

以上がレシピと採用理由となります。

以下より当日の対戦の簡易レポートです。
雑な部分も多いのでご了承ください。

予選1回戦
ピカゼク6-4先
こっち順当な周り
相手フルドライブ後4まで言えず渋そう
途中あげても問題なかったのでタッグボルトで2枚抜きされるも最後バーストGXで勝ち

予選2回戦
小ズガ5-4後
当たりたくないと思ってたミラーマッチ
お互いなかなか溶接工に触れない中、こっちが先にサイド先行
途中でオドリドリ取られてずらされるも、相手のエネが切れて時間ギリギリで投了貰い勝ち

予選3回戦
三ザシ0-6後
相手の理想ムーブ
こっち下振れ
タマゴもラボで止められ何も出来ず負け
書くことほぼ無し!

予選4回戦
モクナシゴリラゴリラ6-2先
マリガンでバチンキー見えほぼ勝ちを確信
相手ミュウミュウスタートからのデデチェンジでジュプトルが流れていく
後1で非エクゴリラ立てられるも、サイドレース有利なのでゆっくりめに準備しつつ、前のミュウミュウをブリンガー付きで倒す
返しにマリィ打たれるが溶接工あり、ボールもあったためオドリドリにタッチして、ジラーチと合わせてウッウに加速しベンチのデデンネ取って勝ち

予選5回戦
三神ザシアン6-1先
ジラーチスタート+溶接工、火打石ある状態からスタート
相手タッグコールから入るも三神サイドに全部埋まり持ってこれず。
先2、先3でザシアン、最後三神取って勝ち

全勝卓がIDしたため、予選終了
4-1の予選4位でトナメ進出



トナメ1回戦
小ズガ5-3先
成績表が出た瞬間にミラーなことが分かったのでわりと絶望
こっちが先攻で先にサイドを取ることが出来たが、途中ダートで結晶とズガドーンGXの択となり結晶を選択
これが最後に響き、エネが足りなくなり前を落とすことが相当厳しくなったが、時間切れになってしまいサイドを多く取っていたために勝ち
サイド3枚の時にグレキャ拾えてれば綺麗に勝てたし、そもそもウルスペでズガGXを抱えておけば良かったので、純粋にプレミでした
ミラーや非エク対面は雑にエネを切らないようにしましょう

トナメ2回戦
ピカゼク6-2先
順調に火打石から入れ、次の番に溶接工からジラーチ倒す
相手の流れが渋かったため、そのまま押し切り勝ち

ピカゼク0-4先
初手ズガ、ウッウ、回収、残りエネ
トップズガ、手張りで返したら後1フルドライブされピカゼクにエネ貯まる
しょうがないのでウッウ置いてギリ耐えようとしたら、イツキポケキャで2枚抜かれ種切れ負け
次のトップも解決札ではなかったからどうせ負け

結果ベスト4で宮城CLの優先権獲得
最後事故負けだったのが悔しいですがしゃーなしです。

今回の優勝がピカゼクであり、会場内にもピカゼク、小ズガがとてもたくさんおり、上位にもいました。
三ザシが思ったより勝てていなかったみたいですが、大体の環境読みは間違ってなかったかなと思います。
まあミラー対策のレヒレは入れ得だったなと思いますね。

簡単な立ち回り

このデッキの回し方としては如何に溶接工を早く使えるかです。
まず山を見ることが出来たら溶接工の枚数、ズガドーンの枚数、オドリドリの有無を確認します。
溶接工は山に3枚あれば、順調に山が掘れれば大体引けます。
ズガドーンはメインアタッカーなのでここも確認しておきたいです。
オドリドリは重要なドローエンジンなので、これもあるのと無いのではだいぶ差が出ます。
あとはジラーチやダート、火打石などで山を圧縮し、溶接工に触りましょう。
また非エクデッキなので相手がタッグ主体のデッキであればサイドレースが有利なので、あえて先に相手にサイドを与え、ジラーチとオドリドリを絡めながら山を掘り進めることで捲ることが出来ます。
ただし三神ザシアンにはそうはいきません。
他のデッキなら6体倒されるまでに倒しきればいいですが、三ザシは3体倒されると終わってしまうので、アルティメットレイを撃たれるか撃たれないかでほぼ勝負が決まります。
撃たれたら言っちゃなんですがほぼ負けます。
三神強すぎる…
基本的には勝てますが、ピカゼク対面の場合はなるべく早めにミュウを置いておきましょう。
そうすることで勝つ確率が大幅に上がります。

因みに上の方でも書きましたが、LOはほぼ捨ててます。
ビクティニ◇を入れると勝てる確率が若干生まれますが、当たらないことを祈る方が強いです←
実際会場には自分の知る限りでは2人であり、1人はトナメに上がってましたが、まあ当たらなかったですね。

終わりに

今回新弾発売直後ということもあり、まだ新しいカードの環境が進んでいなかったことと、そこまで小ズガの対策をされていなかったことが今回の結果に繋がりました。
今回だいぶ小ズガが暴れたので、今後は干渉札を詰んだデッキが多くなる可能性があります。
ただ後半になればなるほど山が薄くなってくるので、手札を山に返されても大抵復旧が可能です。
なので前を倒すことに必死になり、後々必要なリソースを切ってしまわぬように、手札を山に返されることを想定した動きをあらかじめにしておきましょう。

以上で今回の記事を終わろうと思います。
また別の記事があげられましたらそのときはよろしくお願いします。
ここまで読んでくださって誠にありがとうございます。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?