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思考×熱量

「思考をとめどもなく言葉として口から発せる人」にとても興味がある。

昔はJ-WAVEでジョンカビラさんの番組を聞くのが好きだった。今は落合陽一さんとか動画を見始めてしまうと結構見入ってしまう。もちろん思考のレベルも全然違うし、詰まっている量も雲泥の差があるのはわかっているが、どうしてこう、用意のない問いかけにスラスラと言葉を口に出せるのだろう。その、思考を即座に口に出せる技が私にはない。

私は思考を言葉にするのに時間がかかる(と思っている)。だから言葉が完成しないまま口に出さず終わってしまう事が多い。かと言って、悔しい思いをしているわけではなく、心の底で、別に今言わなくてもよかったことだからまぁいいやとさえ思っている。そんな訳で少し時間を置けるテキストやメールのが会話がきれいに成立することのが多い。

英会話にしてもそうだ。アメリカ在住して7年が経った。流石に初年度よりは英単語のボキャブラリーも英語圏での経験も増えたはずだ。でも、初年度の頃の方が物凄く英語で話していた。今は、なんだか英会話がめんどうに思える時があり、挨拶して笑顔を放ち、ただただ聞いて頷くという常習犯を繰り返している。間違えたらどうしようとか周りの評価を気にするとか、そういうのはもう気にしなくなったし、話す内容がないというわけでもない。人が熱く語るを聞くのは今でもとても好きだから人嫌いになったわけではない。いつも何か考えてもいる。だから、考えてないだけじゃん。で済む問題でもない。ただ言えるのは言葉に変換するのが遅い自分に面倒くささを感じているのだ。その面倒臭さが発言までの工程を滞らせているとも言えるかも知れない。。

しかし、普段そんな状態の私でも流暢に口から英語が出てくるときがある。ちょっとした緊急事態による窓口での質問やクレームの語り具合は、自分でもびっくりするほど、落ち着いてスラスラ英語を話している。大学卒業して初めて就職した職場でも、恐れ多いが、インストラクターとして人前で何年も指導していた経験もある。自分でも不思議なくらい、なんであんなにすんなり話していたのだろうと思う。。となると、自分は本当に言葉に変換するのが遅いのか?というのも疑う余地がでてきた。

考えてみると、ただ単に、伝えたいという気持ち(熱量)が強かったときはスラスラと話せている。そんな単純な事に行きついた。

発言の大元になる思考自体はその人が仕入れた知識や経験やアイディアや、その量と質に起因するので思考のレベルに関しては置いとくとして、「思考→言葉→発言」に至るまでのスピードはその熱量の高さによるのではないのだろうか。

発言力の強い人に良くも悪くも多くの人は惹かれるものだ。もしかしたらその秘めた熱量の熱さのせいかもしれない。

「思考×熱量=発言力」

私個人の問題点はこんな風な式で解けそうです。

最近、熱量ないなワタシ。。。







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