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「絶対に仕事辞める!」と思ったあの日から、1年たった

「仕事辞めたい!絶対に辞めてやる!」と思ったあの日から、約1年たった。
現在、仕事は辞めていない。
辞める目途もたっていない。

この1年間、結局転職活動はしなかった。勢いで買ったTOEIC対策の本にはホコリがかぶっている。
ライターになるんだ!と決意してキャリアスクール「SHElikes」に入会したが、挫折。もうすぐ入会して半年が経とうとしているが、受講料はしばらく回収できそうにない。

ただただもがいた苦しい1年だった。

でも今、胸をはって言いたいと思う。

「わたしに必要な1年間だった!」

読書&自己分析の日々

1年前の3月、理不尽な人事異動をきっかけに、今までたまっていた仕事のもやもやが大爆発。
一生この組織に所属して、この仕事を続けるなんて耐えられない!とわたしの心がはっきりと叫んだ。
「仕事辞めたい!来年の4月までに辞めてやる!」と決意した。

最初はとにかく転職しよう、と思いなんとなくTOEICの勉強を始めた。
しかしキャリアへの思いは、次第に「やりたいことを見つけて仕事にしたい」「理想の働き方を実現したい」に変化。

「考え方」や「選択肢」を知らなければ!と思い、自己啓発本を乱読した。
就職活動ぶりの自己分析をし、理想について思い描いた。
悩んで考えて、何度も何度もノートに想いを書きなぐった。色んなワークにも取り組んだ。

とはいえ、28年間見つからなかった「やりたいこと」に、突然びびっと出会えるはずもなく。
過ぎ去っていく時間に焦る中、答えがない、そもそも本当にあるのか分からない「やりたいこと」を探すのは、なかなかにしんどい道のりだった。
(今思えば、ゴールが明確で、道のりがきれいに整備されていた受験勉強って、とっても恵まれていた…!)

キャリアスクールSHElikesに入会

自己分析をすること半年。季節はあっという間に秋になった。
理想の働き方を思い描くうちに、「ライターになりたい」という思いがめばえた。
そろそろ何かを始めきゃ、一歩踏み出さなきゃ、と半ば焦りのようなものを感じていたわたしは、キャリアスクール「SHElikes」に入会。
しかし結局、ライターは「憧れ」であり「やりたいこと」ではないと気がつき、「ライターになりたい」は手放すことにした。

もう一度、自分と向き合う

10か月かかって、わたしは振り出しに戻ってしまった。
けれど、不思議と絶望はしていなかった。
わたしは、どちらかというとネガティブで、失敗するのを恐れて安全な道を選んできたタイプ。少しの失敗を引きずって「自分には無理だ」と諦めてしまったことは数えきれない。

今回も、「やっぱり会社辞めるなんて、甘い考えだったよね。」「やりたいことは簡単には見つからないよ」
そう自分を納得させて、諦めてもおかしくなかった。
けれど、1ミリもそんな風には思わなかった。

乱読した様々な本やキャリアスクール「SHElikes」での学びが、少しずつ少しずつ、わたしの中に養分として染みわたり、自分でも気が付かないうちにマインドが変化していたのだ。

過去と他人は変えられない。
どんなに今の会社を選んだ過去の自分を嘆いても、人事異動を恨んでも、世界は何一つ変わらない。どうしようもできない。
けれど、「今この瞬間、私がどんな風に考えて、どう行動するのか」は、自分で選ぶことができる。

もう一度、自分と向き合って、どんな風に生きたいのか考えて、選択しよう。
これまでの人生で一番、前向きに考えることができた。

気がついたわたしの望み

そして2月、思い立って受けたストレングスコーチングを通して、私はようやく1つの望みにたどり着くことができた。

この1年間で、もがきながら集めてきてたいろんな「パーツ」たちが、するするとつながっていくような、不思議な感覚を覚えた。
書きなぐってきたノートを読み返して、「なあんだ。ここに書いてあるじゃないか。」と思った。
探してきた答えは、確かに自分の中にあったのだ。

すべてが今につながっている

この1年間で雷に打たれるような大きな出会いや発見はなかった。
けれど、たくさんの「かけら」たちに出会った。
小さな小さな「かけら」たちは、時には消化しきれず私の中をふわふわと浮遊し、時には養分として染みわたり、時には「かけら」同士が反応して別の「かけら」が生まれたりした。

「かけら」たちは響き合い、つながり、少しずつ少しずつ、じわりじわりと私を満たしていった。

1年前の私が、今の私の姿を知ったら絶望するかもしれない。
「何にも変わってないじゃん!この1年間ムダだったの!?」
と怒られるかもしれない。

けれどわたしは、笑顔で叫びたいと思う。
「ううん。目には見えないけれど、全然ちがうの。わたしは変わったよ!」

今の私は、自分の想いに耳を傾けることができる。
他人のせいにせず、世界のせいにせず、自分の足で歩くことができる。

さあ、また4月から新しい1年が始まる。
どこへ行くかはわたし次第だ。
1つ1つの出会いに感謝しながら、自分のペースで歩んでいこう。


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